モエレ沼公園 2
モエレ沼公園の中心施設に「ガラスのピラミッド」というのがあります。
こちらは、駐車場からの入口。
ガラス張りの建物は、見る方向で形が違って見えます。
アトリウムの内部は、こんな感じです。
雪が降るとどんな感じになるのかなと思いました。
階段の張り出し方がかっこいい。
吹き抜けの空間をガラス張りのエレベーターが昇っていくので、公園が望めます。
イサム・ノグチの照明が飾ってあったり、ギャラリーなども見学してきました。
この施設、空調にも工夫があるらしく、夏は貯雪庫の雪や外気を使った冷房。
冬はアトリウムの天辺に溜まった温かい空気を再利用する工夫などが盛り込まれているらしいです。
この公園、とても気に入りましたね。
出来れば、青空の時にこの公園を見てみたいと思いました。
モエレ沼公園 1
ホテルで朝食をとってから、地下鉄とバスを乗り継いで、「モエレ沼公園」という処に行ってきました。
この公園は、ごみ処理場として利用した後、公園にするという発想から生まれたものだそうです。
マスタープランが世界的な彫刻家のイサム・ノグチが行ったというのも注目すべきなのですが、残念ながらプランが出来たその年に急逝されました。
遺作のような公園ですね。
とにかく広大な敷地で、びっくりしました。
一面、芝生の丘が広がります。
朝の早い時間には、人もほとんどいなくて、ジョギングをする人が一人だけ。
城の擁壁のような石積みが見えました。
なにがあるかというのではないのですが、登ってみるととても気持ちいい。
札幌の北東部唯一の山として認められた「モエレ山」にも登ってみました。
さすがに息が切れましたね・・・。
もうひとつあるプレイマウンテンという山にも登りました。
景色はこちらのほうが面白く、そこから見たモエレ山が下の写真。
ところどころにあるオブジェのデザインが、イサム・ノグチらしくかっこいい。
オブジェの奥の山がプレイマウンテン。
園内はベンチもなく、ごみ箱もなく、ましてや自動販売機などありません。
とにかく、無駄なものは一切ないから実に美しい。
こういう徹底した考えが大事です。 ほんとに。
管理している団体が偉いんですね。 こういうところを皆、見習ってほしいものです。
北海道大学
札幌研修の次の日は、17時の帰りの飛行機までフリーで動くことにしました。
最初は朝6時にホテルを出て、北海道大学へ。
広くて静かなキャンパスは気持ちがいいです。
写真のような洋館があり、いい雰囲気です。
レンガを貼った建物もディテールがかっこいい。
クラーク博士の銅像もありました。
こちら、気になって見に行った「ポプラ並木」です。
平成16年の台風被害で、何本も折れてしまったそうです。
バリケードがしてあり、今はまだちょっと残念な風景ですが、また復元してほしいですね。
ポプラ並木の横に、新渡戸稲造博士の銅像もありました。
博士も札幌にゆかりがあったんですね。
昔「武士道」を読んだことがありますが、こういうものを日本人の思想として、学校で教えてもらいたいものだと思った覚えがあります。
建築現場めぐり 5
こちらは最後に見学させていただいた、FPホームさんのモデルハウスです。
夜になって、三脚無しでの撮影はさすがにブレブレで、部分的な画像になりますが、内部もちょこっと紹介します。
こちらFPホームの中の「lia Style」というプロジェクトチームが作っている建物ですが、とても創意工夫がありましたね。
若い二人のスタッフとお会いしましたが、これからの活躍が楽しみです。
五角形の敷地を丸ごと使った、おもしろいプランなのですが、詳細はHPをご覧になってみてください。
三角のアプローチ吹き抜けから見上げたリビングの窓。
ダウンライトの配置もきれいですね。
エントランス家具の上の間接照明がやさしく天井を照らしています。
ベットルームのヘッドボードの間接照明がうまいですね。
リビングの横にフリールームとありましたが、書斎ですね。
照明にペンダンを使用しているところがいい感じです。
建築現場めぐり 4
こちらは、「カワソバノイエ」というコンパクトな2世帯住宅。
道路側はこのように開口部がなく、軒が低い独特なデザイン。
しかし、奥の川側のほうは、このように思いっきり開口部を開いて、開放的に。
窓の納まりも、極めてシンプル。
こちら、お住まいの方のご厚意で、中まで見せていただきました。本当に感謝いたします。
中は、プライバシーもありますので公開しませんが、細かいディテールまで本当にしっかりしていましたよ。
建築現場めぐり 3
2件目に見せていただいたのは「サンカクヤネノイエ」。
こちらも坂道で、ちょうど曲がりのところにあるので、道路から見て建物が映えます。
隣家があっても、デザインされた高い塀で目隠しされているので、基本的にカーテンなどは無いようです。
小ぶりでシンプルなデザインがとても感じのいい建物でした。
建築現場めぐり 2
昨日に続く写真です。
右側が森になっていて、住人は主にこちら側のロケーションを楽しむ設計になっています。
左側が高低差5mの道路。
建物自体に段差ができてもおかしくない難解な敷地です。
これを擁壁で区切ってから、地下室のドライエリアのようにして採光も確保しています。
シンボルツリーが立ち、奥に外物置が用意されているのも、心憎いですね。
建築現場めぐり 1
しばらく札幌研修での写真を掲載させていただきたいと思います。
今日は、見学させていただいたTAO建築設計様の建物です。
こちら「EDGE HOUSE」という建物で、外部からだけ見学させていただいたのですが、高低差5mもの傾斜地に、しかも細長い三角形の敷地。
ちょっとバスがあって全体像が撮れませんでしたが、こちらの写真はその鋭角の部分からの写真です。
スタイルも格別なのですが、プランの処理がすばらしく、見事な答えを出しています。
(TAOさんのHPをご覧いただくと間取りもご覧になれます)
川村先生は、ただ敷地に納まるプランを提案するのではなく、その敷地の持つ個性を最大限引き出しながら、光を取り込む窓のレイアウトにすばらしい提案をされていました。
その目的のすべては、住む人の心地よい空間を作るため。
やはり心のこもった思いやりがないと、こうはいきません。
そんな想いが建物から伝わってまいりました。
札幌研修から帰りました
札幌研修から戻りました。
写真もたくさん撮りましたが、あわてて撮った写真ばかりなので、ちょっと心配…。
また整理してから、日記にも載せたいなと思います。
今日は帰りの飛行機が、17時に新千歳空港発だったので、1日フリーでした。
見て回ったのは下記。
北海道大学→モエレ沼公園(ここで半日)→大通り公園(札幌テレビ塔)
→時計台→北海道庁旧本庁舎→すすきの(みそラーメンを食べに・・・)
→中島公園→エリエールスクエア札幌(渡辺淳一文学館)→JR札幌駅
といったところで、歩いた歩数も32000歩を超えました。
(いつもは1日で4000歩から多くて8000歩)
モエレ沼公園というのがすごかった。 というか・・・大きかったんです。
また改めて紹介させていただきます。
ともかく二日間、楽しみさせていただきありがとうございました。
札幌デザイン研修
今日は、札幌に来ております。
写真は、研修でお世話になりました、TAO建築設計様の設計された建物で、お施主様のご好意で、中まで見学させていただけたものです。
(写真は、iPhoneから)
この他にも2件のまた違うスタイルの建物を見せていただき、見ごたえがありました。
設計された先生は、川村弥恵子先生。
現場見学の前に、画像を見ながらお話しを聞かせていただきました。
自然光の効果を計算に入れた設計は、日本人の「和」の文化に通じるものだなと感じましたね。
言葉になかなか出来ないのですが、とっても満足しました。
先生には、本当にいいものを観させていただき大事な視点を教えていただいたように思います。
最後に、地元FPホームさんの新しいモデルハウスも見学させていただき、こちらもなかなかの力作で、改めてご紹介したいと思います。
追伸、お世話いただきました、千葉工務店の社長様をはじめ、FPコーポレーション、FPホームの皆さんにも心より感謝申し上げます。