“GROW”の日中外観と、暮らしに寄り添う取付

今日は、電気温水器の故障相談で越前市のお客様宅へ伺ったついでに、“GROW”の日中の外観写真を撮ってきました。日差しが強く、写真としてはなかなか難しい条件でしたが、AIで補正してみると、建物の印象がまた違って見えてきました。あわせて、室内ではちょっとした取付作業も行ってきました。

AI補正で整えた“GROW”の日中の外観です。
日中の外観写真を撮ってみて感じたこと

外観写真は、建物そのものが良くても、光の当たり方ひとつで印象が大きく変わります。
この日は特に日差しが強く、影もはっきり出ていたので、見た目に近い雰囲気で写すのがなかなか難しい日でした。

そこで今回は、AIの力を借りて画像の補正も試してみました。
日中の写真と夕方の写真、それぞれ違う表情に整えてもらいましたが、影の出方や空の見せ方など、なかなか上手いものだなと感じました。
写真の表現方法も、これからまた広がっていくのかもしれませんね。

夕景では、建物の落ち着いた表情がより引き立ちます。
昼と夕方で変わる、“GROW”の表情

日中の外観は、建物の形や素材感が素直に見えて、すっきりとした印象があります。
一方で夕方の外観は、やわらかい光が加わることで、落ち着きや奥行きが感じられて、また違った魅力があります。

“GROW”は、水平ラインを意識した外観と、素材の組み合わせのバランスを大切にして計画した建物です。
こうして時間帯の違う表情を見ると、建物はただ形を整えるだけではなく、暮らしの時間の中でどう見えるかも大事だと、改めて感じます。

実際に使うドライヤーに合わせて、金物の位置を調整しました。
小さな取付作業にも、使いやすさを込めて

せっかくお施主様もいらしたので、以前ブログでもご紹介したドライヤー掛けの取付も行ってきました。
実際のドライヤーを掛けながら位置を確認して、使いやすい高さや納まりになるように調整して取り付けました。

こういう小さなことは、完成写真だけではなかなか伝わりにくい部分かもしれません。
ですが、毎日使う場所だからこそ、少しの工夫で使いやすさは大きく変わります。
コードもすっきり納まり、見た目も使い勝手も気持ちよく仕上がったと思います。


家づくりは、外観の美しさだけでなく、毎日の使いやすさまで整ってこそ、心地よいものになると思います。こうした一つひとつを、これからも丁寧に積み重ねていきたいです。


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暮らしやすさを支える壁まわりの設計

今日は、“GROW”の写真の中から、まだご紹介していなかった部分をお見せしたいと思います。エントランスホールからLDKへ入る通路と、キッチン横の袖壁です。大きな見せ場ではないかもしれませんが、毎日の暮らしやすさを支える、細かな工夫を込めた場所になっています。

LDKへつながる通路に設けた、家族用の掲示板ニッチ。
通路の壁を、家族の掲示板として使えるように

エントランスホールからLDKへ向かう通路の壁には、一部を凹ませた掲示板ニッチを設けました。
ここは、家族の予定表やお知らせなどを貼って使えるよう、マグネットが付く壁になっています。
壁をそのまま使うのではなく、あえて凹ませたのは、掲示物が通路側に出っ張らないようにするためです。
何気ない工夫ですが、通るたびに引っ掛かる心配が減り、見た目もすっきり整います。
使いやすさと安全性の両方を考えながら、大工さんにも丁寧に納めてもらった部分です。

操作関係をまとめたキッチン袖壁で、毎日の動きもスムーズに。
操作をまとめて、動きやすい位置に集約

もう一つの工夫は、キッチン端部の袖壁にまとめたスイッチやリモコン関係です。
照明や設備の操作があちこちに散らばると、毎日の中で意外と小さな手間になります。
そこで、この場所に必要なものを集約し、動線の中で自然に使えるようにしました。
ドアホンのモニターとあわせて、玄関ドアの解錠スイッチも設けているので、来客時の対応もスムーズです。
ほんの数歩、ほんの数秒のことですが、こうした積み重ねが暮らしやすさにつながっていくのだと思います。

掲示と充電スペースを兼ねた、暮らしに便利な壁まわりの工夫。
ちょっと便利なひと工夫

完成写真の撮影時にはまだ間に合っていなかったのですが、掲示板ニッチの下にはバーも取り付けました。
ここにはタブレットなどを立てかけながら、充電して置いておけるようにしています。
ご家族で共有する端末や、ちょっと確認したい機器の置き場が決まると、暮らしの中の散らかりも減っていきます。
目立つ設備ではありませんが、毎日使うものの居場所をきちんと考えることは、とても大切です。
住まいは見た目の良さだけでなく、使っていくほどに良さがわかることも大事だと改めて感じます。


通路や壁まわりは、つい通り過ぎてしまう場所ですが、だからこそ少しの工夫が暮らしに効いてきます。毎日を気持ちよく過ごしていただくために、こうした細かな積み重ねも大切にしていきたいと思います。


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最初のモデルルーム“The Ark”を振り返って

今日は、当社で最初に建てたモデルルーム “The Ark” について振り返ってみたいと思います。

モデルルーム”The Ark”

“The Ark”は、2018年に建てた元モデルルームで、現在は長男が暮らす住まいになっています。

この計画のきっかけは、義母が「大東に良い土地がある」と、長男のために土地を買ってくれたことでした。
せっかくの土地を空き地のままにしておくのはもったいない。でも、長男の将来につながる土地であるなら、先を見据えた形にしたい。そう考えて、まずはモデルルームとして活用し、その後に長男の家となる計画を立てました。

当時、長男は神戸芸術工科大学の4年生でした。
まだ十分に打ち合わせができる状況ではありませんでしたが、将来本人が住む家になる以上、やはり本人の意思が反映された建物でなければ意味がありません。そこで何度もプランを描き直しながら、ライフ・コア デザインオフィスとしての設計力も表現できる、少し挑戦的な建物を目指しました。

敷地は間口7.4m、奥行き19mほど。
正面と裏側の二方道路に面した、細長くも特徴のある土地でした。この条件を生かして、両側の道路から駐車でき、1階は土間で通り抜けられるプランを考えました。

モデルルーム”The Ark”2

また、限られた敷地を有効に使うため、LDKは2階に計画しました。

車庫スペースの上には広いバルコニーを設け、人工芝を敷いて、2階にいても外へ広がるような開放感をつくりました。外部からの視線を避けるための壁の高さもしっかり確保し、LDKはカーテンなしでも落ち着いて過ごせる空間になっています。

モデルルーム”The Ark”3

空間のコンセプトは、長男の希望でもあった 「クラシック・モダン」 でした。
室内はブラックの壁紙で統一し、スチール部分はあえて荒々しい素材感を生かした仕上げに。見えてくる構造材はシルバーグレーで塗装し、全体として独特の緊張感と美しさを持たせました。

モデルルーム”The Ark”

大学を卒業して当社に入社した長男は、この建物の内装づくりにも深く関わりました。
塗装はほぼ自分の手で仕上げ、クロス工事も手伝いながら、現場で学び、覚えていったように思います。そうして完成した“The Ark”は、モダンでありながらシャンデリアやアンティーク家具も自然に似合う、独特の世界観を持った建物になりました。

モデルルーム”The Ark”

この建物は約1年ほどモデルルームとして活用し、OBのお客様にご見学いただいたほか、遠方からFPの家のお仲間が見学に来てくださったこともありました。
その後、長男が結婚し、今は実際の住まいとして使われています。

キッチンや洗面台にセラミックを使った造作家具を取り入れるなど、この建物では当社にとっても新しい挑戦がいくつもありました。
“The Ark”で試みたこと、考え抜いたこと、つくり込んだことの一つひとつが、その後のライフ・コア デザインオフィスのデザインや納まりのノウハウにつながっているように思います。

モデルルーム”The Ark”

今振り返っても、この建物は当社にとって大きな転機だったと感じます。
モデルルームであり、実験の場でもあり、そして今では家族の暮らしの場でもある“The Ark”。
当社の歩みを語るうえで、忘れることのできない一棟です。

プロフィール

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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