板金屋さんの手仕事が生む外壁の表情
今日は、板金屋さんの手仕事についてご紹介したいと思います。モデルルーム“DUNE”の外壁には、SGLガルバリウム鋼板をオリジナルで加工した、タテハゼ式の外壁を採用しています。見た目の美しさだけでなく、その裏には細やかな工夫と確かな技術が込められています。
外壁のアップ写真を見ると、三つ並んだ山のような立ち上がりが見えます。これは板金屋さんが道具でつかめる、ぎりぎりの寸法でつくられているそうです。ほんの少しの違いでも、見え方や納まりに影響してくるので、こうした寸法のさじ加減には経験が必要になります。
何気なく見える一本一本の線も、実は職人さんの感覚と技術の積み重ねで成り立っているのだと思います。
この外壁は、縦の材料を途中で重ねて継いでいますが、その継ぎ目もただ重ねればよいというものではありません。きちんと差し込み式にしておかないと、継ぎ目のところで板が膨らんだり、歪んで見えたりしてしまうそうです。
そのために、上下で折り方の幅を変える工夫まで施してくれています。表からは分かりにくい部分ですが、こうした見えないところの丁寧さが、仕上がりの美しさを支えているのだと思います。
さらに今回は、板の幅も長さもランダムにしてほしいという、少し無茶なお願いにも応えていただきました。整然とした中にも変化があり、どこかあみだくじのようにも見える表情が、この建物だけの外観をつくってくれています。
今は何でも早く、効率よく、という時代ですが、家づくりに関しては、それだけでは”心”が足りないと感じます。お客様の思いを受け止め、それを形にしようとする職人さんの気持ちがあってこそ、長く愛着を持てる住まいになるのではないでしょうか。
私たちは、心の通った職人さんたちと力を合わせながら、一棟一棟を丁寧につくっています。言葉でお伝えすることも大切ですが、やはり実際に出来上がった建物を見ていただくのが、一番分かりやすいように思います。
モデルルームの外壁や素材の表情を実際にご覧になりたい方は、どうぞ公式LINEからお気軽にご連絡ください。写真では伝わりきらない手仕事の良さを、現地で感じていただければと思います。
家具が入って完成する空間の美しさ
今日は、“GROW”の写真を見ながら、家具と空間のコーディネートについて書いてみたいと思います。家そのものの形や素材も大切ですが、そこにどんな家具が入るかで、空間の印象は大きく変わります。今回のお住まいは、その大切さを改めて感じさせてくれました。
家を設計する段階では、どんな暮らし方をされるのか、どのような家具を置きたいのかをできるだけお聞きして、間取りや寸法の計画に反映していきます。
ただ、最終的にどの家具を選ばれるかは、お施主様ご自身の楽しみでもあり、住まいの個性が表れるところでもあります。
だからこそ私は、いつも完成が近づくにつれて、どんな家具が入るのだろうと内心少し緊張しています。
空間に合った家具が入ると、住まい全体が一段と引き立って見えるからです。
お引渡しの時点では、まだ家具がそろっていないことも少なくありません。そうした場合には、当社の家具を仮に入れたり、家具屋さんにお借りしたりして撮影することもあります。
ダイニングテーブルなどを仮に製作して納めることもあるのは、家具が入ることで空間の見え方が大きく変わるからです。
何もない状態でも建物の良さはありますが、家具が入ることで暮らしの場としての輪郭が見えてきます。
完成写真において家具が大切なのは、見た目のためだけでなく、この家での暮らしを自然に想像していただけるからだと思っています。
今回の“GROW”では、お施主様が空間全体の雰囲気に合わせて事前に家具を選んでくださり、見学会までに搬入も間に合わせてくださいました。
オークのやさしい木目に、ブラックで統一したキッチンがよく映え、そこにシャープなダイニングセットと存在感のあるカウチソファーが加わって、空間がとても美しく整いました。
家具、照明、内装の色合いがきれいに調和していて、私自身もとても嬉しく感じました。
家づくりは、つくり手だけでも、お施主様だけでも完成しません。こうして一緒に積み重ねてきた思いが、最後に空間の心地よさとして表れるのだと思います。
住まいは、建物が完成して終わりではなく、家具や照明が入って、そこでの暮らしが見えてきてこそ本当の完成に近づいていきます。“GROW”は、そのことを改めて感じさせてくれるお住まいでした。
モデルルーム見学や家づくりのご相談は、どうぞ公式LINEからお気軽にご連絡ください。暮らし方やお好みに合わせた住まいづくりを、丁寧にご一緒します。
夜のLDKに宿る、光の美しい工夫
今日は“GROW”の、まだブログでご紹介していなかった夜の写真を載せたいと思います。昼の表情ももちろん良いのですが、やはりこのお住まいは、照明が入った時に空間の魅力がいっそう伝わります。今回は、キッチンからの見え方や、ダイニング照明の美しさも含めてご紹介します。
キッチンに立った時、ダイニングからリビング、そしてタタミコーナーまでがすっと見渡せるのが、このLDKの気持ちよさの一つです。料理をしながらでも家族の様子が感じられて、ただ広いだけではない、つながりのある空間になっています。
今回、ブラインドを開けた状態で撮影してみたのは、ガラスに映る照明の表情もきれいだったからです。外の暗さを背景に、室内の灯りがやわらかく映り込み、夜ならではの落ち着いた雰囲気が出ていました。
明るく感じる理由は、壁の照らし方にあります
この写真で見ていただきたいのは、ダウンライトや間接照明が、ただ床を照らしているのではなく、壁面にも光を回しているという点です。人は、目の前に見える壁や天井が明るいと、空間全体を明るく感じやすくなります。
そのため、必要以上に照明器具を増やさなくても、十分に明るく、しかも落ち着きのある空間をつくることができます。単に灯りを増やすのではなく、どこを照らすかを考えて計画することが、居心地の良さにつながっていくのだと思います。
ダイニングの写真では、お施主様が選ばれたガラスのペンダント照明が、とても美しく映っています。きらきらとした表情が印象的ですが、私たちが照明選びで大切にしているのは、まずテーブル面をきちんと照らせることです。
食事をしたり、書き物をしたりする場所ですので、下向きにしっかり光が出ることはとても大切です。そのうえで、この照明は脇に漏れる光がガラスを美しく見せてくれるので、機能面とデザイン面の両方がうまく両立していました。お施主様の選択が、空間によく合っていたと思います。
夜の写真を見返していると、照明は単に明るさを確保するためだけのものではなく、空間の印象や心地よさを整える大切な要素だと改めて感じます。“GROW”の魅力が、こうした夜景からも伝われば嬉しいです。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりや照明計画にご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。写真では伝えきれない空間の心地よさも、実際のお話の中で丁寧にお伝えしています。










