春の陽気と上手につきあう、家の空気の話
昨日に続き、気温も19℃ほどで外の空気が気持ちいい一日でした。自宅も事務所もモデルルームも、今日はエアコンを切って窓を開け、掃除をしながら春の空気を感じていました。そんな日にこそ、換気の基本を思い出したいと思います。
(施工事例-Roftより)
1)気候の良い日は「窓」を上手に使う
FPの家は、断熱・気密がしっかりしているので、季節がちょうど良い時期はエアコンに頼らなくても快適に過ごせます。窓を開けて風を通しながら掃除をすると、気分もすっきりしますよね。こういう日は、自然の風から空気を取り入れて過ごしていただくのも、とても良いと思います。
2)窓を開けても「換気システム」は止めないほうが安心
ただ、窓を開けると家の“気密”(すき間が少ない状態)が保てなくなり、計画した通りに家の隅々まで換気が行き届かなくなります。窓から窓へショートサーキットを起こすからですね。だからといって換気システムを止めてしまうと、今度点けるのを忘れてしまうこともあります。窓を開ける日でも、換気システムは基本「入れっぱなし」にしておくのが無難です。
3)これからの季節は、窓より「フィルター換気」が頼りになる
春先は花粉やPM2.5、黄砂が気になる時期に入ってきます。そうなると、窓を開けて気持ちよく…というより、窓は閉めて換気システムに頼るほうが安心です。当社の第3種換気は、汚れた空気(湿気やニオイも)をシンプルに排出する考え方で、給気口(レジスター)側で花粉対策やPM2.5対応フィルターも選べます。家の空気を汚さず、新鮮な空気を取り込み続けることが、結果的に住む方の健康を守る土台になると思います。
窓を開けたくなる陽気は嬉しい反面、空気の流れは意外と見えにくいものです。だからこそ「気持ちよく開ける日」と「閉めて守る日」を使い分けつつ、換気は止めずに上手に付き合っていきたいですね。
見学会やモデルルームでは、空気の感じ方(におい・湿気・温度ムラ)も含めて体感できます。ご予約やご質問は、公式LINEからお気軽にメッセージください。
FPの家の省エネを支える「蓄熱」の話
越前市での完成見学会(3/7・3/8)に向けて、今日は左官工事の残りが終わり、エアコンの取付も行いました。玄関まわりもきれいに納まり、いよいよ「暮らしの空気感」を体感いただける段階です。今回は、FPの家の省エネを支える要素「蓄熱」について書いてみます。
1)玄関が整うと、家の“表情”が出てきます
玄関ドアが納まると、建物の顔つきが一気に引き締まります。
外壁の質感や庇(ひさし)の影の出方も、仕上げが進むほど素直に見えてきますね。
今日は左官工事の残工事も完了し、外まわりの印象がより完成形に近づきました。
こういう節目の日は、家づくりの積み重ねが形になっていくのを感じます。
2)24時間全館冷暖房を“省エネ”にする鍵は「蓄熱」
FPの家は、24時間の全館冷暖房を基本にしていますが、無理なく続けるには「蓄熱」がとても大事です。
エアコンで室内を暖めはじめると、空気だけでなく床・壁・天井も少しずつ同じ温度に近づいていきます。
家がゆっくり温まり、ゆっくり冷める状態ができると、温度の波が小さくなり、体感がやわらかくなります。
結果として、エアコンの風だけに頼らずに済み、省エネにもつながっていきます。
3)FPパネルのつくりが、熱を逃がしにくい理由
少しだけ仕組みのお話をすると、FPパネル(ウレタン断熱材)は柱いっぱいに納まり、余計な空気のすき間をつくりにくい構造です。
そこに空気層を設けず、石膏ボード(室内側の下地材)を直に納めることで、熱が壁の中へ抜けにくく、室内側にとどまりやすくなります。
その結果、石膏ボード自体に熱が溜まり、輻射熱(ふくしゃねつ/体を包むように伝わる熱)がじんわり出てきます。
「風は強くないのに、なんだか暖かい」——そんな感覚の背景には、この蓄熱の働きがあります。
完成見学会は、写真では伝わりにくい“空気のやわらかさ”まで確かめていただける機会です。玄関まわりの納まりや質感とあわせて、蓄熱による心地よさも、ぜひ現地で体感してみてください。
完成見学会(3/7・3/8)は【予約制】です。公式LINEのチャットに「見学希望」と送ってください。空いている時間をご案内いたします。
第3種換気は“シンプルで強い”―FPの家の高気密が効いてくる理由
今日は、住宅の換気システムについてお話しします。
昨日の日曜は、体調を崩してしまい、念のため朝にインフルエンザ検査へ行ってきました。結果は陰性。ひとまず安心して、今日は元気に動けています。
体調が落ちたときほど実感するのが、「家でぐっすり眠れること」の価値です。
そしてその土台になるのは、家の保温力と、もうひとつ――空気環境だと思っています。
昨日の私は、もしかしてインフルエンザかも…とドキドキしながら朝を迎えました。
それでも、窓を開けて換気しなきゃ、と気を張る必要はありませんでした。
当社が採用しているのは第3種換気です。
新鮮空気は居室のレジスターから入り、汚れた空気は機械で屋外へ排気していく。
こちらが何かを操作しなくても、ただ休んでいるだけで、家が必要な換気を続けてくれる。体調が悪い日ほど、これがありがたいと感じます。
ここからが、今日いちばんお伝えしたいことです
現在、多くの住宅で採用されているのが、**第1種換気(熱交換型)**です。
第1種換気は、外気と排気の熱を交換して室内へ戻すことで、暖冷房のロスを抑えやすいというメリットがあります。
一方で、方式として理解しておきたい注意点もあります。
それが、**「ウイルスやニオイ成分などの“微細なもの”が、完全にゼロとは言い切れない形で再循環する可能性」**です。
第1種換気の多くは、給気と排気が**熱交換素子(エレメント)**を介して隣り合い、熱(機種によっては湿気も)を受け渡しします。
この構造では、フィルターで大きなホコリ等は捕まえられても、ニオイ成分や微細な粒子、そしてウイルスのようなさらに小さなものまで、常に100%遮断できるとは限らないという性質があります。
機種の設計や施工、気密・圧力バランス、フィルター性能、メンテナンス状況によって差が出る領域ですが、少なくとも「ゼロリスク」とは言えません。
外気側に高性能フィルターを入れて“外からの侵入”を抑える製品もあります。
ただしそれはあくまで外気対策であり、室内側の空気が熱交換部を通る以上、家の中で発生したものの扱いは別問題です。
新しい材料や改良も進んでいるとはいえ、ここは仕組み上の限界が残ります。
その点、当社の第3種換気は、考え方がシンプルです。
家の中の空気は屋外へ捨てる(排気する)。そして新鮮空気を入れる。
熱交換器を介して“戻す”工程がないため、少なくとも第1種換気で話題になりやすい再循環の懸念とは距離を取れます。
私は、体調を崩した日ほど、こうした「仕組みの素直さ」が安心につながると思っています。
家の性能は元気な日には当たり前に感じますが、弱った日にこそ差が出る。昨日はそれを改めて体感しました。
「第1種と第3種、結局どれがいいの?」と迷っている方ほど、実際の空気感を一度体験してみてください。3/7(金)・3/8(土)越前市の完成見学会は初めての方も大歓迎です。ご予約は公式LINEへ返信でOKです。






