解体作業
今日は、朝からシロアリの入ったお宅に行って解体作業を行いました。もちろん、デリケートな解体ですから、大工さんと一緒に手作業です。
あいにくの雨の天気となったので、屋根の始末の部分は後日にして、元凶となっている柱を取り除く作業を今日行いました。
写真を載せようかと思いましたが、シロアリの写真は・・・やっぱりやめておきます。
食べられている柱は檜のようでした。下の方だけ防虫防腐剤が塗ってあって、そこは避けて、上の方に上がってから食べられてました。
今回の悪い箇所は、先日の日記に書いたので割愛しますが、やはり壁体内が蒸れて、常に湿潤状態になっていたことが主な原因でしょう。
それと、基礎の無い、はりぼてのモルタル巾木に隙間があって、シロアリをそこから侵入させていたようでした。普通シロアリは蟻道という道を作って入っていきますが、今回のは、それを作らずとも入れるような状態でしたね。
ほんと、こういう仕事をしてはいけません。
昔、建売のデザイン住宅で、外壁がそのまま地面に入っている家を見たことがありますが、これもシロアリが入る道を作っているようなものです。今、どうなったかな?
外断熱の家でも、基礎の外側に断熱材を入れる施工があって、これが蟻道になってしまう被害がありました。今はシロアリを入れない施工法が確立されているようですから、大丈夫なんでしょうけれど。
とにかく、悪い原因となる施工方法は改めないといけませんね。ハウスメーカーも工務店も、ために良いこと、悪いこと、それぞれ知恵を持ち寄って、皆がいい家を建てられるようにならないといけません。
そんなことのまとめを、国土交通省が出来ればいいのですが・・・。まったくダメですね。