照明の話⑧ 間接照明は交換まで考える

前回は、同じ電球色でもLEDによって光の色に違いがあるというお話をしました。今回は、その中でも当社でよく使うテープライトについてです。間接照明はきれいに光らせることも大切ですが、私はそれ以上に、将来きちんと交換できるようにしておくことが大切だと考えています。

完成したときに見えるのは「光」だけ

各段に仕込んだテープライトで、飾ったものを柔らかく照らしています。

写真は、モデルルーム「DUNE」の階段につくった飾り棚です。

各段の上部にテープライトを横一直線に通し、棚に置いたものを上から柔らかく照らすようにしています。

完成すると見えるのは光だけで、配線やコンセント、ACアダプターなどは表から見えません。

間接照明は、この「照明器具が見えず、光だけが見える」ところがきれいなのですが、見えなくすることと、触れなくしてしまうことは別だと考えています。

コンセントも電源も、交換できる場所へ

普段は見えないように納めながら、必要なときには開けられるようにしています。

テープライトを使うためには、電源につなぐACアダプターなどが必要になります。

DUNEでは、各段ごとにコンセントを設け、テープライトの電源や調光器を棚の中に納めています。

棚の中にはコンセントと電源・調光器を設置し、将来の交換にも対応できるようにしています。

普段は木製のカバーで隠しているので、正面からは見えません。

しかしカバーを外せば手が届き、ACアダプターや調光器を確認したり、必要になれば交換したりできるようにしています。

設備はいつか不具合が起きる可能性がありますから、「壊れたときにどうするか」まで最初に考えておくことが大切です。

壁のスイッチで普通の照明と同じように

階段飾りの正面

もう一つ工夫しているのが、コンセントを壁の照明スイッチと連動させていることです。

つまり、棚の中にあるACアダプターの電源を、普段使う壁のスイッチでまとめて入り切りできます。

間接照明だからといって、毎回棚の中まで手を入れて操作する必要はありません。

見た目はすっきりさせながら、日常の使い方はできるだけ簡単に。そして将来テープライトそのものを交換するときにも、工事が大掛かりにならないようにしておく。

こうした見えない部分の納まりまで考えておくことも、照明計画の大切なところだと思っています。

■まとめ

間接照明は、完成したときの美しさだけでなく、何年か先に交換するときのことまで考えておきたいものです。普段は見えない配線や電源の納め方ですが、こういう部分こそ、長く安心して使うためには大切だと思います。

モデルルーム「DUNE」では、間接照明の見え方だけでなく、こうした見えない納まりもご覧いただけます。見学のご予約は公式LINEからお気軽にどうぞ。

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照明の話⑦ 同じ電球色でも、光の色は同じではない

これまで照明の配置や器具の使い方について書いてきましたが、今日は少し違う角度から「光の色」のお話です。LED照明では、同じ「電球色」と表示されていても、実際に点灯してみると微妙に色が違って見えることがあります。今回は、そんな照明選びで気をつけていることを書いてみます。

同じ「電球色」でも、並べると違いが分かる

いろいろな照明が混在しても色を合わせる
(温白色ですが、テープライトもお客様と事前に色合わせを確認しました)

照明器具を選ぶとき、「電球色」と書かれていれば、どれも同じような光だと思われるかもしれません。

ところが実際には、メーカーや製品によって、少し黄色く見えたり、赤みを感じたりと、微妙な違いがあります。

単独で点けていると気にならなくても、同じ部屋の中で違う照明を一緒に点けると、その差が意外と分かることがあります。

せっかく落ち着いた照明計画をしても、光の色がちぐはぐになると、なんとなくまとまりのない印象になってしまいます。

そのため当社では、なるべく同じ空間では、照明のメーカーや光の色を揃えるように考えています。

テープライトは、さらに色の違いが出やすい

階段奥のブラケットが開口部から覗きます
(テープライトを多用した例)

間接照明などに使うテープライトも同じです。

こちらも「電球色」と表示されていても、製品によって色の見え方には違いがあります。

特に間接照明は、壁や天井に光を広げて見せるため、その光の色そのものが空間の雰囲気に大きく影響します。

価格だけで選んでしまうと、思っていた色と違ったり、ほかの照明との色が合わなかったりすることもあります。

当社では、少し価格は上がりますが、「イルミカ」という会社のテープライトを使用しています。これも、実際の光を見ながら選んできた結果です。

照明は「点いたとき」まで見て選びたい

キッチンだけエジソンランプで色が違います

(キッチンだけエジソンランプで色が違います)

照明器具は、カタログで見た形やデザインだけでは分からない部分があります。

実際に点灯したときの明るさや光の広がり、そして今回お話しした光の色も、そのひとつです。

特に一つの空間で、ダウンライト、ペンダント、ブラケット、間接照明など複数の照明を組み合わせる場合は、それぞれの光が一緒になったときの見え方を考えることが大切です。

照明は器具を選んで終わりではなく、夜になって点灯したときに、空間全体がどう見えるかまで考えて計画したいと思っています。

■まとめ

同じ「電球色」という名前でも、実際の光には少しずつ違いがあります。小さな違いですが、毎日過ごす家だからこそ、光の色まで揃えてあげると、夜の空間がより落ち着いて見えるものです。次回は、テープライトを使った間接照明の納まりについてお話ししたいと思います。

モデルルームでは、写真だけでは分かりにくい照明の色や光の広がり方も実際にご覧いただけます。見学のご予約は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

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構造計算から考える、無駄のない強い基礎

坂井市の現場では、基礎工事が進み、建物を支える大切な部分が少しずつ形になってきました。設備屋さんによる先行配管も入り、次の工程へと進んでいます。今回は、構造計算から考えたこの家の基礎について少しご紹介したいと思います。

■田の字形に地中梁を設けた基礎

基礎砕石の成形完了

今回の基礎は、地面の中を深く掘り下げて梁をつくる「地中梁」を、田の字形に配置する設計としています。

完成してしまうと見えなくなる部分ですが、建物の力をどのように基礎へ伝えるかを考え、構造計算を行った結果の形です。

ただ基礎を大きくすればよいというものではなく、必要なところに必要な強さを持たせることが大切だと考えています。

■強さと無駄のなさを両立する

一方で、地上に立ち上がる基礎については、必要以上に増やさないシンプルな構成としています。

構造計算をしながら、力を受ける場所をきちんと整理していくことで、強度を確保しながら材料や施工の無駄も抑えることができます。

「強くするために、とにかく増やす」のではなく、建物全体のバランスを見ながら決めていく。そこが構造設計の大切なところだと思っています。

■耐震等級3・長期優良住宅として

こちらのお宅は、許容応力度計算による耐震等級3で設計し、長期優良住宅として進めています。

許容応力度計算とは、柱や梁、基礎などにかかる力を一つひとつ確認して、安全性を確かめていく構造計算です。

基礎は完成するとほとんど見えなくなりますが、長く安心して暮らしていただくためには、とても重要な部分です。

これからも工程ごとに確認を重ねながら、丁寧に現場を進めていきたいと思います。

■まとめ
ようやく基礎が形になり、現場を見ても建物の大きさが少しずつ感じられるようになってきました。見えなくなる部分ほど大切に。構造計算と現場確認の両方を行いながら、次の工程へ進めていきます。

家づくりの構造や耐震性について気になることがございましたら、公式LINEからお気軽にご相談ください。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
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