法改正で
今日は、建築士の指定講習会に行ってまいりました。
今回、6月20日から改正される建築基準法の内容についても知らされたのですが、
耐震偽装事件の問題もあるのでしょうが、確認申請業務に大変厳しい内容が加えられました。
これまでは、審査を受けて一部訂正箇所や付け加えが必要だった場合、訂正や差し替えをすることで審査を続けてもらって確認がおりたのですが、今後は間違いがあったら書類自体不履行となって、再度申請手数料を払って、1から受けなおすということになるそうです。
確かに、隅々まで確認して間違いのないようにチェックして出す必要はございますが、こんなところまで、まるでデジタルのように、白か黒かで判定を下すのが、いかがなものかと思いましたね。
設計士も人間ですし、審査するほうも人間なのですから、どちらも大変な作業になることと思います。
私も、審査していただく方には、ほんとうにご苦労様だと思って、やはりすんなり1度で完了するようにしたいと思ってやっておりますが、現実は質問が出たり、ちょっとここの寸法書き加えてほしいとか、数字の四捨五入や切捨てで、0.01違うというのもあります。
これだけのことで、つき返されて、あらたに審査手数料も払ってというのは、現実きついですよね。審査官も、あとちょっとのことで完了する物件を、また何度も審査する手間になるでしょう。審査員の方も大目に見ておこうとすれば、今度審査員が法をそむくことになってしまいますね。
こういった法改正に逆らうことは出来ませんが、なんだか寒々しい気持ちになってしまいました。もっと人間的な対処法を打ち出せなかったのでしょうかね。
今日は、あまり言い話でなくてごめんなさいでした。