照明の話⑨ 子供部屋は便利さを優先してもいい

これまで、シーリングライト一つで部屋全体を明るくする照明について、少し否定的なお話もしてきました。ただ、すべての部屋に同じ考え方を当てはめる必要はありません。特に子供部屋では、雰囲気よりも使いやすさを優先して、シーリングライトが適している場合もあると思っています。

子供部屋には、シーリングライトの便利さが合う

子供部屋では、部屋全体をしっかり照らせるシーリングライトも実用的です。

リビングなどでは、壁を照らしたり、必要な場所に光をつくったりすることを大切にしています。

一方で子供部屋は、勉強をしたり、本を読んだり、着替えたり、遊んだりと、一つの部屋をいろいろな用途で使います。

家具の位置も、成長とともに変わっていくでしょう。

そう考えると、部屋全体をしっかり明るくできるシーリングライトは、とても実用的な照明です。

照明は見た目だけではなく、その部屋でどう暮らすかに合わせて選ぶものだと思います。

調光・調色、リモコンも便利です

就寝時は、常夜灯にもできる
(就寝時には常夜灯にもできる)

最近のシーリングライトには、明るさを変える「調光」や、光の色を変える「調色」ができるものがあります。

勉強するときは明るめに、夜ゆっくりするときは少し明るさを落とすなど、使い方に合わせて調整できるのは便利ですね。

また、リモコンがあれば、ベッドに入ってから照明を消すこともできます。

リモコン操作に対応したシーリングライトなら、スマートリモコンを組み合わせて、スマートフォンや音声で操作する方法もあります。

こうした機能は、毎日使う子供部屋では、デザイン以上に役立つこともあると思います。

部屋によって、照明の正解は変わる

家具の配置が変わりやすい子供部屋だからこそ、使いやすさを考えた照明計画を。

これまでの照明の話を読むと、「シーリングライトは使わないほうがいい」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、私が大切だと思うのは、器具の種類を決めつけることではありません。

リビングにはリビングに合った照明があり、ダイニングには食卓を照らす光があり、子供部屋には子供部屋なりの使いやすさがあります。

その部屋で誰が、どんなふうに過ごすのか。

そこから照明を考えることが、結局は一番使いやすい家につながるのだと思います。

■まとめ

照明計画は、すべての部屋を同じ考え方でつくるものではありません。特に子供部屋は、成長や模様替えにも対応しやすい、シンプルで便利な照明が合うこともあります。見た目と使いやすさ、その両方を考えて選びたいですね。

ライフ・コア デザインオフィスでは、部屋ごとの用途に合わせた照明の考え方もご説明しています。家づくりや照明計画のご相談は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

カテゴリー: 照明 | コメントをどうぞ

照明の話⑧ 間接照明は交換まで考える

前回は、同じ電球色でもLEDによって光の色に違いがあるというお話をしました。今回は、その中でも当社でよく使うテープライトについてです。間接照明はきれいに光らせることも大切ですが、私はそれ以上に、将来きちんと交換できるようにしておくことが大切だと考えています。

完成したときに見えるのは「光」だけ

各段に仕込んだテープライトで、飾ったものを柔らかく照らしています。

写真は、モデルルーム「DUNE」の階段につくった飾り棚です。

各段の上部にテープライトを横一直線に通し、棚に置いたものを上から柔らかく照らすようにしています。

完成すると見えるのは光だけで、配線やコンセント、ACアダプターなどは表から見えません。

間接照明は、この「照明器具が見えず、光だけが見える」ところがきれいなのですが、見えなくすることと、触れなくしてしまうことは別だと考えています。

コンセントも電源も、交換できる場所へ

普段は見えないように納めながら、必要なときには開けられるようにしています。

テープライトを使うためには、電源につなぐACアダプターなどが必要になります。

DUNEでは、各段ごとにコンセントを設け、テープライトの電源や調光器を棚の中に納めています。

棚の中にはコンセントと電源・調光器を設置し、将来の交換にも対応できるようにしています。

普段は木製のカバーで隠しているので、正面からは見えません。

しかしカバーを外せば手が届き、ACアダプターや調光器を確認したり、必要になれば交換したりできるようにしています。

設備はいつか不具合が起きる可能性がありますから、「壊れたときにどうするか」まで最初に考えておくことが大切です。

壁のスイッチで普通の照明と同じように

階段飾りの正面

もう一つ工夫しているのが、コンセントを壁の照明スイッチと連動させていることです。

つまり、棚の中にあるACアダプターの電源を、普段使う壁のスイッチでまとめて入り切りできます。

間接照明だからといって、毎回棚の中まで手を入れて操作する必要はありません。

見た目はすっきりさせながら、日常の使い方はできるだけ簡単に。そして将来テープライトそのものを交換するときにも、工事が大掛かりにならないようにしておく。

こうした見えない部分の納まりまで考えておくことも、照明計画の大切なところだと思っています。

■まとめ

間接照明は、完成したときの美しさだけでなく、何年か先に交換するときのことまで考えておきたいものです。普段は見えない配線や電源の納め方ですが、こういう部分こそ、長く安心して使うためには大切だと思います。

モデルルーム「DUNE」では、間接照明の見え方だけでなく、こうした見えない納まりもご覧いただけます。見学のご予約は公式LINEからお気軽にどうぞ。

カテゴリー: 照明 | コメントをどうぞ

照明の話⑦ 同じ電球色でも、光の色は同じではない

これまで照明の配置や器具の使い方について書いてきましたが、今日は少し違う角度から「光の色」のお話です。LED照明では、同じ「電球色」と表示されていても、実際に点灯してみると微妙に色が違って見えることがあります。今回は、そんな照明選びで気をつけていることを書いてみます。

同じ「電球色」でも、並べると違いが分かる

いろいろな照明が混在しても色を合わせる
(温白色ですが、テープライトもお客様と事前に色合わせを確認しました)

照明器具を選ぶとき、「電球色」と書かれていれば、どれも同じような光だと思われるかもしれません。

ところが実際には、メーカーや製品によって、少し黄色く見えたり、赤みを感じたりと、微妙な違いがあります。

単独で点けていると気にならなくても、同じ部屋の中で違う照明を一緒に点けると、その差が意外と分かることがあります。

せっかく落ち着いた照明計画をしても、光の色がちぐはぐになると、なんとなくまとまりのない印象になってしまいます。

そのため当社では、なるべく同じ空間では、照明のメーカーや光の色を揃えるように考えています。

テープライトは、さらに色の違いが出やすい

階段奥のブラケットが開口部から覗きます
(テープライトを多用した例)

間接照明などに使うテープライトも同じです。

こちらも「電球色」と表示されていても、製品によって色の見え方には違いがあります。

特に間接照明は、壁や天井に光を広げて見せるため、その光の色そのものが空間の雰囲気に大きく影響します。

価格だけで選んでしまうと、思っていた色と違ったり、ほかの照明との色が合わなかったりすることもあります。

当社では、少し価格は上がりますが、「イルミカ」という会社のテープライトを使用しています。これも、実際の光を見ながら選んできた結果です。

照明は「点いたとき」まで見て選びたい

キッチンだけエジソンランプで色が違います

(キッチンだけエジソンランプで色が違います)

照明器具は、カタログで見た形やデザインだけでは分からない部分があります。

実際に点灯したときの明るさや光の広がり、そして今回お話しした光の色も、そのひとつです。

特に一つの空間で、ダウンライト、ペンダント、ブラケット、間接照明など複数の照明を組み合わせる場合は、それぞれの光が一緒になったときの見え方を考えることが大切です。

照明は器具を選んで終わりではなく、夜になって点灯したときに、空間全体がどう見えるかまで考えて計画したいと思っています。

■まとめ

同じ「電球色」という名前でも、実際の光には少しずつ違いがあります。小さな違いですが、毎日過ごす家だからこそ、光の色まで揃えてあげると、夜の空間がより落ち着いて見えるものです。次回は、テープライトを使った間接照明の納まりについてお話ししたいと思います。

モデルルームでは、写真だけでは分かりにくい照明の色や光の広がり方も実際にご覧いただけます。見学のご予約は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

カテゴリー: 照明 | コメントをどうぞ

プロフィール

image
株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

最近のエントリー

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

年別アーカイブ

検索