海を望む2階リビングの家
今日は、海を望むピクチャーウィンドウのあるお宅をご紹介します。先日から街中での2階リビングについて書いてきましたが、今回は土地から見える景色をどう暮らしに取り込むかを考えた、少し印象深い家のお話です。
■土地に立ったときに見えた景色
こちらは、勾配のある土地を埋め立て造成して建てたお宅です。
敷地調査で初めてこの土地に立ったとき、目の前に広がる海の景色がとてもきれいで、強く印象に残りました。
家づくりでは、道路の向きや日当たり、建物の配置など、確認しなければならない条件がたくさんあります。
でも、それと同じくらい、その土地にしかない魅力を見つけることも大切だと思っています。
この場所であれば、海を見ながら過ごせるリビングにしたい。
そう思ったことが、この家の計画の出発点だったように思います。
あえて海のほうを向くという判断
海は西側にありました。
一般的には南向きの家を考えられる方が多いですし、お客様も最初は南向きの家をイメージされていたかもしれません。
また、この地域では海風が強いこともあり、海側にはなるべく大きな窓をつくらないというお話も聞きました。
そういう意味では、海に向かって大きく開くことは、少し勇気のいる判断でもありました。
それでも、この景色を日々の暮らしの中で楽しめることには、それ以上の価値があるように感じました。
もちろん、風や西日への配慮は必要です。
そのうえで、海を眺める場所として2階にリビングを設けることが、この土地にはいちばん合っているのではないかと考えました。
■景色を額縁のように切り取る
最初は、バルコニーを設ける案も考えました。
ただ、バルコニーにはどうしても手すりが必要になります。
その手すりが視界に入ることで、せっかくの海の景色が少し分断されてしまうように感じました。
そこで、外に出て眺めるよりも、室内からゆっくり景色を楽しむ考え方に切り替えました。
窓も、当初は床からの背の高い窓を連続させる案で考えていました。
でも途中で、腰のある横長の2連窓に変更しました。
このほうが海と空を横に広く切り取ることができ、室内に一枚の絵を掛けたような見え方になります。
完成した空間に立ったとき、ピクチャーウィンドウとしての効果はとても大きかったと思いました。
私は山あいの生まれですが、うお座のせいか、昔から海にはどこか憧れがあります。そんな私にとっても、この景色を眺めるリビングは、本当に住みたくなる空間でした。土地の魅力を素直に受け止めることの大切さを、改めて感じたお宅です。
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