創業時のこと② 奇跡のような最初のご縁に感謝
今日は、昨日に引き続き、創業した頃のお話を書いてみたいと思います。
前の会社を辞める決心をしたのは、退職する半年前のことでした。当時の社長も独立して創業された方だったこともあり、私の独立を応援してくださいました。送別会まで開いていただき、協力業者の皆さんに「また一緒に仕事をしてやってほしい」と声をかけてくださったことは、今でも本当にありがたく思っています。
創業にあたって、まず大きな課題だったのは、一緒に仕事をしてくださる仲間をつくることでした。下請け業者さんお一人お一人のところへお願いに回り、快く受けてくださる方もいれば、そうでない方もおられました。それでも多くの方に受け入れていただき、そのご縁が今につながっています。
だからこそ、私は今でも協力業者さんを大切にしたいという思いを強く持っています。創業時のあの気持ちを、忘れてはいけない原点だと思っているからです。
もちろん、仕事はお客様とのご縁がなければ成り立ちません。前の会社のお客様は、すべて営業さんに引き継いでお渡ししてきましたし、会社を辞める3月31日までは、お客様には内緒にするという約束もありました。
そんな状況の中で、どうして1棟目のご契約につながったのか。それは本当に偶然というか、奇跡のようなご縁からでした。
辞める前の12月頃、父が病院に入院していたことがありました。たまたま隣のベッドの方が住宅雑誌を読んでおられて、その雑誌には、私が前の会社で設計した家が掲載されていたものです。父がそのことを私に話してくれて、「家を考えておられるようだから、一度声をかけてみたら」と教えてくれました。
まだ会社も出来ていない頃でしたが、私は思い切ってその方に会いに行き、お話をさせていただきました。そして、「もしよろしければ、冬の寒い時期に、我が家のFPの家を見に来ませんか」とお誘いしたのです。
すると翌年の1月にお電話をいただき、実際に見学に来てくださいました。そこでFPの家を気に入ってくださり、まずはプランを書かせていただくことになりました。まだ退職前でしたので、動けるのは夜と休みの日だけでしたが、何とかプランをまとめ、気に入っていただき、見積もりへと進んでいったのを覚えています。
本当に奇跡のような出会いでした。今のライフ・コア デザインオフィスがあるのは、この「ライフ・コア第1号」さんとのご縁があったからこそです。
会社を設立してすぐに建設業許可の申請を出し、それが下りるのを待っていただいてから、工事を始めました。仕事の流れは分かっていても、すべてが一からのスタートです。日中は現場で作業し、夜は次の日のための施工図を描く。そんな毎日でした。
さらに、仕事のお仲間からリフォームのお客様をご紹介いただいたり、前の会社で担当していたお客様から「小林さんでないとだめだから」と再びお声がけいただいたりして、1年目から本当に忙しい日々を送ることになりました。あの頃の必死だった毎日は、今でも忘れられません。
そして1棟目が完成した時の気持ちは、今思い返しても感無量です。ご縁をくださった方々への感謝、支えてくれた家族への感謝。その思いが、今の私たちの家づくりの原点になっています。
これからも、この感謝の気持ちを忘れずに、一棟一棟を大切に積み重ねていきたいと思います。
創業20周年を迎えて、感謝の気持ちを込めて
おかげさまで創業20周年を迎えることができました
本日、株式会社ライフ・コア デザインオフィスは、創業20周年を迎えることができました。
ここまで続けてこられたのは、これまでご縁をいただいたお客様、支えてくださった職人さんや業者の皆様、そして日頃から関わってくださるたくさんの方々のおかげです。
まずは心より、感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。
私が「FPの家」に出会い、高気密高断熱の家づくりに取り組み始めてから、今日で丸29年になります。
設計事務所に11年勤めたあと、もっと住宅に特化した仕事がしたいという思いで工務店に入りました。そこで出会ったのが「FPの家」でした。
それ以来、この家づくりの良さを強く感じながら、ずっと取り組んできました。
そして独立して会社を立ち上げる時にも、年間にたくさんの棟数をこなすより、1棟1棟を丁寧に、気持ちを込めてつくっていきたいという思いが、自分の中にありました。
その中でも、「FPの家」でやっていこうという気持ちだけは、最初からずっと変わりませんでした。
私の中では、この家づくりが本当に良いものだという確信があったからです。
今年は、「FPの家」自体も40周年を迎える節目の年だそうです。
そんな長く信頼されてきた家づくりに、自分も長年携わってこられたことを、ありがたく思っています。
また、これまで建てさせていただいたお客様と、建てて終わりではなく、その後のメンテナンスやリフォームでも長くお付き合いが続いていることも、本当に嬉しいことです。
お客様とのご縁が今も続いていることが、何よりの励みになっています。
最近では、息子も一緒に仕事をしてくれるようになりました。
私の思いを受け継ぎながら、お客様のお役に立てるよう頑張ってくれていることも、とても心強く感じています。
これからは、新たな方針として、耐震等級3を標準仕様としてご提案できるよう取り組みを進めていきます。
これまで大切にしてきた断熱・気密・快適性に加えて、さらに安心して住み続けていただける家を目指していきたいと思っています。
20年という節目を迎えましたが、これからも大切にしたいのは、必要とされる会社であり続けることです。
一つひとつのご縁に感謝しながら、これからも丁寧に、誠実に、家づくりに向き合っていきたいと思います。
今後とも、株式会社ライフ・コア デザインオフィスをどうぞよろしくお願いいたします。
窓のない浴室を快適にする工夫
今日は、“GROW”の脱衣室と浴室をご紹介します。昨日ご紹介したユーティリティーからつながる水まわりで、家事動線の流れの中に自然に組み込まれた空間です。毎日使う場所だからこそ、見た目のすっきり感だけでなく、お手入れのしやすさや使いやすさにも配慮して計画しました。
浴室と脱衣室は、間取りの中で建物の内側に配置しているため、外壁に面しておらず窓のない計画となっています。少し前までは浴室には窓が必要という印象も強かったですが、最近はあえて窓を設けない計画も増えてきました。
当社の家は第3種換気システムにより、24時間しっかり排気が行われます。さらにFPの家は全館24時間空調が基本ですので、空気の流れが止まりにくく、湿気がこもりにくいのも安心できるところです。
加えて、今回のように浴室が外壁に面しない計画にすると、外気の影響を受けにくくなるため、断熱の面でもさらに有利になります。もともとのFPの家の断熱性能に加えて、こうした間取りの工夫も、冬のひんやり感を抑え、快適性を高めることにつながっていると思います。
窓がないことで見た目もすっきり納まりやすく、浴室や物干しスペースには排気レジスターを設けているため、室内干しにも配慮した計画ができます。暮らし方に合わせて、こうした選択も十分に良い方法だと感じています。
浴室はとてもシンプルな構成にしています。カウンターやミラーをあえて設けず、必要以上に凹凸を作らないことで、日々のお掃除がしやすくなるよう考えました。
エコキュートのリモコンも正面に付けず、あえて入り口ドア側の壁面に取り付けて、浴室内に入らずに操作ができるようにもしました。
シャワーハンガーも固定式ではなく、マグネットで取り付けるタイプを採用しています。使う方の身長や使い方に合わせて高さを変えられますし、取り外して裏まで掃除できるのも便利な点です。
毎日使う場所は、最初の見た目だけでなく、使い続けた先の負担が少ないことも大切です。きれいを保ちやすいことは、暮らしの心地よさにもつながっていくと思います。
脱衣室は、階段下のスペースも取り込むことで、2畳分の広さを確保しました。数字だけを見ると特別広いわけではありませんが、形をうまく活かすことで、実際には使いやすい余白のある空間になっています。
収納については、最初から作り込みすぎず、お住まいになってから使い方に合わせて整えていけるようにしました。暮らし始めてみると、必要な物の量や置きたい位置は、ご家庭ごとに少しずつ違ってきます。
その中で、タオルニッチだけはあらかじめ設けました。すぐ手が届く場所にさりげなく収納があるだけでも、使い勝手はずいぶん変わるものです。こうした小さな工夫が、毎日の快適さを支えてくれるように思います。
脱衣室や浴室は、派手さはなくても毎日必ず使う大切な場所です。だからこそ、見た目のすっきり感とお手入れのしやすさ、そして性能を活かす間取りの工夫まで含めて、丁寧に考えていきたいと思います。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりにご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。間取りや水まわり計画のことも、実例を交えながら丁寧にご案内いたします。








