ドーナツの表現
今日は、設計作業と、午前中お客様来社。午後はお客様宅訪問打合せでした。
時折、はげしい雨が降る天候不順な1日でしたね。
さて、今日は次男からLINEで送られてきた画像の紹介です。
ドーナツですね。
こちらもドーナツの写真です。
これを絵に描いたんですね。図形的な直線と円を使いながら表現しています。
これは、単に模写するのではなく、特徴を掴むことに重きを置いています。それと表現手法。
いかに人に伝えられるかが大事なところなんでしょうね。
デザインも奥が深いなと思います。
色褪せない建築
今日は、朝一リフォーム現場確認と打合せと指示。その後花堂の現場で養生めくりと外回りの片付け作業。
午後は発注作業、見積作業、施工図作成など。夕方にまたリフォーム現場で左官屋さんと打合せでした。
仕事から帰って、美容室にカットに行ってきました。
いつも店長さんと建築やデザイン談義になるのですが、今日は店長さん夏休みに「国立西洋美術館」に行ってきて、これは私に紹介しなきゃって思ったそうで、ほんと奇遇で私もお盆休みに見てきたところでした。
もう、まったく感想が同じで、すごく良かったねという話で盛り上がりました。
展示されている絵なんて目もくれなくて、建物の写真ばかり撮ってきたとのこと。私も一緒でした。
階段のディテールなんかも、その古き時代の味のある雰囲気が出ています。手摺がけっこう太かったりしてね。
古い建物なのに、まったく色褪せない優れたデザインと空間構成。ほんと感心しました。
建築と言うのは、形になって残るものになります。
それが建築屋の名誉なことであり、また自身を律するべきところでもありますね。
製作の過程
今日は、朝一リフォーム現場で大工さんと電気屋さんと打合せ。
その後花堂の現場で、コーキング工事の指示と電気屋さん打合せ。
その他は、見積作業と施工図の作成を行いました。
まだまだ設計や段取りに時間が欲しいところです。
こちらは、次男のデザイン作品です。シンメトリーなものを表現する課題だったかな。どう表現するかは自由。
デザインを描く前に、きちんとノートを作っています。設計図もしくは施工図みたいなものですね。
こちらも、色を確認したりしてます。こうしたものをきちんと製作の過程として保管しています。意味合いなどの文章も別に書き残しています。
「白」と言ってもいろいろあります。こちらは、これまでに自分で調合して作った色のサンプル帳ですね。ここから、これを使おうという色を選ぶそうです。
オリンピックのデザインで、一人のデザイナーが模倣とやり玉に挙げられましたが、こうした積み上げの上でデザインと言うのは造られていきます。
素人が単純に批判できるものではないんじゃないかなと思うところがありますね。
表に出ないところでの頑張りがあって、作品は出来上がっていくものです。
国立西洋美術館
今日は、朝一リフォーム現場でレベル測量。その後花堂の現場で、お客様と一緒に鉄管を切断ねじ切りをして、階段手摺の作成。お昼前にリフォーム現場確認。
午後は、風で養生が壊れてしまったので、補強作業。その後また鉄管の手摺の組立作業を行いました。また完成したらお見せしたいですね。
さて、今日は東京でもうひとつ見学してきた、国立西洋美術館の写真を載せます。
世界文化遺産になった、建築家のル・コルビュジェの作品ですね。
普遍的に美しいデザインです。
一度見てみたいと思った、吹抜けの上のトップライトです。
2階ロビーからも見られます。
2階ロビーから見上げるとこんな感じ。
模型が置いてありました。
地下の方にも光が落ちてくる広いホールがありました。
ル・コルビュジェの作品の中でも好きな作品となりました。見てよかった。
グランド・サード・リビング他 紹介
今日は、リフォーム現場でサッシの開口部が外されたので、仮囲いを造る作業を行いました。
設備工事、電気工事も、解体に合わせて随時来てもらい打ち合わせもしながら。
さて、今日でHOUSE VISION2の紹介も最後にしようと思います。
こちらは、トヨタと隈研吾氏のコラボで「グランド・サード・リビング」という題名。
PHVのプリウスがあれば、電源もあるしリビングを持ち歩けますよ。という提案。
もうすでに、他社でもCMで表現されていると思いますが・・・。
伸縮性のあるファブリックと一般的な垂木で構成できると言う事が書いてありましたが。
ベース部分はこんな感じで組立てて。
座ってみましたが、あまり快適性は感じられず・・・。
組立にしても煩雑になるだろうと思いましたし、まだ普通のタープの方がいいですね。
この提案は、アウトドアで電源が使えるという利点に、もうとひねり欲しかった・・・。
こちらは、AGFと吉野杉の家で紹介した、長谷川豪氏のコラボで、「冷涼珈琲店」です。
のれんが、そのまま屋根になっているデザインで、写真のように風でなびいて、とてもさわやかさを演出しておりました。
会場のゲートから、チケットセンターと蔦屋書店を構成しているのは、隈研吾さんの木組みデザイン。
書店内部にも、この木組みが構成されていて、ちゃんと本棚やディスプレイになっていて感心しましたね。
以上で、ご紹介は終ります。実はもう1件あったのですが、こちらはバーチャル・リアリティーの紹介でしたので割愛しました。
それでも日記にまとめると、盛り沢山だったなと思います。写真を整理しながら、なんとか終わったので、夏休みの宿題をやり切った感じですね。
でも、よい勉強になりました。いろんなイメージを引出しに入れてきましたので、またなにかの時、発想が役に立つことと思います。
内と外の間、家具と部屋の間 紹介
今日は、午前中増築工事のお客様宅訪問打合せ。午後は事務所で設計作業の後、15時からお客様来社打合せでした。2件とも密なお打合せが出来ました。
さて、今日の写真です。
こちらは、TOTOとYKK-apと建築家の五十嵐淳氏と家具デザイナーの藤森泰司氏のコラボ作品です。
入口を入るとカーテンのエントランスですが、そこを抜けるとそれぞれの用途の部屋に入る窓が配置されています。
模型を見るとこんな感じの建物です。
こちらは、中に入ることが出来ませんでしたが、お風呂のスペースですね。
内風呂と半屋外のお風呂があります。
外から見るとこんな感じです。
こちらは、洗面のスペース。
それと、トイレです。TOTOさんの商品ですね。
トイレの奥に書斎スペース。なかなか落ち着いた場所になっています。
向こうにキッチンがあって、こちらにお茶を出してくれそうな丸いカウンターの窓ですが、どうやって向こうに行くのかな?
外から見たダイニングキッチンスペース。手前が半屋外で、ここでもお茶出来そうですね。
天井は低そうですが、座るといい感じになると思います。
YKKさんのブースなのにサッシが無いなと思いますが、窓がテーマになっていて、窓の枠の奥行の中に機能を持たせたという発想のようです。
丸いキッチンと床がそのままベンチになったようなデザイン。でもやっぱりどこから入るのかわかりません。
丸いレンジフードがかわいらしいですね。
こちらは、奥に入っていくとベッドルームのようです。通路から段差が出来ているので、そのままそこが寝る高さになるようです。
くつろぐ、の間といって、壁とソファーが一体化していますね。家具と建築の融合を形にしたみたいです。
ウッドデッキも、背もたれもデッキが斜めに張られていて、座ってくつろぐためのものになっています。
外から見るとこんな感じ。屋根もあるし、開放具合もちょうどいいかもしれません。
ちょっと極端な建物でしたが、アイデアの中には真似したいものもあって勉強になりました。
木目の家 紹介
今日は、朝一リフォーム解体の現場指示打合せ。その後、古いお客様からお電話をいただきメンテナンスの依頼で三国まで。懐かしかったですね。
その後日中は、設計作業に没頭し、夕方また解体現場の状況確認と打合せを行いました。
さて、今日の写真です。
木の角材が転がしてあるような建物です。人が小人になったみたいですね。
年輪が、きれいに横のほうまで再現されていますね。
段々になった箇所も年輪がきちんと再現されていて憎いですね。上にも上がってみたくなりました。
実によく出来た印刷ですが、こちら凸版印刷さんと日本デザインセンター原デザイン研究所のコラボ作品です。原研哉さんは、今回のイベントの製作・進行の方ですね。
内部も面白い。天井にも階段のデザインがあって、不思議な感じです。
凸凹のあるものも、全て印刷と言いますから驚きです。
ガラスフィルムがセンサーによって白から透明になって、中のこのオブジェが見えたりします。
壁にも文字が浮き出てきたりします。電気が入らないとわかりません。
歩いているとセンサーが働いて、矢印が浮き上がります。とにかくセンサー自体もどこにあるかわからない。フィルムの中に隠されているんですね。
美しくて、丈夫であればいいと思いましたが、さらにセンサーの活用や透過するフィルムなど、
建築材料として今後ますます活用を期待したいものでした。
市松の水辺 紹介
今日は、朝一リフォームの現場の解体工事が始まったので、現場指示と作業。10時から別のリフォーム現場で基礎屋さんと打合せ。その後また解体工事現場で養生作業。
午後は、リフォーム現場のキッチンの打合せ。その後花堂の現場で塗装とコーキング作業。夕方また解体現場の確認作業でした。
さて、今日の写真です。
こちらのブースだけ木の格子で覆われております。
決まった寸法の板をずらしてピッチを変えて組み合わせています。
上部につなぎが入っていますね。無いほうがいいかと思うのですが、たぶん木が反って暴れるからでしょうね。
中は市松にデザインされた家ではなくて水辺だそうです。
足湯ではないのですが、暑い夏ですから水が張ってあるだけですね。
すべて木を木端立てにして、組んであります。芝もきれいに植えられてますね。
こちらは、住友林業と建築家の隈研吾氏のコラボ。それにプラス西畠清順さん。プラントハンターと呼ばれる方ですが、樹木を提供されています。
1本1本、とても凝った2色の楓の樹なんですが、ちょっと数が多すぎじゃないかなと・・・残念な気がしました。
木のロッカーのデザインがいいですね。裏表で使えるようになっています。
こちらは、ゴミ箱と、それに掃除道具がかけてありました。こんなのを見ると日曜大工で作りたくなりました。
コンセプトは、「都市のどこにでも庭を創出できる。」ということだそうです。
凝縮と解放の家 紹介2
今日は、午前中リフォームの現場確認の後、花堂の現場でコーキングや塗装作業。午後は、設計作業と見積作業を行いました。
さて、今日の写真です。
こちら、水廻りを一つの箱に凝縮したユニットで、タイトルが「ライフコア」だとか。うちの名前じゃんと思いながら、興味深く見させていただきました。
トイレの奥にある穴は、照明を兼ねた手洗い器。
手を入れるとセンサーで水が出たり乾かせたり、下が斜め奥に傾斜していて、水を落とせる仕組みのようです。
洗面カウンターですね。間接照明が入ってスッキリしたデザイン。
左手に洗濯機が組み込まれていました。
反対側は、キッチンになっています。IHは1口ですが、フードも組み込まれていました。
こちらは、お風呂ですね。壁から倒して出てきます。左手のスリットから滝のようにお湯が出るそうです。
シャワーとかはこちらに納まっています。でも水はねとか大丈夫かな・・・。
と思ったら、ガラス戸が出てきて、閉じれるようです。
お風呂を起こして、仕舞うとこんな感じに壁に納まります。
お風呂の天井部分ですが、このパンチングの穴から透けて見えるように、配管関係が全て上を通って外に排出するという考え。
なので、間取り上自由に、このコアの位置を配置できると言う発想ですね。
配管の外は、こんな緑の空間に、設備関係の物を隠しておくようです。
外から見るとこんな感じ。室外機などが、無骨に外に露出しているよりいいですね。
こちら寝室のベッドも壁に収納出来るタイプ。横のサイドテーブルの感じがいいですね。
ベッドも設計させていただけたら、こんなのを作りたいですね。
こちらも紙パイプを使ったデザイン。バランスがいいと思います。
発想の面白さまり、総じて見ごたえのある建物でしたね。
凝縮と解放の家 紹介1
今日は午前中リフォーム現場養生作業。午後は花堂の現場で作業でした。
さて、今日の写真です。
こちらは、LIXILと建築家の坂茂氏のコラボ作品です。とても特徴の多い建物なので、2回に分けてご紹介します。
こちらポーチ部分の屋根が広く水平に突き出ています。
床もセメント板を敷き詰めて水平ですね。
右手にエントランスがあって、左側の板張り壁の部分。ここが実は部屋ごと外にスライドして引き出せるんだそうです。内部を広く使いたいときのためだそうです。
エントランスのドアは、取っ手が無いですね。
内側は板の一部が押されるとロックが外れる仕組み。
外側もスリットの中に、レバーが隠れていて、ロックを外すようになっています。
これは実際に商品化されると面白いですね。
エントランスに入ると間仕切り壁に、板氏が設計でよく使われる紙パイプを使った壁が見られました。
実際に見ると、思っていたより丈夫そうです。
端部の納まりも手が込んでますね。これを作ってと言われると大変ですが。
一見、集成梁の構造かと思いきや、紙のハニカムボードを合板で挟み込んで作った構造材です。
軽さと強さを兼ね備えたものですね。
エントランス横の寝室スペースです。ここが外に引き出せるとか。
寝室の上はロフトスペースでしょうか。はしごとかは用意されていませんでしたが。
見学していたら、窓が開き始めました。
水平まで上がり切りました。
外に出て写すとこんな感じです。
大開口の右側は、スライドして回転して側面に納まるようです。
LIXILさん、こういうの実用化するんでしょうか気になります。
この建物の屋根と外壁は、テント生地で出来ています。張替も出来ます。
板氏は、仮設住宅で活躍された方なので、構造を軽くすることや工期を短くする工夫、さらにローコストなど、発想に思いやりがある方だと思います。
明日は、内部の設備のご紹介をします。