キャットウォーク
今日は、午前中現場作業と確認。午後から設計作業。夕方からまた現場確認と作業に行ってきました。
こちら、何だろうって思いますよね。
実は猫ちゃんが、梁の上を歩くためのキャットウォークなんです。
長男が、夏休みで帰宅している間に作らせたものです。
こんなふうに、ロフトの開口の床高と、梁の天端に段差がありますので、斜めにかかっています。
単純に板を渡すだけでもよかったのですが、それでは、なにか面白みがないですよね。
ロープと板で、吊り橋にしようかとも考えましたが、板と板の間に足を挟むかなとか、揺れて落ちてしまうかなとか考えて、結局はしご状に落ち着きました。
実際に猫ちゃんが渡っている姿が見てみたいものです。
不変のモノを
今日は、朝にエアコン屋さんから連絡があって、急遽現場に行き確認指示。帰ってからまた設計作業。午後からお客様来社打合せでした。
昨日、お施主様がご自身で買われた照明を付けてくださったので見てきました。
モノクロ写真ではありません。ブラック塗装のPH5ですね。やはりかっこいい。
1958年にデザインされた照明器具のようですが、少しずつリニューアルされているとはいえ、変わらぬ美しいデザインには、感嘆するほかありません。
日本人は、モノづくりが器用で丁寧ですが、こういう不変のデザインがなかなか生れませんね。
家でもそうですが、簡単に早く作りすぎると思います。
ハウスメーカーや、建売業者が、日本の家造りをダメにしてしまっていると思いますね。
国土交通省のお役人も、時代遅れの法律でしばり、補助金を餌にして建てさせる家は空虚なものばかり。
私は、あえて時代遅れでもなく、先取りでもなく、不変にいいものを作りたいと思いますね。
和のデザインを今に取り込む
今日は、午前中お客様宅訪問。それ以外は事務所の雑用、設計作業など。
さて、今日も東京の写真です。
浅草の次に、訪れたのが室町というところ。こちらは「日本橋三井タワー」です。
千疋屋の総本店が入っているビルで、パーラーでフルーツの入った冷たいものを頂きました。
現代的なビルに、のれんが妙に合っていて、いい味を出していました。この後紹介する三井のビルそれぞれが、違うマークののれんが掛かっていました。
こちらへ来た目的の「コレド室町」です。東京でも新しいほうのビルで、東京に行ったら見てみたいところでした。
現代的なビルなんですが、どこかに和を感じさせるデザインになっています。
1号館から3号館まであって、間の通路が提灯がならんで、和の町並みを演出しています。
建物に入ると、それぞれ天井に工夫があり、ここは木の角材で組まれたモニュメント照明。
こちらは組子の現代的デザイン。良く見ると異なる組子が2重に重ねてあって。重厚感を出しています。
天井の照明は、側面まで組子で組まれている手の込んだものでした。
その壁面には、昔っぽい色柄のタイルが貼られていました。
デザイナーさんの紹介プレートが貼ってありました。「江戸と西洋の大胆な折衷」と題されていました。
デザインは、最初にコンセプトがあって、そこから想像して出来上がってくるもの。そういう元があるデザインには説得力がありますね。
骨格が大事
今日は、午前中設計作業。午後は金沢に外壁材メーカーのKMEWさんのセミナーに参加してきました。
題目は「2015住宅外観デザインのトレンド」ということで、講師は瀧澤三男さんという建築家です。
首都圏での今の流行の建物は、プレーリースタイルとのこと。寄棟屋根で縦横のラインを強調したデザインですが、けっこうオーソドックスなスタイルに進んでいるのかなと思いました。
シンプルモダンは、あまりにシンプルに走りすぎて減ってきているとか。いい意味でのシンプルでなくなってきているようですね。
スライドで事例を見せていただくのは、首都圏の分譲団地の建物だったのですが、悪い例がほとんどだったかな・・・。あまりここから参考にはなりませんでしたが。
良い事例は、昔の建築家の巨匠ともされているフランク・ロイド・ライトとかルイス・カーンの作品など。当然かもしれませんが、優れた作品から学ぶことが一番です。
お話は納得のいくものばかりでしたが、特に共感したのは、「骨格が大事」という話。
とりあえず図面を起こして、白紙の立面図に後はサイディングの色分けとかでデザインしてくれという話が外壁メーカーさんにあるそうです。工務店とかでしょうかね。
まったく間違っていますね。プロポーションの悪い建物をどうしたってかっこよく出来るわけがない。
建築を生業としているなら、どうしたら美しくなるかを考えて設計するのが当たり前ではないかと思いますね。そうでなかったらやめてほしいものです。(ちょっと言いすぎでしたか・・・)
やはり、軒先を低くおさえるとか、間延びしないバランス感覚を、良い建物の実物を見て、見え方から勉強しなくてはならないと言っていました。京都や金沢の古い町並みからも学ぶことはあると。
その通りですね。私もなるべく良い建物を見るためには、遠くでも足を運びたいと思いますね。
エントランスの工夫
今日は、朝一越前市の現場で大工さんと打合せ。お客様宅訪問の後、事務作業と施工図及び発注作業などを行いました。
今日は、昨日の続きでTM邸のエントランス廻りの写真です。
こちらはエントランス続きの土間収納。3帖の広さがあり、余裕があります。
収納側からエントランス側を見るとこんな感じ。コートなんかもすぐに掛けられます。
玄関ドアを開けて正面の写真です。真正面に引き戸が付いています。
引戸を開けるとタタミの部屋で、その向こうに開口部があり、エントランスにも光がもれてきます。
実際こんな暗い部屋ではありませんが、カメラの露出を落として、外の風景が映るように撮ってみました。
空に雲がかかっていたので白っぽいですが、実際には青い海と空が見通せるという見せ方をしています。
エントランス正面に「抜け感」を造ることで、窮屈な感じを与えない工夫ですね。
日常感を消して・・・
今日は、朝からのれん掛けを作成。その後、蓑町の現場へ取付に来ました。
つっぱり棒でものれんは掛けられるのですが、味気ないですからね。施工写真はまたの機会に。
ちょっとづつ見学会の準備で、備品を飾らせていただいております。
IKEAのラグに、ポエング・ロッキングチェア。壁にはジョージ・ネルソンのインスパイアという掛け時計をつけさせていただきました。
本当はTVを置く壁の場所なんですが、今回はあえて、日常感を消したスタイルが面白いかなと思っての配置です。
海を眺めていれば、TVも音楽も必要ない。そんな感じなんですよ・・・。
それぞれ眺望のいい家
今日は、午前中は越前市の現場で、工事写真撮影と現場片付けを行いました。
東面もサッシが入り、くっきりした窓のデザインがわかります。こちらの家も、眺望を意識した窓の配置となっています。
午後は、蓑町の現場へ行き、金物関係の取付と、お客様打合せを行いました。
2階リビングに、見学会用のロッキングチェアを置いてみました。
なにもしないで、ぼーっと過ごせたらいいなと思いますね。
TU邸エントランス
今日は、午前中日之出の現場へ外構工事の段取りと残工事。午後は建て方の準備作業と施工図の作成を行いました。
さて、今日は日之出のお宅のエントランスのご紹介です。
入ってすぐ白で統一された空間とわかります。
犬の置き物が置いてあるところは、実際はベンチに使います。エントランスホール用に小さい蓄暖を設置してあります。その上は飾り棚。
土間つづきに、内玄関があります。
壁には小さな置き物が飾れるニッチが2段。それぞれLED照明で照らされています。
エントランスホールの突き当りが客間となる和室になります。
ただ、入り口の引き戸があるだけでは、殺風景になってしまうのと、引戸が開いていると中が丸見えになってしまうので、格子のような柱を立てて、アイキャッチにしました。
ついでに右側に、掃除用具入れを作らせていただきました。この収納の意味はそれだけではないのですが、その秘密はまたの機会に。
また雪になりました。
今日は、朝夕と現場確認作業。その他は振込など事務作業や設計作業を行いました。
予報通り雪になりましたね。この後が心配になりますが・・・。
中庭にガーデンチェアーを置いてみました。
手前側はバルコニーの下になるので、雪がかかりません。
以前チラッとお見せしましたが、1階の階段手摺です。
ボタニカル柄の手摺があるんですね。白い室内空間にキリッとアクセントを加えてくれます。
カーサ・デ・オリーブって
今日は、午前中は設計作業。午後から金沢にFPの家の研修と申しますか、説明会に行ってきました。
「カーサ・デ・オリーブ」っていうブランド商品を扱うための説明会ですね。
写真を勝手に載せるといけないのかなと思って、カタログの表紙だけ。またご興味のある方は、検索してみてください。
女性好みな、おしゃれな雑貨や家具が似合いそうな家造りですね。これにちゃんとFPの家って性能が加わるから、これならいいですよね。
こちらを総合企画されている、タブチ・キヨシさんという方のお話が、なかなか面白く聞かせてもらいました。よくあるめんどくさい営業コンサルタントの話とは違いました。
月曜から金曜まで、こういう企画で全国飛び回って、土日は本業の工務店の仕事で設計から現場、接客までこなしている模様です。とても真似できないです。
最後に全員に感想を聞かれましたので、正直に申しましたが、今回このフランチャイズに乗っかろうという思いは全くなくて、デザインの手法を盗んでこようという魂胆でした。悪いですね・・・。
しかしデザインの話は、内容からはほとんど聞かれませんでしたが、いろいろと考えるヒントをもらったので、出来そうな気になって帰ってきました。
いまいらっしゃるお客様で、こういう家をって望まれている方がいるわけではないのですが、機会があれば、こんなふうな家もチャレンジしてもいいかなというところです。