将来にリフォーム
今日はリフォームのお客様と新築をお考えのお客様とにお会いすることがありました。
リフォームをお考えのお客様は、これまであれこれ改修をしてきて、新築ができるくらいお金をつかっちゃったかしらというお話。
新築をお考えのお客様は、なるべくリフォームにお金をかけずに現状維持でお使いになっていらしたとか。
どちらのお客様も、家をきれいに大事にお使いでいらしたので、とても感心いたしました。
当社でも、リフォームのご依頼もいただき工事をやらせていただくこともあります。
必要とあらば、ご自宅を大事に手をかけながら住み続けることは私も多いに賛成ですね。
ただ、現状は本当にリフォームして価値のある家かしら?と首をかしげる建物の多いこと。
リフォームを売り物にしたTV番組も人気がありますが、全部が全部とは言いませんが、見ていて疑問に感じる部分も多々ありますね。
基礎も不安定、構造もなおさら粗末な建物を、なんとか補強をしながら再生していく・・・。
とても良いことのように見えて、それがさらに永く残していく価値のある建物かどうか。
当社の考えは、新築時にいかに基礎や構造体、そして断熱・気密・計画換気など、基本性能をしっかりと作らせていただいて、カビ・ダニ・結露の発生しにくい永く使える家を建てさせていただく。そこが大事だと思っています。
それでこそ、今度は手を加えながら、永く永く愛されて住み継がれるようになりますね。
リフォームの意味も十分あります。
日本で建てられる家の造りは、長期優良住宅とか最近はうたったものもありますが、内容はこのくらいのことではたしていいのだろうかという中身。まだまだだと思います。
今リフォームが見直されるのではなく、将来リフォームが生きてくる家造りをぜひともお勧めしたいと考えます。私がいなくなった後世になっても、リフォームするときに、この家はきちんと作ってあると思っていただける仕事を目指しております。