オープン階段は、なぜ広く見える?
階段についてのお話を続けています。今回は、踏板の間が開いている「オープン階段」について。見た目がすっきりしているという印象がありますが、私が大切だと思うのは、階段の向こうまで視線が抜けることです。それによって、同じ広さでも空間の感じ方が変わってきます。
階段は、意外と大きな「壁」になります
一般的な階段は、踏板と踏板の間に蹴込み板があり、横も壁で囲われることがあります。
そうすると、階段そのものが大きな塊となり、そこで視線が止まります。
一方、踏板の間を開け、手摺も細くつくったオープン階段では、その向こう側まで見通すことができます。
実際の床面積が増えるわけではありませんが、視線が途中で止まらないことで、空間を広く感じやすくなります。
光や景色を遮らないことも大切です
オープン階段のもう一つの良さは、光を遮りにくいことです。
窓から入った光が階段で止まらず、その先まで届きやすくなります。
また、リビングやダイニングの中に階段を設けても、その向こうの壁や家具まで見えるため、階段だけが強く主張しすぎません。
階段を「置く」のではなく、空間の中に溶け込ませるように考える。そんな使い方ができるのも、オープン階段の良さだと思います。
どこでもオープンにすれば良いわけではありません
もちろん、オープン階段がすべての家に合うわけではありません。
小さなお子様がいるご家庭では安全面への配慮が必要ですし、階段の下を収納として使いたい場合には、囲った階段の方が適していることもあります。
また、階段が室内からよく見える分、素材や手摺の納まりも空間全体に影響します。
「格好いいからオープン階段にする」のではなく、間取りや暮らし方を見ながら、本当にその形が合っているかを考えることが大切です。
■まとめ
オープン階段の良さは、階段そのものを目立たせることではなく、視線や光を遮りすぎないことにあります。階段も壁も、どこまで開いてどこまで閉じるか。そのバランスを考えることで、同じ面積でも感じ方の違う空間が生まれます。
■公式LINE
階段の形や位置によって、同じ間取りでも空間の見え方は変わります。暮らし方に合った階段や間取りのご相談は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。




