講演会にて
今日は建築家の安藤忠雄さんの講演会を聞きに金沢まで行ってきました。
写真はたまたま本を買いましたら、サインをしてくださるとのこと。
はじめてサインというものをいただきました。
たくさんの人でしたのに、ちゃんと名前まで書いていただきました。
収益は震災の義捐金に回されるということで、とくに手をかけられたのかなと思いました。
お話はもう自分でも高揚するのがわかるくらいおもしろいお話しで、ますます好きになりました。
好きというのも失礼なのかもしれませんが、それくらいざっくばらんで人間らしく、心温かくなるお人柄です。もちろん活動されていることはものすごく大きく、また偉大です。
クライアント(お客様)のことを語るにも、本当に親しい間柄になっているからこそ、言えるのだろうなと思うエピソードもたくさんありました。
全てにおいて、「人を育てる」という前提があるように思います。
だからこそ、多くの方から支持されるんですよね。
サミュエル・ウルマンという方の「青春」という詩を紹介していただきましたが、
若い人も、全ての人がまず「希望」というものを持ち続けなくてはいけない。
希望をなくした時、人は本当に年老いてしまうという話がありました。
こういうときだからこそ特にこの言葉が大事な時だと思います。
日本人が皆、目を開いて、希望に向かって行く時ですね。
お彼岸
今日も気温が高めで、少しずつ春の予感も感じますが、来週はまたちょっと気温が下がるみたいですね。被災地のためにも早く春が来てほしいものです。
お彼岸ということもあって、お客様とお打合せの後、家族で墓参りに行ってきました。
我が家は父がにぎやかな人なので、お墓参りに行ってもにぎやかで楽しいお参りになります。
家族みんなで草をむしったり、お墓を洗ったりできるのも幸せなことです。
被災者を想うと、感謝しなくてはいけませんね。
しっかり考えて
今日は日中暖かい陽気となり、久しぶりに事務所も窓を開放してみました。
東日本のほうも少しは寒さが緩んだのなら良いのですが。
今日は朝からお客様の家にちょこっとの修繕工事に伺いました。
大工さんに頼むまでもなくて私がさせていただいた工事ですが、
頂戴した工事費は義捐金に回させていただきました。
義捐金はちょこちょこ続けたいですね。
また今日は忙しく、3件のお客様とお打合せがありました。
家を建てたいご希望のお客様は確実においでになります。
ただ、これまでも皆様のお話を伺っておりまして思うのですが、本当に信用できる会社が少ないということ。ちまたにはたくさんの会社があるというのに・・・。
今一度、ハウスメーカーさん工務店さんも、原点にかえって家造りを考えてほしいと思うものです。
今後、東日本では復興に向けての家造りも重要になってくると思いますが、どうか安易な建物が乱立しないことを祈ります。
耐震はもちろん、断熱的にもしっかりとした工法で建てていただきたいですね。
たとえ熱源が切れても、温度が極端に下がらない家。
たとえ水に浸かっても、断熱材が駄目にならない家。
たとえ・・・。
書いていくといっぱいあるのですが、これを機に施工する側がしっかり考えて、住む人に安心な建物を提供してあげてほしいと思います。
敏感に・・・
震災の後、ひどく揺れに敏感になったのか、寝ている時も座っている時も揺れを感じてビクッとします。
地震情報を見ても、起こった様子はないので、私のはおそらく気のせいだと思います。
体が揺れを覚えてしまったのでしょうか。船を降りても揺れているみたいな・・・。
しかし、そういうところに敏感になっているのは間違いないですね。
被災地の方々は、実際の余震も感じているでしょうし、大変な思いをされていることでしょう。いまさらながら、平穏無事のありがたさを感じます。
話は変って、ホームセンターまで用事があって行った折に、ちょっと見て廻ったのですが、やはり福井でも懐中電灯と電池類が売り切れに近く無くなっていました。
それと気になる合板類。まったくありませんでしたね、入る見込みもないと張り紙。
いろいろと情報を聞いておりますが、困ったことになっております。
しっかり状況を見極めて考えていかないといけませんね。
心に信じて・・・
ここのところ、設計作業でほとんど事務所に缶詰でやっております。
集中して図面を書いている時は忘れるのですが、やはりかなり疲れます。
頭が疲れるのもありますが、体も動かさないと凝ってきて疲れますね。
じっとしているのも疲れるということですが、被災地ではそんな非ではないでしょう。
静かにじっと耐えてらっしゃる方も、とにかく動いてらっしゃる方も・・・。
今後は精神的なケアがかなり・・・ずっと必要ですね。
原発の恐怖もなかなか去りませんが、ここはどうか持ちこたえていただきたいです。
なにもないでしょうが、なにか見えないものも心に信じて・・・。
自然の法則にかなえば、かならず良い方向に進んでいくと思います。
分かち合って・・・
ネットのニュースで天皇陛下のビデオメッセージのお言葉が載せられていました。
結びの言葉にこうありました。
「被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います」
「分かち合って」というお言葉がすごく心に響きます・・・。
(写真は築地本願寺)
菜の花
こちらは、地震のあった朝に浜離宮恩賜庭園という場所にいて、
そこに咲いていた菜の花畑の写真です。
花言葉は「元気いっぱい」とか「小さな幸せ」とか・・・。
元気を出してというのも心苦しいくらいな状況ですが、
今後この影響は全国規模に広がってきます。
そんな時、元気な人まで落ち込んでいてはいけません。
今だからこそ「小さな幸せ」にも気づけるはず・・・。
我慢するところは我慢して、協力していきたいと思います。
賞賛の声
辛いニュースを見聞きする中で、世界から賞賛の声も上がっているのを聞くと、本当に「がんばれ絶対に復興できる」と心から祈ります。
米紙でも、ランドマークタワーが地震に持ちこたえる超高層ビルとして紹介されていました。
この地下におりましたから、あたりまえのように考えるよりも、日本の技術のおかげ様でと思ったほうが良いのかもしれません。
日本人の勤勉さ、まじめさ、努力、忍耐など。根底にあるものに賞賛をおくりたいです。
とにかく命がけで原子炉を守ってくださっている方々にも、引き続きがんばってと祈る思いですね。
判断材料を
震災のときに横浜のランドマークタワーの地下1階にいたのですが、大きな揺れは2回ありました。
こちらの写真は、2回目の千葉県沖での震源地のときに撮った写真です。
揺れが終わった後でよくわからないと思いますが、これは船のドックをイメージした場所でしょう。下に見える水溜りが、そのときは波を打って水が跳ね上がっていましたし、この窓の上から滝のように流れる水が斜めに飛び散っていました。
地下ですけれど、地面が動いているんですものね。
実際に地震に遭遇すると、なすすべがないというか、頭が働かずほぼ動けないものです。
本当は安全なところを探して、いち早く動かないといけないのかもしれませんね。
危機管理が身についていないのかもしれません。
日頃の考え方をこの機会に改めたほうが良いかもしれませんね。
今回の地震の情報も、しっかり聞いておかないといけないとも思います。
ただ、規模が大きすぎて・・・。
でも、関東とかその後の新潟・長野など、各地の情報も知りたいものです。
情報の発信の仕方も、必要なものを選べるといいと思いましたね。
横浜にいる間も、交通の情報など、知りたいことがわかりませんでしたね。
どうすべきかの、判断材料を情報として流すことも、今後の課題であるかと思いました。