「ガラスと建築」
今日は、建築士会と事務所協会さんの主催のセミナーに参加してきました。
その題名が「ガラス建築と省エネルギー」というもので、商業ビルなどで使われているガラス張りの建物における、省エネ対策などのお話で、日建設計さんの実務をされている3人の方たちの話を聞くことができました。
ガラスというのは、現代当たり前のように使われていますが、透明で見透かして見える上に建物の外皮に使用できる素材として画期的なものです。
外が見えると言うことと、建物の中に光を取り込むということを、最大限生かして建築に使われるのですが、いかんせん太陽の熱を通して、室内を熱くしてしまう欠点があります。
そういう欠点を克服する為の、実際に行われている方法について、紹介していただき、良い点悪い点それぞれに、興味のある問題で、勉強になりました。
結論を言うと、実は日本家屋でよく使われてきたすだれのようなものが、一番理にかなっているようで、ガラスの外で日差しを除けるのが間違いないやりかたのようです。
我が家も建物は現代風ですが、夏はすだれを掛ける設計に当初からしてあり、これが日よけ、目隠し、窓を開ければ通風の役目もし、重宝しております。
すだれが似合う建物というのも、和風建築以外だとなかなか難しいのですが、日射のための対策というものを、射熱ガラスや、ブラインド以外に建築的に考えていくことも必要だと改めて思いました。