茅葺の効果
こちらは合掌造りの家の室内から、窓の外を撮ってみた物です。
外の光が強いせいで極端に室内が暗く写っていますが、実際にも暗いのは暗いです。
建築基準法から言えば、採光面積としてはダメっていうレベルですね。
現代の法律にあわせたらダメなことばかりでしょうけれど、
分厚い茅葺屋根のおかげで、外の暑さに比べると、ぜんぜん室内は過ごせます。
優れた遮熱・断熱効果を発揮しているということですね。
現代のペラペラな断熱の家のほうが、熱中症で人が倒れるんですから、
昔の人の考えのほうがよっぽど賢いと思います。
現代の住宅の指導では、射熱ガラスを使えば、断熱材は薄くしてもいいですよ。
というふざけた内容がまかり通る時代ですから、法律を作る人たちは、
まったく机上の考えで話になりません。
先人の知恵を現代に生かせるように、こういうところに出かけて体感してはと思いますね。