耐震性の低さで・・・
今朝は、新聞を見て驚きましたね。耐震性の低い建物の多さで、福井県は新潟についで2位とは。
たしかに、田舎のほうに行くと田の字和室が4つ並んだ家も多いと思いますし、建物の大きさに比較して、筋交いの入った壁量が、少ない家が多いかと思います。
ドキッとするのは、新潟があんな惨事になった直後ですから、やはり同じような地震が福井にあれば、と考えたら心配になられた方も多いと思いますね。
今後、耐震補強ということにも、真剣に取り組むきっかけになってくれれば良いと思います。
筋交いの入れ方にもバランスが必要ですし、ただ入れるだけでなく、引抜に対する金物での補強も含めて専門家に見てもらって行なうことが必要だと思います。
福井県でも木造耐震診断講習会と言うのが、近く開かれまして、診断士の育成を行なっています。私も以前の講習を受けておりますが、やはり関心は高く、たくさん受講されていたという印象はあります。
作業内容は、なかなか、現況の調査から始まって、図面をつくり、そして内容の判定となると結構大変な作業内容です。
それで、耐震補強の設計をしてもらうとなれば、人の命にかかわることですから、やはりちょっとオーバーなくらいに費用のかかる工事にもなるでしょうね。
私の親戚すじの方にも聞いた話ですが、古い田の字の家をリフォームしようと考えたら、知人の設計士の方にお願いしたところ耐震補強から必要とのことで、結局新築するくらいの予算がかかったと言う話でした。
古い家を大切に残していくことも大事な考え方であると思いますので、お金がかかったことも致し方なかったと思います。それで、何十年と持ってくれればいいですからね。
ただ、もっと長い目で見て、新築で考えるなら、地盤補強から工事が可能です。
地盤をまずしっかり補強した上で、家を建てるのが一番確実ですね。