ビジネスと割り切らない
先日、デザイナーの石岡瑛子さんが亡くなられました。すばらしい才能をお持ちの方でしたので大変残念です。
昨日、NHKのプロフェッショナルで再放送をしていたので、また見てやっぱり凄いと感心しました。
日本では、飛びぬけているところが嫉妬をかってか、女性だからという差別もあったり・・・自分の中で納得がいかなくてスランプに入られたり・・・苦労されたのだと思います。
でも、ニューヨークに渡りチャンスが訪れる。やはりそういう面では、アメリカはすばらしい国だと思いますね。(日本は個性をつぶす方向に社会がなってますからね。)
とにかく妥協せず、想いを一心に、衣装を何度も作っては直し、作っては直し・・・。ものすごくハードで、その精神力はいかばかりかと思うものでした。
デザインって簡単にできると思ったら大間違いだと、痛感させられましたね。
デザインは事務所で書くけれども、あくまで現場に行って、自分の目で確かめる。指示を出す。体はヘトヘトだろうけれども、現場から逃げない。もう完成してからも、あと少し改良の手が残っていたら、あきらめずまた手をかける・・・。
ビジネスと割り切らない、こういう人がいらっしゃったことに拍手を送りたいと思います。