本棚
こちらはIKEAにあった本棚です。
普通に見えるかもしれませんが、私ども設計するものから見ると、とてもいい。
なにが良いかというと、例えばコーナーの部分にも使えるシステムがあることですね。
日本の製品でも探せばあるかもしれませんが、あんまり無い。
ガラス扉も付けても付けなくても違和感が無く使える。
このシステムラックにはもっとバリエーションがあって、薄型のTVが組み込める部分があったり、CDがピッタリ入るラックなども組み合わせて使えるものがありました。
内部に照明を付けたり出来るのも、さすがです。デザイナーさんが建築的なことと、見え方、住み心地の良さを考えているからこそ、こういう提案が出来るんじゃないかなと思いますね。
昔からある婚礼ダンスなど、ちょっと悪口になるかもしれませんが、そのセットだけで見ればまとまっているのかもしれませんが、それが部屋に置いて、他の家具とコーディネートとして揃うであろう事を考えて作ったものを見たことがありません。
サイズも部屋にきれいに納まる寸法を考えてあるのもないですね。そんなことからたぶん今は売れなくなっているんだと思います。(家具屋さんゴメンナサイ)
いくら造りが良くて立派なものでも、本当に使う人のことを考えていないと、それは独りよがりになってしまいますね。日本の家具屋さんもすばらしい技術を持ってらっしゃるのですから、ぜひこういう北欧の方の柔軟な発想を真似していただきたいと思います。