「制限」があって
先日読んだ、新聞の正論に気になることが書いてありました。
題名は「制限が最上の成果を生みだす」というものです。
内容を書くと長くなるのですが、バッハのシャコンヌという曲をブラームスが編曲して、左手だけで演奏するものがあるそうです。これが実に両手で演奏する編曲のものより優れているとか。
正論の中身は別として、すごく興味のある話でした。世の中のいろんなことに当てはまるんじゃないかなと思いまして。
今の時代、たくさんの情報があり、そのたくさんの情報の中から、本当に必要なものを探し出すのが逆に難しくなってきているように思います。
そこに、自ら「制限」を持たせることで、なにかが見えてくるんではないかと・・・。
なんでもそうですが、家を建てることも制限があって、その中でなんとかやりくりして、頭をひねって作り出すもの。それだからこそおもしろいものも出来上がったりしますものね。
全ての条件が整っていたり100点に近いものがいいというようなことじゃないんですね。
「制限」があることを生かして使うことが、人間のもっと本質的な優れたところを引き出してくれると思います。