快適なオフィス環境を
今日の産経新聞に載っていた話ですが、オフィスの環境についての考え方が、日本は欧米に対して遅れているという内容が書かれていました。
例えば、東京の先進的なオフィスである六本木ヒルズ、新丸の内ビルディング、東京ミッドタウンなどでも、ビルの完成後にテナント企業が元の新品の照明や内装を破棄して、企業独自に選定した照明や内装に交換されるということがあるそうです。
これは特に外資系の企業に多く、欧米ではオフィス環境の品質が働く人々のモチベーションの向上につながる事を知っていて、やる気の出る環境を作ってあげることを行なっているんですね。
これに対し日本の企業は、何の変哲も無い標準的な照明と内装のまま利用するケースが多く、経営者の感覚が、働く人々の心理的・生理的な影響について関心を持っていないことが表れているようです。
暑すぎたり寒すぎたりの空調に、明るすぎる無機質で均一な蛍光灯の光の中で、働く人々は無表情でやる気の出ない仕事場から早く帰りたいと思うことでしょう。
私も会社員であった頃を思い出すと、職場の環境の悪さというのは、とてもつらいものであることを身にしみていて、毎日働くオフィス環境について、昔からとても関心がありました。
現在おかげさまで、自身で設計した離れの事務空間については、限られたスペースの中でなんとか過ごしやすい環境が出来たと思っています。
FP工法で建てられておりますから、室内環境は真夏でも6畳用省エネエアコンで28度設定のまま、すこぶる快適な空気環境になっています。
内装も事務所空間ではあまり用いない、落ち着いた色調の壁紙を採用し、よく日記でも書いておりますが、蛍光灯を排除して電球の器具に調光スイッチを付けたものを使い、状況に合わせて明るさを調整しています。
FP工法の場合、屋外との防音効果も優れている為、私も夜中までBGMを聞きながらゆったり作業することが実現しております。
やはり仕事をというのは、「楽しくやっていないといい仕事にならない」という考えが昔からありまして、お客様に気持ちのいい空間を提供する為には、気持ちいい空間を知っていて、その気持ちいい精神状態の中で作業を行なうことが大切だと思っています。
今回読んだ記事はまさにその通りだと思ったものですから、取り上げてちょっとだけご紹介しましたが、きっと共感していただける方も多いかと思います。
そんな方は、また当社事務所にもぜひおいでいただき、お話しに来ていただければと思いますよ。