答えを出すまでに
今日は午前中、施工図を書いておりました。
部分部分の納まりの検討と細かい寸法決めをしていくのですが、答えは一つではありません。
最終的な答えを出すためには、図を書いて、現場を見て、また図を直して、大工さんや職人さんの意見を聞いて、さらにまた検討して、図面を引いて・・・。
最後には自分で結論を出すわけですが、それまでに考える過程をかならず踏みます。
いくつかの答えの中から、最終的な答えを出すために、裏付けを行うんですね。
だから納得がいく。
設計士が無理な納まりを、自分のエゴで進めるのは、周りに納得していない人が必ずいるものです。それは作る職人さんだったり、ましてやお客様かもしれません。
やはり物を作っていく過程で、納得のいかない仕事を、納得がいかない心を持って行ったら、良いものは生まれないと思います。皆が納得して進めることが大事ですね。
工事を動かす上で、そういうことを常に考えて進めております。
われらFP家族で
今日はライフ・コア第1号様のSK邸で、「われらFP家族」の取材がありました。
お休みのところ申し訳なかったのですが、取材協力のお話があったときに、まず一番の思い出の作品ですので、お願いさせていただきました。
ご家族もお子様お二人になり、お子様たちが元気でにぎやかで、楽しい取材になりました。
思えば、竣工と同じくして生まれたお兄ちゃんが4歳になり、建物と一緒に歳を経ていくことも、感慨深い思いです。
やはり現在、順調に仕事を進めていられるのも、道を切り開かせていただいたSK様のおかげです。いつまでも心に残る思い出とともに、末永くお付き合いさせていただきますね。
節電の根本を考えねば
今日は雨が降って、どんよりとした一日になりましたね。
妻の保育園の行事で、父の日の歩こう会は明日に延期となったようです。
梅雨の時期ですから仕方がないのですが、それにしても北陸は梅雨入りという言葉を聞きませんね。もう入っているようなものですが。
あと1か月くらい経つと、いよいよ夏になりますね。
節電のこともいろいろ言われておりますが、県の指導で、なるべく1か所に集まって過ごしましょうというのが新聞に載っていました。
やはり性能のない普通の家では、一部屋に1台のエアコンという意味で、そういうお達しなのですね。実際人が集まれば、それだけ温度も上昇しますし、一部屋だけ涼しくしても、周りの部屋が暑ければ、すぐに温度は上昇してしまいます。
また寝るころには、各寝室に入って休むようになって、そこからまたエアコンをスタートさせることで、熱せられた部屋を冷やすのに、たくさん電力を使ってしまうもとになるのですが…。
節電の根本を考えたら、1台のエアコンでも間仕切りの作り方によっては、家じゅうがまかなえる家づくりがあるんですが、そこに注目していただけないものかと思いますね。
結局、進歩を遅らせているのは、正しい指導ができていないお役人の知識不足と実行力の無さからでしょうね。
こんな無駄が・・・
今日の産経新聞に書いてありましたが、被災者のための「みなし仮設住宅」という制度が急増して、かわりにプレハブの仮設住宅の予定戸数がいきなり減少して、約2万1千戸という大量の在庫が出てしまったとか。
みなし仮設住宅は、すでにある賃貸住宅を仮設住宅と認めて、家賃を補助するというもの。
今あるものを使うのですから、真っ先に進めればよい話ですよね。
そのことが頭にあれば、無駄な大量発注もしなくて済んだのに・・・。
政府の要望に応じてプレハブメーカー、住宅メーカーも資材の準備に応じてきたのに、もういらないとなったら「資材調達は業者の責任。国費での負担は一切ない。」という国土交通省の答えだそうです。
資材メーカーも大変な目にあっていると思いますが、初期に発生した合板類の品薄もこれらにかかわることではないかと勘繰ります。
住宅メーカーが用意した資材も、わざわざ仮設用に短く切断したり、ユニットバスなども普段使われない小さい特注のものだとか・・・使えませんね。最終的には廃棄しないといけないという話も書いてありました。
こんな無駄はエコどころの話ではありませんね。国土交通省なり責任者が自腹を切ってでもストックしなさい。と言いたくなります。
ほんとに政治のレベルが低いために、国民は大迷惑を被りますね。
マスコミも国民も、もっと声を大にして、言っていかないといけないと思います。
わかろうとする
今日は午前中、事務作業と打ち合わせ。午後は先日のメンテナンスの続きで、塗装作業を行いました。
メンテナンスも人にやらせるより、自分で行うほうが、自分の目で見て触って対処しますから、状況がよくわかります。
よく「体で覚える」といいますが、なんでもやってみないと本当のところはわからないものです。
最近、TV番組も食べ物の紹介が多いですね。これもおいしそうとは思いますが、実際には食べてみないとわかりませんものね。
やはり、なるべく経験を積むということが大切だと思います。
機会があればなんでもやってみること。そういうことが、特に若い人たちには必要でしょうね。
とはいえ、私も子供のころからなんでも取り組んでいたわけではなく、やはりいろいろ考えるようになったのは就職してから。
設計でひたすら図面は書いておりましたが、実際作るのは職人さん。感覚が違います。
これではいけないと思う設計士でした。現場をもっと知らなくてはと・・・。
それが現在の当社のスタイルになっています。
とにかく、わかろうとする努力が大切ですね。
わかろうとしない無関心が、進歩を妨げてしまうのだと思います。
善から進めると・・・
今日は現場で筋違金物のチェックと記録写真の作業を行いました。
1か所ずつ番号を書いて全数写します。これはやり方として、お役所に指示されての作業ではありませんが、記録として残せると思ったので自主的に行っています。
数が多いのでなかなか大変ですが、良いことだからという意識がありますので、苦にならずできます。ただ、これがやらされるようになると気が重くなるかもしれませんが・・・。
何事も善から進めると気持ちよく物事が進むと思います。
逆に法律であれこれ決めるのは、悪から進めるやり方だと思いますね。
これは成熟した社会のありようではないと思います。
理想論かもしれませんが、やはり自主的に考え行動すること。そしてそれが大人の判断で行動できる社会が良いと思います。無駄な事柄もたくさん削減できて、豊かな生活がおくれることになると思います。
無駄な法律を作り続ける、官僚のみなさんをバッサリ削除するのが一番エコでいい方法だと思いますが・・・。
住宅履歴について
今日は住宅履歴情報サービスについての説明会に金沢まで行ってきました。
参加人数が少なく、まだまだ認知度が少ないのかなと思います。
今回はFPコーポレーションが作ったサービスで「うちログ」というもの。
実際の住宅所得者とサポート事業者(工務店側)のそれぞれが使える仕組みのものでした。
履歴という情報も、お金を払って管理していく時代なんでしょうか。
もちろん大切と思う反面、ほんとに生きた使い方をするには、お客様も工務店側も、
かなり手をかけていかないといけないなと思いました。
今、長期優良住宅ではこうした履歴を30年間残すことが義務付けになっているようで、怠ると30万円以下の罰金や認定の取り消しにもなるそうです。
しかも、こういった仕組みを第三者機関に委託してID番号をとることが必要になるとか。
このあたりの話を聞くとだんだん嫌になってきますね。
自分の家のことでなんでそんな干渉されないといけないのかと思ってしまいませんか?
私はどうも押し付けられることが嫌いな性格なので、そう思ってしまうのかもしれませんが。
純粋に良いことだから参加しようという思いも冷めてしまいそうです。
日本人ってこういうところが堅苦しくて、センスがありませんね。
特にお役所の上のほうの人は・・・。
法律や規則でガチガチにしないで、こうしたらもっといいよという発展性を含めた、柔軟な指導をお願いしたいところですね。
納まりの検討
今日は雨になるかと思いきや、今晩から明日の朝にずれ込んだようですね。
午前中は現場で材料の搬入や、筋交金物のチェックと、板金の納まりの打ち合わせをしました。さっそく今度は、細かい納まりの検討です。
当社の設計は、どうも普通の形をしていないので、いろんなところで納まりの検討が必要になります。納まりというのは楽をすればあんまり考えなくても済むのですが、そこを楽しないところが、当社の考え方です。
まずはいかにデザインよく気持ちよく納めるか。そして施工的にもきちんと納まること。
もちろん設計の段階で考えてはいるのですが、現場に入って再度検討を行います。
よく設計士の書くデザインで無理が感じられるものがあります。これはのちのち問題が発生する場合がありますから、やはりメンテナンス的に無理のないように納めなくてはいけません。
設計と施工と両方携わるからこそできることですし、サラリーマンではそこまで時間がかけられないでしょうね。無駄に時間を使ってはいけませんから・・・。
自営となって自分が腹をくくれるからこそ思い切って造れる家づくりが、他社ではできない大きな差別化でありますね。
木のメンテナンス
今日は朝一番に中学校の廃品回収があり、我が家はGWにやった大掃除で、
軽トラ1台分くらいあったので、持っていかせてもらいました。
知らず知らずのうちに物は溜まっていくものですね。
その後、お客様のところに行き、木製手すりの再塗装のお手伝いに行きました。
汚れている部分が気になったので、最初はサンダーを使って汚れを落として、
お客様も手伝っていただいて塗装作業。大半をお客様が塗ってくださいました。
木はメンテナンスしていくことで、また気持ちよく使っていけますし、
やはり味わい深いものがあります。
目に触れても、触ってもやはり木は良いものですね。
外壁であってもどこかに使っていきたい素材だと思っています。