今日は総会で
今日は夕方からFPの家福井支部の総会がありました。
春にやらないといけないのがずるずる遅れてしまって今日の日に。
総会というと審議をしなくてはならず、支部長兼議長でやらせていただくのですが、
ぜんぜん段取りがわからずグダグダになってしまいました・・・。
こういうのはほんと苦手で困ります。やっぱり自分は技術屋で、こういう場はダメだなと思いました。
なにより、皆の総意というので進めていくこと自体に無理を感じているものです。
みんないろいろな考えで構わなくて、むしろ個々がしっかりと頑張ればいいんじゃないかと思っていますね。
先日、産経新聞のコラムに書かれていたことですが、日本の鎖国時代に幕府はアメリカは侵略が目当てではないという情報を得ていながら、
諸大名の意見を聞いてまわって、結局ダラダラとダメになっていったという話。
現代の政治にもよく当てはまる話ですが、ここはひとつ形ばかりの足並みをそろえるのに無駄な労力を使うのではなく、なにをしなくてはいけないのか方向性をそろえることだけ決めたほうがいいと思います。
やりかたはいろいろあっても、目指すところが同じという風が一番いいと思いますね。
気密を考える 3
北陸も梅雨明け宣言が出されて、今年は早い夏がやってきました。
基本的に夏は大好きなので歓迎すべきなのですが、梅雨明けにと考えていた工事も山積していて、また段取りに追われそうです。
さて、気密の話を続けていますが、冬の例を出してなおさら暑い思いをさせてすみません。
暖房に限らず、冷房であっても気密がとれていなければ、エネルギーロスが起こることは言うまでもありません。
それと換気の問題。ここが肝心なところなので何度も書いていることですが、書いておきます。
気密が高いと息が詰まるとか、低気密のほうが空気が入ってきて良いような言われ方をします。
けれど、隙間があると換気するというのは間違い。
風が吹いたり気圧が変わらないと空気は動かないし、ましてや家全体がきれいに換気されるなんてことは、低気密の家ではできないことなんです。
先日メーカーさんの営業さんとお話していましてわかったのですが、その営業さんマンションに住んでいて、家に帰ると今は暑いので、まず換気システムを回すとのこと。
熱気を出してからエアコンをかけるというのですね。ここに問題があります。
その換気システムですが、かなりの風量のようで、それ一つで全体を換気しようという設計でしょう。
これは建築基準法で定められたから仕方なしにつけたようなシステムですね。計算上はそれでOKなのでしょう。
でも、そんな風量のシステムを入れっぱなしにするわけでなく、結局止めているわけです。これは基準法ではOKの話ではないはず。
住む方が悪いわけではないのです。考えが足りない矛盾した法律を作るからこういう風になるのです。
しっかりと断熱・気密をセットでとって、それに計算され換気システムを稼働させる。この基本ができていないとすべて無駄なこと。
気密がたっていれば、少ない風量の換気で家全体を換気できます。それで出ていくエネルギーはわずかなもの。
そういうことをきちんと国がわかっていて指導するようでなくて、なにがエコハウスかという話です。
行政の無責任で、無駄な家づくりがやまない今日を思うと、残念でならない想いですね。
気密を考える 2
今日は昨日のお話の続きです。
気密をとらない施工というのは、断熱材の効果も無意味にしてしまう話。
断熱材とは、「空気の流れを止める」というところに意味があるということ。
それが気密工事をせずに断熱材だけ入れても、空気は動いてしまうわけなので、たとえば数値で表している効果も出ていないことになってしまいますね。
冬に胸元の空いたセーターを着るのと、タートルネックとの違いのようなもので、間違いなく後者のほうが暖かいのと同じだと書かれていました。
隙間から室内の暖かい空気が流れ込むのと同時に、壁の中で冷やされて壁内結露を起こすことも、よく知られている話です。
北欧や寒い国の建物は、その為に外壁面に気密シートを張り巡らせるのが当たり前になっています。(断熱材がグラスウールの場合ですが)
そんな常識があるにも関わらず、気密を悪者あつかいする風潮があるのは、いまだに古い日本家屋をイメージして設計をする頭の固い建築士の皆さんのせいかなと考えます。
自分もまた、そういう頭の固い設計士であったからこそ、あえて言いますが、日本の家づくりをきちんと考え直さないといけないと思います。
自分の固定観念にとらわれず、公平な目で見て、本当に大切なのはどういう家づくりかを未来に残す仕事をする立場から考えていただきたいと思っていますね。
気密を考える 1
今日はまた、日経アーキテクチャーの連載のお話を書きたいと思います。
前真之さんという工学博士の方の書いたコラムですが、ほんとによくぞ書いてくれたという話です。
今回は気密の話。
エコハウスだとか、長期優良住宅とか言いながら、気密のことが理解されていないというか、なおざりになっていることに、とても危機感を感じているところですが、大事なことがしっかり書かれていました。
まず、冬の話になってしまうんですが、暖房で温められた空気というのは、熱気球を飛ばすくらいの威力を持っているということ。
これを家で考えると、温められた空気はどんどん上昇気流を起こして、建物上部に上がっていくのですが、隙間だらけの家は、屋根や壁から我先にとどんどん抜けて行ってしまうというのです。
それだけならいいのですが、抜けて行った分、外の冷たい(=重い)空気が床とか低いところから容赦なく入ってくることになるといいます。
つまり、暖房すれば暖房するほど、低い位置にある居住空間が、逆に寒くなってしまうという現象が起こりえるという話です。
ファンヒーターとか、軽い高温の温風を吹き出すものは特にこうした悪影響が出やすいとのこと。
これは、わかりやすい説明だと感心しました。だからこそ、気密をとることが大事ということが言えるんですね。
これが問題の一つで、続きはまた明日書かせていただきますね。
七夕に想う
今日は七夕でしたが、あいにくの雨となりましたね。
普段は夜空を見上げることが少ないのですが、こんなときこそ見たかなと思うと残念な気もします。
しかし、星を見る時って街灯が気になりますね。あれがないとスッキリ見えるのにと思うことがよくあります。
キャンプに行っても、常夜灯がついていたりしますが、本当はこれが無いともっといいと思ったりします。
自然が自然に楽しめなくなっているのかもしれません。
私が子供のころに感じた自然の感覚というのが、今は子供たちにも体験させにくいです。
便利な世の中ですが、あえて不便を味わうくらいの、思い切った活動をしてみるのも
悪くないかなと想ったりしていますよ。
現場状況です
今日は中身だけ新しくなったブログの練習で写真を載せてみました。
勝山の現場ですが、足場とシートがかかっていますので、ほとんどよく見えませんね。
今日は富山から朝帰って、午後から現場に入りました。
大工さんは機密テープの作業を進めているところですね。
私も作業に詰めたいところですが、段取りとかいろいろすることがあって・・・。
集中できる職人さんがうらやましくもなっているところです。
今日は富山から
今日はFPの家の北信越の青年部会の発足準備委員会ということで、富山で会合の後泊りです。
出先でパソコンをつないで、さて日記を書こうかと思いましたら、動かず手間がかかりましたが、実は今日から日記のプログラムが変わりました。
見た目はまったく変わりませんが、中身が変わっています。
この際、デザインを一新することもできたのですが、逆にまったく以前のままにしていただくようお願いしたものです。
新しくして良いものと、新しくして良くないものがあると思っています。
ブログの場合は、読んでいただく皆様にとって、どうであるかですね。
常に考える基準を外さないようにしたいと思っています。
NASを導入
今日は事務所のパソコンにサーバーを取り付けてもらいました。
大切なファイルを集中して管理・保存するためですね。
通称NASという呼び名で、言ってみれば大きなハードディスクですが、ネットワークでいくつものパソコンからアクセスできるものです。
これをバックアップを取りながら管理していけばいいので、パソコンに負担もかからずこれまでより安心して使っていけます。
やはり5年経って、大切なファイルの量が多くなったということですね。
実際、こうしたペーパーレスでのファイルの保存も行っていますが、実は紙のファイルも残しています。紙で残したものの方が実は頭の片隅で覚えていて、たしかあそこにあったはず…。と思うものが探した時に出てきたりするとうれしくなりますね。
アナログもまた捨てがたいものであります。
グリーンカーテン作りました
今日は昨日いただいたゴーヤを使って、グリーンカーテンを作りました。
先日、石川の倉庫から残材のたるき持って帰って、塗装もしておいたのを使って骨組みを作りました。妻も手伝ってくれましたよ。
リビングの前には毎年すだれを下げているので、今回は玄関の前に作ってみました。
東向きですので、朝の強い日差し除けになれば良いと思っています。
成長が楽しみですね。