造る過程
今日は、オフにして、ゆっくり体を休めました。
家族と設計の話になって、今まで一番楽にプラン出来たのは、どのお宅?って聞かれました。
どのお宅かなって考えると出てこない。みんなそれぞれ苦労して生み出しましたからね。
しいて言えば我が家かな?ってところです。
我が家のプランは、1週間ほど入院したときに、ベッドの上で書いたプランですので。
それでも、いまだに後悔するところのない、愛着のある家です。
もちろん、考えながら造り込んでいったものでもあるし、未完成的に完成して、徐々に手を加えていったところもあります。
完璧じゃないほうが、面白いかもしれませんね。
造りこんでいく楽しみがありますから。
設計時点で、すべての内容を決めて、工事も設計通りに寸分たがわず実行する。
正しい事ではありますが、つまらないですね。
造る過程において、もっと人間的に、成長する部分も含めて、変わっていってもいいと思います。
そんなこと、手間も時間もかかって、無駄になると思われるかもしれませんが、
ただ機械的に仕事をこなすくらいなら、別な仕事を求めます。
1棟1棟、そのお宅で出来うる限りの力を注ぎ込むスタイルを、今後も崩さずやっていきたいと思います。