青空が映える、玄関吹き抜けの気持ちよさ

今日も午前中、越前市の現場で仕上げ作業に行ってきました。造作の微調整からコーキング、クロスの仕上がりチェックまで、完成直前は細かな確認が続きます。ふとエントランスの吹き抜けを見上げると、青空がきれいに切り取られていて、気持ちがすっと整いました。

青空を切り取る、エントランスの吹き抜け

1)完成直前ほど「見えない仕事」が増えます

家づくりは、形ができてからが意外と長いものです。コーキング(すき間を埋めて雨や風を防ぐ作業)ひとつでも、ラインが整うだけで見た目が締まります。クロスも、光の当たり方で表情が変わるので、角や継ぎ目を丁寧に見ます。こうした最終調整が、暮らし始めてからの“気持ちよさ”につながると感じています。

2)エントランスの吹き抜けは「第一印象」を決める場所

玄関を入って見上げたとき、窓から入る光と青空がそのまま迎えてくれる。吹き抜けは、ただ広いだけでなく、気分が切り替わる装置だと思います。高い位置の窓は、外からの視線を気にしにくいのに、空の明るさはしっかり届くのが良いところです。シーリングファンも、見た目のアクセントだけでなく、空気をゆっくり動かして温度差をやわらげてくれます。

開口越しに見える階段ブラケット—見上げた位置に合わせて配置

3)素材と“納まり”で、空間の静けさが整います(差し替え版)

壁は塗り壁ではなく、塗り壁調のクロスを採用しています。仕上げの表情がやわらかく出るので、光の回り方まで含めて落ち着いた印象になります。壁の立ち上がりには、開口を設けて、奥にある階段用のブラケット照明が、見上げるとちょうど目に入る位置に。こうした“見せ方の設計”は、要素を増やさずに印象を整えられるのが良いところです。完成前に何度も確認するのは、この開口の見え方や、ラインの揃い方といった細部の気持ちよさです。


完成が近づくほど、細かな調整が増えていきます。でも、そのひと手間が積み重なって、住まいの佇まいと心地よさが整うのだと思います。青空を切り取る吹き抜けに、今日も背中を押されました。


見学のご相談や「この吹き抜けの考え方を自宅にも取り入れたい」といった質問は、公式LINEから気軽にメッセージください。写真では伝わらない空間の良さも、わかりやすくお話しします。

家は「骨格」で決まる。集成材×金物×FPパネル

今日は、当社の標準仕様にしている構造工法について、あらためて整理してお話しします。集成材+金物工法+FPパネル。派手さはありませんが、住んでからの安心や、長い年月での性能の安定に関わる大切な土台です。なぜこの組み合わせを選んでいるのか、できるだけ分かりやすく書いてみます。

「当社標準の骨格。完成後は見えない部分こそ丁寧に。」

「木が動きにくい材料選びが、気密の安定にもつながります。」

1)集成材を標準にする理由は「強さ」より「安定」

集成材は、乾燥させた木を貼り合わせてつくる材料で、反りや割れ、縮みといった“木のクセ”が出にくいのが特徴です。
もちろん強度の話も大切ですが、私はそれ以上に「住んでから形が変わりにくい」ことを重視しています。木が縮むと、ほんのわずかな動きでも、気密(すき間の少なさ)に影響が出ることがあるからです。
実際に、1998年に建てた私の家(当社施工ではありません)は生材が使われていて、梁が目に見えて縮んだ箇所がありました。あの経験が、いまの標準仕様の根っこにあります。

「柱を欠き取りすぎない接合。力の流れを素直に通します。」

「仕口加工を最小限に。構造の“要”ほど合理的に。」

2)金物工法は「柱を削りすぎない」ための選択

一般的な木組みでは、柱や梁に“欠き取り”(組むための加工)を入れます。これ自体が悪いわけではありませんが、特に四方から梁を受ける柱は、加工が重なりやすく、断面欠損(木を削って薄くなる部分)が大きくなりがちです。
金物工法は、接合を金物で担わせる考え方なので、柱の加工を最小限に抑えやすい。つまり、柱をなるべく“柱として”働かせられます。
見え方としては地味ですが、構造の力の流れをきれいに通す、という意味でとても合理的だと感じています。

「FPパネルで断熱と気密の品質を揃える。壁づくりの基本です。」

3)FPパネルは「断熱」だけでなく「壁の芯」をつくる

FPパネルは、枠組みに工場で高密度のウレタンを注入してつくるパネルで、断熱と気密の品質を安定させやすいのが大きな利点です。
さらに、筋交いの入った枠と一体化することで、壁としての“頼もしさ”が増します。専門的に言えば、揺れに対して粘り強く抵抗できる壁になりやすい、ということです。
当社がこのパネルを標準にしているのは、暖かさのためだけではありません。「構造」「断熱」「気密」を別々に考えず、一つの壁の中で整えておきたいからです。

「現場で一つずつ確かめながら。標準仕様を“当たり前”にするために。」


集成材も金物もFPパネルも、材料費としては有利とは言えません。それでも私たちは、住んでからの変化を小さくし、長く安心して暮らしていただくために標準仕様として続けてきました。数年後ではなく、十数年後に“差”が出るところだと思っています。すべては、住む人の将来のためです。


「集成材って実際どう違うの?」「金物工法は地震に強いの?」など、気になる点は公式LINEでお気軽にご質問ください。図や写真も添えて、分かりやすくお返事します。

越前市の現場、外観が一気にスッキリ

今日は越前市の現場で、外部足場の解体(足場バラシ)が行われました。これまで見えにくかった外観が一気にスッキリして、建物の輪郭や窓のバランスがはっきり分かるようになりました。正面のサイディング部分は、これから塗り壁仕上げに入る予定です。

足場解体後、外観の輪郭がはっきり見えてきました。

1)足場が外れると、確認ポイントが変わります

足場がある間は、どうしても「工事中の姿」に目が行きがちです。
外れると、建物全体のまとまりや、陰影の出方が素直に見えてきます。
窓の高さや並び、外壁の切り替え位置など、設計時の意図が外観に出ているかを確認しました。
同時に、外壁や軒まわりの納まり(おさまり=部材同士のつながり具合)も見やすくなります。
正面はこれから塗り壁へ。仕上がりの表情が変わる工程です。

2)正面はこれから塗り壁へ。仕上がりが変わります

正面のサイディング部分は、ここから塗り壁の工程に入ります。
現段階は下地の状態なので、完成の表情とはまだ少し違って見えるかもしれません。
塗り壁は、光の当たり方で陰影がやわらかく出て、建物の印象を整えてくれます。
素材が変わる境目は、きれいに見せる工夫が必要で、施工の丁寧さが出やすいところでもあります。
仕上げに入る前に、職人さんとも見え方を共有しながら進めていきます。

正面はこれから塗り壁へ。仕上がりの表情が変わる工程です。

3)現場が整うと、次の段取りもスムーズになります

足場解体の日は、人や資材の動きが多くなるので、安全第一で進めてもらいました。
現場がスッキリすると、清掃や搬入、外構の準備など次の作業が一気にやりやすくなります。
近隣の皆さまにも、工事車両や音の面でご協力をいただきながらの工程です。
こうした節目ごとに、現場の状態を整えておくことが、品質にもつながっていきます。
完成に向けて、ひとつずつ確実に進めていきたいと思います。

足場が外れたことで、建物のバランスがようやく“完成形に近い目線”で見られるようになりました。正面の塗り壁が入ると、印象もさらに整ってきます。引き続き丁寧に進めます。

家づくりの進め方や、現場での確認ポイントなども公式LINEでお届けしています。気になる方は「公式LINEはこちら」からお気軽にご登録ください。

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