3月も終わり
今日で3月も終わり。あっという間でした。
震災があって、これはもう忘れられない月になります。
自分がもし家が流されて、家族が全てが流されたらというのを考えたりします。
そうしたらきっと、なんでも休まずに、がむしゃらに動きまわっているだろうと思います。
生きていたのなら、きっとまた意味があるんじゃないかと考えて・・・。
たぶん廃材を拾ってきては、なにか皆の役に立つものを作ります。
やっぱり自分の本分である、ものづくりで貢献するでしょう。
ニュースを見ながら、そんなことを考えたりしていますが、これはきっと人間本来の生きる力を呼び戻せるんじゃないかと思います。
世界から賞賛の声が上がるニッポンに、また誇りを取り戻してがんばりましょう。
朝を使って
最近始めた事ですが、朝ちょっと早く起きて、仕事を始める前に読書をしたり、事務所の整理などをしています。「朝活」というものの真似事ですが・・・。
とにかく、現場仕事に追われている時はそういう気持ちの余裕もないのですが、今は準備段階の設計とプラン作成など事務作業をメインにしていますので、ちょっと気持ちに余裕が出てやってみようと思いました。
ほとんど夜型の生活だったのですが、朝の太陽の光を浴びてから、ゆったり準備が出来ることは、とても気持ちのよいものです。以外と夜に根を詰めてやるよりも、能率もいい感じですね。
現場が始まったら、今年は勝山に通うことになりますので、その意味でも早起きの癖を付けたいと思っています。
早く起きるので、早く眠たくなるのはありますが、これも良い習慣かもしれませんね。
必要なものを
今回東京に行ったのは、展示会やショールームの見学などが目的で、そちらも十分満足しました。
専門的なことばかりなので、ご紹介するのは噛み砕いて、おいおいお話できればと思います。
今回紹介している浜離宮も、朝10時オープンのショールームまでの時間がもったいなくて、朝から散歩を始めて、その中で見て廻ったところです。
ある意味、貪欲な部分がありますね。なにか役に立つ情報がないか、いつもアンテナを立てているんです。そうすると、見たものから別な必要なものに変換して残る場合があります。
情報はたくさんありすぎるくらいあるのですが、必要な情報を入れるには、その大事なところの感度を良くしておかなければいけません。
なにが必要で、なにが必要でないか・・・。
私の場合、人様のお役に立てることかどうかが一番のキーポイントですね。
サッカーをやる人はサッカーで一生懸命やればいいですね。
私は建築屋ですから、建築で良いものを作っていくことが大事だと思います。
見るもの聞くもの、全てそういう方向にベクトルを向けて考えておりますよ。
松の御茶屋 2
茶屋を近くで撮った写真です。
軒裏から桁の掛け方、欄間、雨戸の納まりなどとても丁寧に、きれいに仕上ていますね。
つい見惚れてしまいます。
社寺建築などの凝った彫刻で見せるものより、こういう潔いものが好きです。
装飾より、プロポーションで見せることのほうが基本だと思いますね。
全体のプロポーションが良くて、細部も見てみると、そこもきちんと計算して作られているというのが、目指しているところですね。
松の御茶屋
こちらは、浜離宮の中にある「松の御茶屋」と呼ばれる建物です。
新しいですね。復元して作ったのだと思いますが、細部を見てもとてもきれいな仕上がりでした。きっと材料も大工さんも、時間を掛けて本当に吟味して作られたのだと思います。
昔、設計事務所時代に、古民家の復元工事を担当したこともあって、こういうのを見ると苦労が推し量れます。
日本の建築は、けしてそのまま永久的なものとはいえません。手をかけながら長く生かしていくものですね。
こちら震災での影響はどうだったか心配になりましたが、一部壊れたのは別の古い建物のようです。
空いていなくて、中が見れなかったのですが、またいつか機会があったら見てみたい建物でした。
花束
今日は午前中に本契約がございました。
お客様が花を持ってきてくださり、あまりにきれいなので載せさせていただきました。
ご主人が定年退職されたということで、皆様からたくさんお花を頂いたそうで、その中のおすそ分けだそうです。
温厚で素敵なご主人ですので、きっと皆様からの人望が高く信頼のある方だったのだろうなと推察いたします。心が温まりますね。
思えば、建築の申込を頂いたのが2年前の夏だったでしょうか。
図面も見積もりもなにもない時点で当社に決めていただきまして、頭が下がる思いです。
本当に信用をしていただいてのことと思いますので、今回時間をかけて本契約となりましたが、心を引き締めて、信用に負けない努力をしたいと思いますね。
がんばりたいと思います。
池と樹とビルと・・・
別な角度から撮った写真ですが、奥のほうに茶屋が見えますね。
こちらまた近くで撮った写真を載せたいと思います。
昔はバックにこんなビルが建っていない風景だったと思いますが・・・。
でもそんなに嫌な感じではないんですよ。ちゃんとこの庭は庭で美しいのですから。
都会の喧騒の中で、こんな癒しがあるとは・・・。
逆に自分たちの街で、こんな場所があるかなと思いました。
園を出るときに、外国人のご夫人が帰られる前に、施設の方に向かって
「ベリーベリービューティフル」と言葉をかけておりました。
潮入の池
こちらは菜の花畑のある浜離宮恩賜庭園の池の写真です。
この池は海水を引き入れているらしいです。
東京湾の水位の上下にしたがって水門を開閉して調節しているそうです。
ある意味溜まり水でないので、淀んだ水にならないのがいいかもしれませんね。
バックに超高層ビルが建っているというギャップがすごいですね。
こちら見ては来なかったのですが、「芳梅亭」という建物が一部破損があったようです。
震災の影響は広範囲におよんでいます。
~追伸~
FPグループのHPがリニューアルされました。
当社HPの下のバナーから見にいけますので、よろしかったら見てみてください。
菜の花 2
今日はまたまた菜の花の写真です。
先日東京で撮ってきた写真ですが、都会の真ん中でこんな光景が見られるとは思いませんでしたね。
植物など自然のものには、生きる活力があります。
心が塞ぎそうな時ですが、やっぱり元気を出していかなくてはね。
現状を見据えて
今日はFPの家の役員会で新潟の上越まで行ってきました。
東日本の会員さんの安否は、代表者の皆様との連絡が取れたとの報告が18日にありまして、これはちょっと安心しましたが、今後のサポートが大切になってきます。
花巻にあるFPパネルの工場も大丈夫だったようで、こちらも安心しました。
FPパネルは基本的に生産体制に影響はないとのこと。
しかし建築材料全般において、資材の確保が重要課題になっています。
資材を扱う問屋さんのご苦労は並大抵ではないと思いますね。
とにかく作れない状況にあるものもありますし、
在庫であるものでも自己中心的な買いだめはやめてほしいところです。
震災の影響は全国規模になります。皆が苦労することになりますが、
これも分かち合うという意味で、がんばっていかなくてはなりません。
こういうときだからこそ、現状を見据えて知恵をしぼって苦難を乗り切らないといけませんね。