失敗しない家づくり-第3回|間取りは広さより暮らし方が大切です
家づくりの中でも、間取りを考える時間は楽しいものです。リビングを広くしたい、収納を増やしたい、家事を楽にしたいなど、いろいろな希望が出てくると思います。ただ、間取りは部屋の数や広さだけで決めるものではありません。
間取りでまず考えたいのは、家の中での動き方です。
朝起きてから出かけるまで、買い物から帰って荷物を片付けるまで、洗濯して干してしまうまで。
こうした日常の動きがスムーズかどうかで、暮らしやすさは大きく変わります。
例えば、洗濯機から物干し場が遠かったり、干した洗濯物をしまう場所が離れていたりすると、毎日の家事が少しずつ負担になります。
図面を見る時には、部屋の配置だけでなく、自分たちが家の中をどう動くかを想像してみることが大切です。
収納は、たくさんあれば良いというものではありません。
もちろん量も大切ですが、それ以上に、使う場所の近くに収納があるかが大事です。
玄関には靴や傘、長靴、コート、外で使うもの。
洗面まわりにはタオルや洗剤、キッチンには食品や日用品のストック。
リビングにも、書類や小物、掃除道具などをしまう場所が必要になります。
使う場所としまう場所が離れていると、結局ものが出しっぱなしになりやすくなります。
収納は、面積だけでなく「どこで使うものを、どこにしまうか」まで考えておきたいところです。
最近は、広いLDKをご希望される方も多いと思います。
家族が集まるリビングは、やはり大切な場所です。
ただ、LDKは帖数だけで判断しない方が良いと思います。
図面上では広く見えても、家具を置くと通路が狭くなったり、テレビやソファの位置が決まりにくかったりすることがあります。
反対に、数字上はそれほど広くなくても、窓の取り方や天井の高さ、隣の空間とのつながりによって、広く感じられることもあります。
ソファに座った時に落ち着くか、食卓のまわりに余裕があるか、家族が自然に集まりやすいか。
そうした実際の暮らし方まで考えて計画することが大切です。
福井の暮らしに合った計画も必要です
間取りは、その地域の暮らし方にも合わせて考える必要があります。
福井の場合は、特に玄関まわりと室内干しの計画が大切だと思います。
雪の日には長靴やコート、除雪道具なども必要になります。
雨や雪の日が多い時期には、洗濯物を室内で干すことも多くなります。
そのため、玄関収納やシューズクローク、物干しスペース、洗濯物をしまう収納までをつなげて考えておくと、毎日の暮らしが楽になります。
見た目の間取りだけでなく、福井で実際に暮らす時に使いやすいかという視点も大切にしたいところです。
図面だけで終わらせない確認が大切です
間取りは図面で確認しますが、図面だけでは分かりにくいこともあります。
家具を置いた時の通路幅、コンセントやスイッチの位置、照明の位置、窓の高さや見え方、エアコンやテレビの位置などです。
こうした細かな部分は、暮らし始めてからの使いやすさに大きく関わります。
図面上では問題なく見えても、実際の現場で確認すると、少し位置を調整した方が良いこともあります。
当社でも、図面だけで終わらせず、現場で家具の位置やスイッチの位置などを確認しながら、暮らしやすい納まりになるように考えています。
小さな確認の積み重ねが、住んでからの使いやすさにつながると思います。
間取りで大切なのは、部屋の数や広さだけではありません。毎日の動き方、収納の場所、LDKの使いやすさ、地域の暮らし方まで考えることで、住んでから後悔しにくい家づくりにつながります。
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