「有」があるから
今日は、午前中現場にてコーディネートの最終打合せがありました。決まってきた壁紙に合わせて、ブラインドなどの壁装飾の確定をしていきます。
ほんとに、いろんな選択肢の中から決定していく作業は大変ですが、こういった流れもお客様に良かったと言っていただけると、ありがたく思います。
ハウスメーカーのように、決まった選択肢の中から選んでいく楽さがいいのか、こういう苦労をしても、よく考えて選んだ満足感をえらぶか・・・。
一生に一度の家造りですからね。私は後者をお勧めするので、あえて大変な道を進んでおります。
標準仕様とかを、とくに決めないのも、不特定の人に対して設計するということが、自分の中でしっくりこないせいもあります。
やはり住む人がいて、その人の個性があって、家が作られる。
設計は、無から有を作る仕事のように思えますが、実は住む人の個性という「有」を見つめながら設計を形にしていくんですね。