義父の話
今日は父(義父)のお話です。
父は30歳から始めたという、整袋という仕事を自宅の工場で、これまでずっと続けてまいりましたが、今年の夏、体調を崩してから、惜しまれながらもやめることになりました。
(製袋とは、ビニール袋をカットし底を閉じて製品にする仕事)
来月で77歳になるところまで続けてこれたのですから、本当に長い間よく働いてこられました。心から感謝いたします。
本人は80歳までと想っていたようですが…。
自然気胸という、力仕事とか無理をすると肺に小さな穴が空いてしまうというもので、普通に生活していたらなんでもないもののようです。ご心配なく。
先日の土曜日に、会社の協力会の人たちが、お別れ会を開いてくださって、親会社の社長さんも駆けつけてくれたとか。
これまで、こういう場を開いてもらえる人はだれもいなかったそうで、会でも皆が涙してお別れをしてくれたのだとか…。
本当にまじめで、とにかく一生懸命仕事をする父でしたので、表彰されることも多く、皆さんの手本でもあったようです。
この仕事一筋で、家族を養い、土地を買い家を建てて、さらに今私が家を建てて住んでいる土地も買っておいてくれたのですから、かなりの頑張りです。
私が独立して工務店を始めるのに、なんの躊躇もなく賛成してくれたのも、私にとってどんなにか心強かったことか・・・。
今も、当社を応援してくれる応援団長みたいな父です。(にぎやかな人ですから・・・)
仕事を引退してもなお、家族の手本として、元気に長生きしていただきたいと思っています。