矩計図
今日は、午後からお客様に来社していただき、プランを提出させていただきました。
難しいご要望がたくさんあったのですが、ほぼクリアできたかと思います。まずはご要望が1番にあって、プラスアルファのご提案が出来ないとと思っています。
間取りを設計する事は、要望をただまとめるだけなら、すぐにも出来る事かもしれませんが、「良い間取り」を造る事は簡単にはできることではありません。
お客様の立場になって、どれだけ「住みごこち」を想像できるかにかかっていますね。
隣近所の敷地の環境もありますし、コスト面もデザイン面でもプロとしてのご提案をしなくてはなりません。難しいけれど、やりがいのある仕事だと思いますね。
プランを作る際、必ず「矩計図(かなばかりず)」を検討します。家の断面を切った図面で、構造的な寸法も確認するものです。断面図のような寸法があいまいなものとは違います。
これによって、全体のプロポーションを検討して、屋根の勾配やデザインを考えます。
建築家の宮脇 檀氏も言っていましたが、図面は矩計図が命だと思っていますね。プラン作りは矩計が出来てこそ本物だと言えます。