階段の下まで、最初から考える
階段についてのお話を続けています。今回は、その階段の「下」に目を向けてみます。階段下は高さが一定ではなく、少し扱いにくい場所でもありますが、だからこそ最初から使い方を考えておくと、暮らしに役立つ場所へ変えることができます。
階段下は、あとから使い道を考える場所ではありません
階段をつくると、その下には高さの違う空間が生まれます。
そこを「余った場所」と考えて、あとから収納にする方法もありますが、私は間取りを考える段階から、階段とその下の使い方を一緒に考えるようにしています。
たとえばこちらのお宅では、階段の形に合わせて棚をつくり、そのままカウンターへつなげて、スタディコーナーとして使えるようにしました。
階段と家具を別々に考えるのではなく、一つの空間として考えることで、その家ならではの使い方が生まれます。
形に合わせれば、収納としても活かせます
もちろん、階段下を収納として使うこともあります。
ただし、階段下は奥へ行くほど高さが低くなるため、普通の部屋と同じようには使えません。
そこで、高さのあるところには棚を設け、低いところも無理なく使えるように、その形に合わせて収納をつくります。
既製の収納を無理に入れるのではなく、階段の形に合わせることで、使いにくい場所を減らすことができます。
何でも収納にすることが正解ではありません
一方で、階段下をすべて収納にすればよいとも思っていません。
別のお宅では、階段下をリビングのテレビコーナーとして使いました。
収納の扉で閉じてしまうのではなく、リビングの一部として開いて使うことで、階段下にも役割が生まれます。
収納、スタディコーナー、テレビスペース。どれが正解ということではなく、その家で何が必要なのかを考えて決めることが大切です。
■まとめ
階段下は、間取りをつくったあとに残る場所ではありません。階段の形や高さ、まわりの部屋との関係を見ながら、最初から役割を考えておく。そうすることで、限られた面積の中にも、その家らしい使い方が生まれてきます。
階段の位置や階段下の使い方は、間取りによってさまざまです。「この場所をもう少し活かせないかな」というご相談も、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
FP床パネルの施工と、建て方への準備
今日は坂井市の現場で、朝一番のFP壁パネルの搬入からスタートしました。大工さんには土台伏せから床パネルの施工、床合板張りまで進めてもらい、私も息子と一緒に天井パネルの準備作業を行いました。建て方を目前に控え、今日は朝から夕方まで、現場が大きく進んだ一日となりました。
土台伏せから、FP床パネルの施工へ
まず大工さんには、基礎の上に土台を据え付ける「土台伏せ」の作業から進めてもらいました。
土台と大引きが組み上がると、今度はその間にFPの床パネルを落とし込んでいきます。
FPパネルは、硬質ウレタン断熱材を木枠で囲んだもので、床下からの冷気や熱の影響を抑える大切な部分になります。
パネルを納めたあとは、継ぎ目に気密テープを施工して、隙間から空気が出入りしないように処理していきます。
こうした部分は、床が仕上がると見えなくなってしまいますが、住まいの快適さを支える大切な工程です。
床合板の施工と、天井パネルの事前準備
床パネルの施工が終わると、その上に床合板を張っていきます。
大工さんが床の作業を進める一方で、私と息子は、建て方当日に使用する天井FPパネルの準備作業を行いました。
今回の天井パネルは、あらかじめ木製の桟を取り付けておく必要があり、二人で手分けして加工を進めました。
建て方当日はクレーンを使った作業もあり、限られた時間の中で安全に施工を進めなければなりません。
そのためにも、地上でできる準備は事前に済ませておくことが大切です。
こうしたひと手間が、当日の安全と作業のスムーズさにつながると思っています。
最後はしっかり養生して、一日の作業を完了
午後には床合板の施工も進み、最後は床を保護するための養生シートを貼ります。
朝一番に搬入された壁用のFPパネルも、建て方に向けて現場に揃っています。
一日の作業を終えたあとは、床全体と現場に置かれた材料をブルーシートでしっかり養生しました。
今日はお天気にも恵まれ、予定していた作業を無事に終えることができて何よりでした。
これで、建て方に向けた大きな準備がまた一つ整いました。
■まとめ
基礎だけだった現場に木材が組まれ、床ができあがると、いよいよ家づくりが本格的に進み始めたことを感じます。建て方当日も安全に作業が進められるよう、引き続き準備を整えていきたいと思います。
FPの家の断熱や気密、普段は見えなくなる施工のことなど、家づくりについて気になることがございましたら、ライフ・コア公式LINEからお気軽にご相談ください。
階段吹抜けは、光の通り道になる
先日は、階段を単なる上り下りの場所ではなく、間取りをつくる大切な要素としてご紹介しました。今日はその続きで「階段と吹抜け」について。
私がこの二つを一緒に考える理由の一つは、階段まわりを“光の通り道”として使えるからです。
階段には、もともと上下をつなぐ空間がある
階段は1階と2階をつなぐため、当然その上には上下につながる空間が必要になります。
その階段まわりを壁で閉じてしまうのではなく、吹抜けとして少し開いて考えると、単なる移動の場所ではなくなります。
視線が上へ抜け、2階とのつながりが生まれ、空間にも広がりが出てきます。
ただ、私が一番大切だと思っているのは、その「開放感」だけではありません。
上の窓から入った光を、1階まで届ける
階段吹抜けの大きな役割は、高い位置から取り込んだ光を下の階まで届けられることです。
2階の高窓や吹抜けの窓から入った光は、床があればそこで止まってしまいます。
でも、階段まわりを吹抜けとしてつなげておけば、その光を1階まで落とすことができます。
特に、周囲に建物があって1階の窓だけでは光を取り込みにくい家では、「窓を増やす」のではなく、上から入れた光をどう下へ届けるかという考え方が有効になります。
吹抜けは、大きければ良いわけではない
吹抜けというと、リビングを大きく二層分開けるイメージを持たれる方も多いと思います。
でも、必ずしも大きな吹抜けが必要なわけではありません。
階段まわりに必要な上下のつながりを活かしながら、光が通る分だけ開く。そうすれば、2階の床面積とのバランスも取りやすくなります。
吹抜けそのものを目的にするのではなく、**「どこから光を入れて、どこまで届けたいか」から大きさを決める。**私はその考え方を大切にしています。
■まとめ
階段と吹抜けを一緒に考えるのは、ただ家を広く見せるためではありません。上から取り込んだ光を1階まで届けるための「光の通り道」にする。そう考えると、階段の位置や吹抜けの大きさにも、きちんと理由が生まれてきます。
周囲に建物が多く、1階の明るさが心配な土地でも、窓の位置や階段、吹抜けのつくり方で工夫できることがあります。家づくりのご相談は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。














