必要なものを

今回東京に行ったのは、展示会やショールームの見学などが目的で、そちらも十分満足しました。
専門的なことばかりなので、ご紹介するのは噛み砕いて、おいおいお話できればと思います。
今回紹介している浜離宮も、朝10時オープンのショールームまでの時間がもったいなくて、朝から散歩を始めて、その中で見て廻ったところです。
ある意味、貪欲な部分がありますね。なにか役に立つ情報がないか、いつもアンテナを立てているんです。そうすると、見たものから別な必要なものに変換して残る場合があります。
情報はたくさんありすぎるくらいあるのですが、必要な情報を入れるには、その大事なところの感度を良くしておかなければいけません。
なにが必要で、なにが必要でないか・・・。
私の場合、人様のお役に立てることかどうかが一番のキーポイントですね。
サッカーをやる人はサッカーで一生懸命やればいいですね。
私は建築屋ですから、建築で良いものを作っていくことが大事だと思います。
見るもの聞くもの、全てそういう方向にベクトルを向けて考えておりますよ。
松の御茶屋 2

茶屋を近くで撮った写真です。
軒裏から桁の掛け方、欄間、雨戸の納まりなどとても丁寧に、きれいに仕上ていますね。
つい見惚れてしまいます。
社寺建築などの凝った彫刻で見せるものより、こういう潔いものが好きです。
装飾より、プロポーションで見せることのほうが基本だと思いますね。
全体のプロポーションが良くて、細部も見てみると、そこもきちんと計算して作られているというのが、目指しているところですね。
松の御茶屋

こちらは、浜離宮の中にある「松の御茶屋」と呼ばれる建物です。
新しいですね。復元して作ったのだと思いますが、細部を見てもとてもきれいな仕上がりでした。きっと材料も大工さんも、時間を掛けて本当に吟味して作られたのだと思います。
昔、設計事務所時代に、古民家の復元工事を担当したこともあって、こういうのを見ると苦労が推し量れます。
日本の建築は、けしてそのまま永久的なものとはいえません。手をかけながら長く生かしていくものですね。
こちら震災での影響はどうだったか心配になりましたが、一部壊れたのは別の古い建物のようです。
空いていなくて、中が見れなかったのですが、またいつか機会があったら見てみたい建物でした。

