土間シート/気持ちが映る
今日は、午前中ベースコンクリート用の型枠の施工があり、午後から土間シートを伏せてきました。
もう鉄筋が組める状態になりました。明日は外構工事が入り、鉄筋組立は土曜日の予定です。
さて話は変わりますが、先日ですがNHKのプロフェッショナルに高倉健さんが出ていたので見ました。
ご自身はとてもストイックでありながら、周囲のみんなにやさしい気遣いのできる、とても素敵な俳優さんです。
新作の映画を作るにあたって、ひとつだけ出した希望が、若いスタッフを参加させてほしいという事でした。映画作りの大切な部分を、継承していってほしい願いからでしょう。
とてもすばらしいと思います。若い人は若い人たちだけでとか、年配は年配の人たちだけでというのは、実はあまり進歩しないように思います。
世代のギャップがあり、ぶつかり合いながら、でもそこでお互いを尊重し合って一つの目標に向かっていくことで、新しいものが生まれるような気がします。ただもちろん、それぞれに相手を受け入れる度量が必要ですが・・・。
高倉健さんのインタビューの中で印象に残ったのは、「気持ちが映る」という言葉。映画ってバカにしてはいけない。たしかに役者の気持ちが写るものなんだと思います。
良い映画というのは、主人公に感情移入できるものだと思います。俳優さんが気持ちを込めて演技して、それが映るんだと思いますね。
私ども建築をつくる者も、お客様の気持ちにどれだけ入っていけるかというのが、とても大事に思います。そうしないと、お客様にとってのご希望の家になってくれないから。
そういう意味では、ストイックに自分を抑えて、自分を真っ白な状態にして設計や工事に挑むことが、建築に携わる者としても大事なことだと思います。