窓のないトイレを心地よく整える工夫
今日は、先日の見学会にお越しいただいたお客様が、モデルルーム見学にも来てくださいました。お話も楽しく、つい時間を忘れるほどでした。モデルルームは気軽にご覧いただけますので、家づくりをご検討中の方は、ぜひ公式LINEからお申し込みいただけたらと思います。
トイレに窓を付けない計画も、今ではずいぶん一般的になってきましたが、当社ではかなり以前から取り入れてきました。
その理由のひとつが、24時間動き続ける第3種換気システムです。常に空気を動かしてくれるので、窓がなくても安心して計画しやすくなります。
窓がない分、壁面をすっきり使えますし、外観デザインとのバランスも取りやすくなります。小さな空間ほど、こうした積み重ねが効いてくるものだと感じます。
なお、こうした窓のないトイレ計画は、第3種換気だからこそ取り入れやすい面もあります。第1種換気の場合は、トイレや浴室を個別換気とする計画も多いため、同じ感覚で単純におすすめできるとは限りません。換気方式ごとの特徴を見ながら考えることが大切です。
このトイレは、背面のスリット部分に光を落として、やわらかな間接照明のように見せるつくりにしています。
もともとは手洗いのニッチ部分にダウンライトを入れる案で考えていましたが、奥様からペンダント照明のご提案をいただき、現場で変更対応しました。
結果として、この判断がとても良かったと思います。ガラスグローブのやわらかな揺らぎが壁に映り、小さな空間の中に印象的な表情が生まれました。
入った瞬間に、ふっと目が留まるような、そんな灯りになったと思います。
壁紙と床は落ち着いた無機質な色合いでまとめ、そこに木目の天井とカウンターを合わせました。
さらに、手洗いには存在感のある信楽焼のボウルを納めています。焼き物ならではの質感が加わることで、空間にやさしい奥行きが出てきます。
トイレは決して広い場所ではありませんが、だからこそ照明や素材の選び方で印象が大きく変わります。
見え方だけでなく、入ったときの気持ちまで整うような空間にしたい。そんな思いで、時間と手間をかけて設計した場所です。
毎日使う場所ほど、少しの工夫で心地よさが大きく変わるものです。派手ではなくても、きちんと整えた空間の積み重ねが、暮らし全体の満足感につながるのだと思います。
ライフ・コア デザインオフィスのモデルルーム見学は、公式LINEからお気軽にお申し込みいただけます。家づくりのご相談もあわせてお待ちしております。
夜も美しい吹き抜け玄関のつくり方
今日は、昨日に続いて吹き抜けのある玄関の“夜の表情”をご紹介します。昼は自然光がたっぷり入る吹き抜けも、夜になると光の入れ方次第で印象が大きく変わります。今回は、通常目障りとなってしまう納まりをデザイン的により美しく見せる方法へと組み替えていったお話です。
吹き抜けのある玄関は、昼間は上から光が落ちてきて、とても気持ちのいい空間になります。
ただ、夜になると話は少し変わってきます。明かりの計画が足りないと、天井の高い部分だけが暗く残ってしまい、せっかくの吹き抜けが少し寂しく見えてしまうことがあります。
だからこそ、夜にどう見えるかまで考えておくことが、吹き抜けを活かすうえで大切だと感じています。
当初は、隠れた壁面にスポットライトを設けて、上向きに照らす方法を考えていました。
ところが、LDK入口に引き戸を設けたいというご要望から、レールを納めるための小壁が必要になりました。
そこで、その小壁をただの必要条件で終わらせず、反対側の吹き抜け上部にも対になる壁を設け、両側に間接照明を入れるご提案をしました。
結果として、空間にまとまりが生まれ、夜の玄関をやわらかく包む光の演出にもつながったと思います。
こうした照明計画は、見た目だけ整えば良いわけではありません。
今回は、玄関ニッチ・吹き抜け・玄関框下の3か所に分けて配線し、さらに浴室の天井点検口からACアダプターを管理できるよう工夫しました。
交換や点検がしやすいようにしておくことも、工務店として大切な役割だと思っています。
また、ニッチ裏の階段ブラケット照明が、玄関から見上げたときに開口越しにちょうど見えるよう納めたのも、空間に奥行きを感じてもらえる見どころの一つです。
間取りは図面の上で決まっていても、現場ではさらに良くできる答えが見つかることがあります。使いやすさと美しさ、その両方を大切にしながら、一つひとつ形にしていきたいと思います。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりにご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。写真だけでは伝わりにくい空間の広がりや光の美しさも、実際のお話を交えながら丁寧にご案内いたします。
使いやすさを考えた配管隠しの工夫
今日は、越前市のお宅のお引渡しでした。ぎりぎりの完成にはなりましたが、息子が工夫して作った洗濯機まわりの配管隠し用の台も、無事に納めることができました。目立たない部分ではありますが、こういうところにこそ、住みやすさへの配慮が表れるように思います。
洗濯機まわりの配管は、ただ隠せばよいというものではありません。壁との隙間に寄りすぎると、いざという時に手が入りにくくなり、点検やお手入れがしづらくなってしまいます。今回は、将来のメンテナンスのしやすさも考えて、アイロン台カウンターの下に、触りやすい位置で納めるようにしました。
普段は意識しにくい部分ですが、長く暮らしていく住まいだからこそ、こうした配慮は大切だと考えています。
もちろん、配管が触りやすいだけなら、そのままでも役目は果たします。ただ、それでは配管が見えたままになり、空間としても使いづらくなってしまいます。そこで、ここに蓋にもなり、台座としても使えるものを作ろうと、息子と一緒に考えました。
完成した台を載せることで、上に物を置けるようになり、見た目もすっきりします。配管の上にほこりが溜まりにくくなるので、掃除のしやすさという面でも意味のある工夫になりました。
今回のこの台は、お客様からご要望をいただいたものではありません。それでも、実際に使う場面を想像すると、あったほうがきっと便利だと感じました。そこで、息子がお施主様へのプレゼントの気持ちも込めて製作したものです。
大きな設備や華やかなデザインだけでなく、こうした細かな部分まで気を配って仕上げていくことが、住まい全体の満足感につながっていくのだと思います。引渡しの日に、そんな形ある思いやりも一緒にお渡しできたことを、嬉しく思いました。
家づくりは、図面に描かれたものをそのまま形にするだけでは終わりません。暮らし始めてからの使いやすさまで想像しながら、ひと手間を重ねることを、これからも大切にしていきたいと思います。
住まいの細かな工夫や、実際の使いやすさについて気になることがありましたら、どうぞ公式LINEからお気軽にご相談ください。












