使う人のことを想って

今日、父が賞状を持って帰ってきました。73歳になりますが現役で働いておりまして、
ナイロン袋の袋とじをする仕事なのですが、ここ1年間のクレームの無い堅実な仕事ぶりで優秀賞ということでした。実は毎年のように表彰されています。

何度も病気で入院もしながらも、ほんとうにタフで、治るとすぐに仕事を再開し、ずっと今日まで働き続けてきました。

けっして、道楽で仕事をしているのではなく、丁寧に真剣にやっているからこそ、若い同業者の方を差し置いて、表彰されるのだと思います。

父いわく、仕事はほんとうに怖いもので、ほんのちょっとの気の緩みが失敗を招くというようなことを言っております。

慎重に仕事を進めている心の中には、加工した袋を実際に使われるお客様のことを想って働いているということが、良い仕事につながっているんだと思いますね。

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デザインの課題

先日福井新聞に福井大学の教授の西畑さんという方がコラムを書かれていたのを読んだのですが、「デザインをしないデザイン」ということで、ナガオカ・ケンメイという方の紹介が載っていました。

なんでも、デザイナーは物を生み出すだけではなく、使われ方、捨てられ方にも責任を持つべきという考えで、自らは物を作らず、良いものを長く使ってもらうという発想で店舗を造っておられるようです。良い商品をリサイクルもして再販するそうです。

「D&DEPARTMENT」というお店で、ネットでも見れました。
懐かしい家電製品があったり、業務用の収納なんかも売られていておもしろいですよ。

デザインというと「新しいもの」という発送が出がちですが、むしろよいデザインのものを作って、スタンダードに長く使いこなすほうが、世の中の無駄を省ける気がいたします。

建築をやっておりますと、次々とカタログが変わって、製品が新しくなっていきます。
どんどん使いやすく進歩するのは良いことですけれど、次々と新しいものがまた古くなってしまいます。もったいないことも出てきますね。

本当は、例えばドアなどがメーカー共通で寸法や枠の納まりを決めていれば、大工さんも付けやすいし、どのメーカーから買っても良いし、メンテナンスも簡単になります。

家電品なんかも、冷蔵庫でも洗濯機でもサイズを決めたらどうかと思います。そうすれば買い替えもサイズの問題が出ませんし、ぴったり納まる寸法で、建築が計画できます。
そういったことが、いろんな面でコストや果てはエネルギー削減にもつななる気がしますね。

デザインの課題というのは、そんなところにもあるんじゃないかと思います。

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信用があってこそ

昨日、行きつけの美容室プリュスさんに行ってきたのですが、広告・宣伝などのお話を聞かせてもらったら、ここ3年ほど雑誌の広告など載せてないとのこと。
宣伝といってもHPくらいかな。とおっしゃるので、やはり常連のお客様がきちんといらっしゃるんですね。
美容室も、宣伝したからといって、お客さんが来るものでもありませんし、やはり口コミ・評判など、信用があってこそのお商売ですよね。

宣伝・広告で売っっているお店よりずっと好感を持ちますね。

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冬の入浴注意について

ちょっと前になりますが、福井新聞の1/25日に載った記事で「冬の入浴 寒暖差注意」というのがありました。

というのも、暖房された居室から極端に寒い脱衣所や浴室で、急激な温度差つまり「ヒートショック」によって心筋梗塞などを起し、浴槽内で溺死してしまうというのです。

それも、福井県はこの不慮の溺死の死亡率が10万人に対し10.6人で、ワースト1位だそうです、びっくりですね。

なぜ福井県がということは書かれていませんでしたが、たとえば東北や北海道に比べて多いとすれば、それは住宅の造りが違うからだといえます。

ほんとうに寒い地方の住宅は、高気密・高断熱が当たり前で、それこそ全館暖房を行なっていることと思います。そういう住宅に住んでいれば、ヒートショックの問題は家の中においては避けられます。

福井のように、まだ普通の家で我慢できると考えて、暖房も居るところだけガンガン暖めて、寒いところは極端に寒いという住まい方をしていることが問題なんですね。

FPの家のように全館暖房が当たり前で、しかも光熱費が安ければいいですが、今の時代燃料費の値上げで、我慢しているお宅も多いことと思いますね。

ともかく新聞にも、脱衣室・浴室も10度以上に温めて使うことを薦められておりますから、ぜひ心がけていただきたいと思います。

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定期検査の必要性

今朝ちょっと早く起きて外を眺めたら、屋根に雪が積もっているのが見えて、なにげなく隣を見ましたら、父の家の屋根の雪止めが外れて斜めになっていました。

さっそくはしごをかけて見てみたら、一部の雪止金具がさびて外れてしまっていました。
危なかったですね。気が付いてよかった。とりあえず全部外してしまいました。

今年はさほど雪が積もらないので大丈夫でしたが、たくさん積もったら一度に金物ごと落ちていたかもしれませんね。
灯台下暗しとはよく言うものですが、自分の身の回りのことはついつい後回しになってしまいがちですね。
35年も経っているので、しょうがないかもしれませんが、常に点検というのも必要だと思いました。

FPの家は定期検査報告が義務付けられておりますし、検査にお伺いするときは屋根まで登らせていただくようになっております。
ただ新築に限らず、増改築を含めて手をかけさせていただいたお宅にも検査に伺うシステムを作らねばいけませんね。書面化して実行したいと思います。

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今日は会議で

今日は、FPの家の福井支部の会議がアロック・サンワさんでありまして、久しぶりに皆さんとお顔を会わせました。

時々投稿いただく石橋社長ともお会いできて、お礼を申し上げました。
「ブログも毎日は大変ですね。」という話にもなりましたが、やはり毎日だからなんとかできるんですよね。

でも私自身も、人様のブログを読ませていただいて、すごく親しみを感じることが出来ます。
ブログというシステムのとてもいいところですね。

それから、会議もたまにしか無いのですが、雑談のような中にも、とてもいろんな情報が含まれていてためになりました。

また、自分もいろんな情報の中から、良いものを皆さんに還元していけるように常にアンテナを立てていかなければと思いました。

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価値のある道具

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これは愛用してきた軽トラックですが、今日から現場担当の平さんに乗ってもらいます。

会社を始める際に、まずこれが必要と考えて、乗用車を手放し買った軽トラです。
この2年間、仕事にフルに活躍してくれた感謝すべき車ですね。
もちろん、これからもまだまだ働いてもらいますが。

新しく自分の足になってもらう車も、やはり仕事に使えるものとして、軽ワゴンにしました。
家族のために乗用車という選択肢もありましたが、まだそんな状況ではない。
もっと皆さんのお役に立つことを優先にと考えました。

軽ワゴンは、4人乗ることも出来ますし、シートをたためばたくさん荷物が載ります。
道具を積んで、メンテナンスにも楽に走っていけますね。
家族も、「これでキャンプもいけるね。」と納得してくれました。

みんなの役に立ち、かつ生産的なものが、価値のある大切な道具だと思いますね。

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増改築を考えて

今日は、以前増築工事をさせていただいたお客様が、お子様とご来社いただきました。

そのとき、お姉ちゃんのほうが突然「お家建ててくれてありがとう」と恥ずかしそうに言ってくれました。1年ちょっと前のことなんですがうれしいことですね。とても照れますけれど。

増改築工事というのは、お住まいをしているところを工事するわけで、とてもご不便をおかけしながら行ないますし、ご家族の皆様にも大変ご迷惑をおかけいたします。

あれこれ気を使っていても、反省することも多々ございますね。
それでも、こういうお言葉を聞けると、私どもにとってなによりうれしいことですよね。

増改築は、新築以上に仕事の技量を試されますし、大事な仕事であります。
家というのは基本的に、手をかけて改造・改修しながら住み継いでいくものだと思っております。
そこで今後考えることは、より中身をきちんと造って、その後改修しやすい家造りですね。

政府が唱える200年住宅も、やはりしっかりとした基本構造で建てて、20年ごとに改修しながら住み継いでいける家を提唱していると思います。

そういう意味では、見た目だけきれいにする増改築は、後に後悔を残しますので、しっかりとした考え方を持った工務店、業者選びが大切です。

当社がお薦めするFPの家は、基本構造がとてもシンプルで、高い性能が持続できる構造で、きちんとした骨格造りができます。
新築で建てさせていただく住宅を、FPの家オンリーとしているのも、基本的な考えがあっての選択なんですね。

増改築のことも含めて、基本構造にFPの家をお勧めしたいと思いますね。

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スタッフ紹介です

今日から、スタッフが1人増えました。名前は平(ひら)さんと申します。
HPの5番めのボタンのところから別サイトの当社HPに入っていただくと、
スタッフ紹介でご覧いただけますよ。

会社も1年目は1人でてんてこ舞いでしたが、2年めは設計の市村さんに入っていただき、
事務所も何とか構えられて、3年目に現場を見ていただくのに平さんというふうに、順調に
なんとかやってくることが出来ました。

ほんとうに、大切なお客様をはじめ、いっしょに働いてくれている皆さん、そして家族の支えのおかげですね。ありがたいことです。

以前務めていた会社の社長さんからも、3年目くらいには社員も持ってやっていかないと駄目だよ。とおっしゃっていただいたことを思い出します。

ほんとうに必要なときに、必要な人が集まってきてくれたように思いまして、もったいないようなありがたさですね。

平さんは、以前の会社で私が設計して家を建てさせていただいたという、もともとはお客様ですね。

縁あって、いっしょにお仕事をさせていただくことになりました。
とても不思議なようだけれど、無理をせず、とても自然な形でこうなりました。

建築の仕事をされてきたわけではなく、道路を作っていた方です。
コンクリートは専門ですので、基礎に関してはとても期待できますね。

でももっと期待するのは、家族を持ち、住宅を建てるという経験を持っていらっしゃること。(しかもFPの家です。)
この経験が間違いなく、これから建てるお客様の身になって現場を考えられると思うのです。

現場の都合を最優先するのではなく、お客様の側に立って現場を見ていただき、気づいたことをどんどん、私にも言っていただき、より良い家造りを目指していきたいと思いますね。

また今後の動きを見ていただきたいと思っております。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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