ライトの建物

今日は、思いついて、家族と愛知県の明治村博物館に行ってまいりました。

ここには、フランク・ロイド・ライトの設計による、旧帝国ホテルのエントランス部分があるので、以前から見たかったものです。

建物の至る所に、独特の意匠が施されていて、デザインするのも、施工するのも大変だったろうなと、ついつい建築屋の目線で見てしまいます。

ロビーの一角ですが、何に驚いたかというと、天井の低さですね。

うっかりスケールを忘れてしまって、iPhoneのアプリで計測すると2m15㎝くらいかなというところ。(今度ぜひスケールできちんと測りたい)

でも、天井を低くする手法を私も取り入れたりしますが、それが間違ってはいないなと、また確認ができました。気持ちが落ち着く空間になるんですね。

変化のあるスキップフロアになっていて、その階段のくぐり部分もかなり低いのですが、絶妙に頭が当たらないようにしてあります。

もちろん、高い空間もあって、そのメリハリが気持ちいいのです。

手摺の高さも低くて、今の建築基準法だと通らないですが、これがかっこいいですね。これが高かったら、バランスが崩れてしまいます。

逆光で暗い写真になっていますが、実際は心地よい明るさです。

自然光の入り具合がわかるかと思いますが、天井を走るように光が流れていますね。計算された設計だと思います。

実にバランスよく、シンメトリーに作られたこの建物は、足を運んで見に行っても価値のある建物だと思いました。

2020年01月03日(金) 22:05 | カテゴリー: デザイン, 旅行, 日記   パーマリンク| |

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