いっそのこと

住宅版エコポイントの申請に関するお話です。

新築で申請する場合、省エネ性能を証明する書類が必要になります。
「住宅性能評価で等級4」とか「長期優良住宅」とか「フラット35S」などの証明があるか、
「エコポイント対象住宅証明書」というものを発行してもらうということです。

この最後の「エコポイント対象住宅証明書」というものに関してですが、登録機関に審査をしてもらう必要があり、そのために4万円前後の費用が必要になるようです。

審査を受ける為にもまたたくさんの書類が必要になるので、これは工務店がやる作業です。
私どものように、当たり前に省エネ4等級が取れる家造りをしている場合に、もっと簡素化できないものかとついつい思ってしまいます。

以前から思っていることですが、今の国土交通省の指導は、大量な資料作りに時間と労力とお金を使わされて、本来必要な家造りにかける情熱まで奪ってしまうのではと危惧してしまいますね。

今回も制度の告知のために全国で講習会を開き、資料もたくさん配って税金を大量に使っていますし、このエコポイントの制度に1,000億円もの国費を使うとのこと。

こんなことをするよりは、省エネ基準のレベルを当たり前にもっと高い性能値に上げて、気密測定も原則に実行するような法律にすることに決めてしまってもいいのではないかと思いますね。省エネ住宅を当たり前にするのです。

そして、ややこしい制度を設けるより単純に住宅に係る税金を安くしてくれたほうが助かると思います。
今のバタバタした動きを見ていると、いっそのこと何もしないでくれますか?と問いかけたくなるのは私だけでしょうか・・・。

2010年01月26日(火) 22:43 | カテゴリー: 日記   パーマリンク| |

いっそのこと への2件のコメント

  1. AROC SANWA 上田  より:

    そうですね。同感です。
    気密測定を原則にすれば、収まる話だと思います。

    瑕疵担保履行についても、肝心な技術基準は簡素化されていて 例の姉歯事件の教訓が生かされていないと思います。
    国の施策は なんかおかしいですね。

  2. 管理人 より:

    ご同感いただきうれしく思います。
    本当に将来に向かってためになることなら、苦労は惜しまないのですが、今やらされている施策は、どれもこれも中途半端で、真剣に向き合えない気持ちが残ります。

    もう少し高い次元で物事を考えて欲しいものですね。

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