答えを出すまでに
今日は午前中、施工図を書いておりました。
部分部分の納まりの検討と細かい寸法決めをしていくのですが、答えは一つではありません。
最終的な答えを出すためには、図を書いて、現場を見て、また図を直して、大工さんや職人さんの意見を聞いて、さらにまた検討して、図面を引いて・・・。
最後には自分で結論を出すわけですが、それまでに考える過程をかならず踏みます。
いくつかの答えの中から、最終的な答えを出すために、裏付けを行うんですね。
だから納得がいく。
設計士が無理な納まりを、自分のエゴで進めるのは、周りに納得していない人が必ずいるものです。それは作る職人さんだったり、ましてやお客様かもしれません。
やはり物を作っていく過程で、納得のいかない仕事を、納得がいかない心を持って行ったら、良いものは生まれないと思います。皆が納得して進めることが大事ですね。
工事を動かす上で、そういうことを常に考えて進めております。