複数の窓を一つに見せるデザイン ― パノラマウィンドウの魅力
今日は、パノラマウィンドウを採用したお宅をご紹介したいと思います。
今回のお宅では、外観の水平ラインを美しく見せるために、1階の軒のラインと揃えた横長の連続窓を計画しました。
細く長い窓が外観にアクセントをつくり、シンプルな建物に心地よいリズムを与えています。
室内では、窓の高さを少し上げて配置することで、外からの視線を程よく遮りながら、自然光をしっかりと取り込めるようにしています。
プライバシーと採光の両立に加えて、耐力壁の配置バランスを保つ設計にもつながっています。
そして今回こだわったのが、複数の窓を一つの大きな横長窓のように見せる工夫です。
連続する窓を木枠で囲って、柱の存在を無くしています。そうすることで、視界のつながりが途切れず、まるでパノラマ画角で切り取ったような景色を楽しめます。
どの位置に立っても座っても、水平に景色がスッと流れていくのが特徴です。
外観では、ガルバの縦ラインに対してこの水平ラインの窓がアクセントとなり、全体を引き締めています。
木部の落ち着いた色味との相性も良く、シンプルながら印象的な佇まいをつくってくれています。
パノラマウィンドウは、ただ光を入れるだけの窓ではなく、
“景色を暮らしに取り込み、快適さをつくるデザイン”
だと感じています。
今回も、その良さがしっかり伝わる仕上がりになりました。
福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。
図面だけでは決まらない、現場での打合せの大切さ
今日は、越前市の現場で、朝から電気屋さんと大工さんと一緒に打合せを行いました。
図面に寸法を書き込むだけでは分からない部分も多く、実際の現場で確認しながら、最適な寸法や位置を検討して決定していきます。
やはり現場での“見て・測って・考える”作業が大切ですね。
こちらは、大工さんがキッチンのビニルタイルとフローリングの境となる部分を、慎重に測っているところです。
キッチンが組み上がったときに、ぴったり合うよう、ミリ単位での指示を行っています。
このあたりを適当にしてしまうと、仕上がりのズレが気になる部分ですから、丁寧さが肝心です。
そしてこちらが、興亜通商のハンディフローリング「ナラ材」。
厚貼りの基材で、寸法は乱尺になっており、継ぎ目がランダムになることで自然な表情を生み出します。
また、端材のムダが出にくいのもメリットのひとつです。
落ち着いた風合いとナチュラルな木目が心地よく、仕上がりが楽しみな床材です。
中心にタタミがある家。集まる時間をデザインする
今日は、タタミコーナーのお話です。
現在工事中のお宅にもタタミコーナーがありまして、本日も大工さんと納まりについて打合せをしてきました。
当社では、タタミコーナーをつくるたびに、毎回お施主様のお好みを大切にしながら、どこかに「これまでとは違う新しさ」を盛り込むよう心がけています。
同じ“タタミコーナー”でも、暮らし方や家族の集まり方によって、望まれる形は本当に様々です。
過去の事例を振り返ってみると、「この時もよく考えたな」と思うものがありました。
こちらは、ダイニングテーブルの横並びに設けたタタミコーナーです。
お施主様のご希望は、「親戚が集まる時に、タタミの上にも食卓を置いて、みんなで横並びに食事をしたい」というものでした。
そのため、タタミコーナーを障子などで囲うのではなく、オープンにする方針に。
家の中心として、気配がつながる空間にしたかったので、大きなアールの壁でやわらかく仕切りながら、存在感を持たせる形としました。
また、天井は大工さんに下地合板を目透かしに組んでもらい、その上に壁紙を市松模様になるように貼り分けています。
和の落ち着きがありながら、モダンな印象も感じられる、やさしい雰囲気のタタミコーナーになりました。
もちろん、家全体のコーディネートに合わせているので、単に目立つのではなく、しっかり一体感のある仕上がりになっています。
空間は部分ではなく、全体で整えることが大切です。
そのバランスを考えながらまとめるのが、私たちの仕事だと思っています。







