社長の日常・考え方|階段下に、小さな書斎スペースを
先日、モデルルームのエントランスホールに置いてあった、見学会用のチェアなどを少し整理しました。
階段下の空間がガランと空いたのですが、それはそれで新鮮で、すっきりとした余白のある空間も良いものだなと感じました。
ただ、ふと眺めているうちに、
「ここが小さな書斎のようなスペースになっても面白いのではないか」
という考えが浮かびました。
家の中に、わざわざ一部屋の書斎をつくるのは難しくても、階段下やホールの一角を使えば、ちょっとした仕事や読書、調べものができる場所になります。
そこで、IKEAの家具を置いてみることにしました。
今回使ったのは、IKEAの「カラックス」というシリーズです。
本日、福井の配送センターに届きましたので、朝から組み立てをして、さっそく配置してみました。
組み立てる前には、収納部分を右側にするか、左側にするかで少し悩みました。
こういう小さなことでも、実際に置いてみたときの見え方や使い勝手が変わるので、意外と大事なところです。
配置してみると、階段下の少しこもった感じと、デスクスペースの雰囲気がうまく合って、思っていたよりも落ち着く場所になりました。
リビングのようにテレビがある場所とは少し離れているので、集中したい時や、ひとりで静かに過ごしたい時にも良さそうです。
家づくりでは、収納をたくさん取りたいというご要望も多くあります。
もちろん収納は大切ですが、空いている場所をすべて収納にしてしまうと、少し味気ない空間になることもあります。
必要なものはきちんと納めながら、少しだけ余白を残す。
その余白に、椅子を置いたり、照明を置いたり、小さなデスクを置いたりすることで、暮らしの楽しみが生まれることもあります。
今回の模様替えも、そんなことを考える良いきっかけになりました。
家の中に、家族みんなで過ごす場所があることは大切です。
でも同時に、ひとりで少し落ち着ける場所があることも、これからの住まいには大切なのかもしれません。
モデルルームでは、こうした小さな工夫も実際に見ていただけるように、少しずつ手を加えながら、暮らしの提案につなげていければと思います。
小さな事務所から始まった、ライフ・コアらしさ
今日は、創業20年の歩みを振り返る続きとして、
この20年の間に出来てきた社屋のことを書いてみたいと思います。
創業した当初は、自邸の書斎を事務所にして仕事を始めました。
隣に義父の家があり、少しだけ倉庫を使わせてもらいながら、乗用車は下取りに出して軽トラに乗り換え、工事にも対応できるようにしていました。
お客様とのお打ち合わせも、当時は喫茶店を利用することが多く、今思えば本当に手探りでのスタートだったなと思います。
そんな頃、1棟目のお家が完成した時に、今も一緒に働いてくれている市村が見学会に来てくれました。
そして、「ここで働きたい」と声を掛けてくれたのです。
前の会社で一緒に仕事をしていたご縁もありましたが、そうしてまた一緒に仕事ができることになったのは、とてもありがたいことでした。
その時に、これは早く事務所を作らないといけないなと思い、お正月から図面を書いて、急いで段取りをして作ったのが今の事務所です。
広さは7坪ほど。
応接スペースと事務スペース、トイレと水まわりがあるだけの、本当に小さな事務所です。
けれど今でも快適で、とても気に入っている場所です。
今でこそ、きれいで整ったオフィス空間を作ることは珍しくありませんが、当時は「事務所なんてプレハブでいい」というような考え方も、まだ多かったように思います。
でも私は、そうは思いませんでした。
長くいる仕事場だからこそ、快適で、気持ちよく過ごせる場所にしたい。
そして、せっかくならデザインもきちんと整えたい。
そんな想いがありました。
自分たちが心地よく働けることはもちろんですが、お客様をお迎えした時にも、気持ちよく過ごしていただける空間にしたいと思ったのです。
しかも、この事務所はFPの家で作っていますので、その性能の良さを実際に感じていただく場所としても、とても良いものになりました。
言葉だけでお伝えするのではなく、空気感や居心地の良さを体感していただけるのは、やはり大きかったと思います。
内装コーディネートは、今も一緒にお仕事をしていただいているStudio+Creaの辻野さんにお願いしました。
当時としては珍しかったグレーを取り入れたコーディネートで、落ち着きがありながらも、かっこよさのある空間に仕上げていただきました。
また、この頃から建物だけでなく、外構まで含めて整えることが大事だと考えていました。
外のウッドデッキやシンボルツリー、そして夜のライトアップまで含めて、全体で気持ちの良い佇まいになるように計画しました。
その外構計画は、エクステリアのコンテストで金賞をいただくことにもつながりました。
振り返ってみると、この小さな事務所には、ライフ・コア デザインオフィスらしさの原点が、すでに詰まっていたように思います。
快適であること。
デザインが整っていること。
建物も外構も含めて、心地よくまとめること。
そんな考え方は、今の家づくりにもそのままつながっています。
小さな事務所ではありますが、今見返しても、自分たちらしい場所を作れたなと思います。
20年、書き続けてきたブログのこと
今日は、このブログのことを少し書いてみたいと思います。
会社を創業して間もない頃、ホームページを立ち上げて、まずは情報発信をしていこうと思い、ブログを書き始めました。
振り返れば、こうして書き続けて20年になります。
毎日続けるというのは、決して簡単なことではありません。
けれど、毎日だからこそ生活の中の習慣となり、ここまで続けてこられたのだと思います。私にとっては、まさに「毎日の良き習慣」でした。
このブログを読んでくださったことがきっかけで、ご縁をいただき、お客様になってくださった方もいらっしゃいます。
休まずに続けてきたことそのものが、少しずつ信頼につながってきたのだと感じています。
創業した1年目は、この自宅の書斎を事務所にして、スタッフも私ひとりで仕事をしていました。
今ではこの自宅の手前に事務所を建て、左隣にはモデルルームもできましたが、当時はここからのスタートでした。
そう思うと、この場所もまた、ライフ・コアの原点のひとつなのだと思います。
ブログの内容としては、その時々の出来事を書くこともありますが、基本的にはいつも、家づくりの参考になることをお伝えしたいという思いがあります。
施工写真のご紹介や、住まい方のアドバイスなど、少しでも皆様のお役に立てればという気持ちで書いてきました。
長く続けていると、ホームページにもいろいろな出来事がありました。
創業当初にホームページを作ってくださったのは、当社のロゴマークもデザインしてくれた方だったのですが、2007年3月にホームページ全体が消えてしまうという出来事がありました。
おそらくプログラムの脆弱性が原因だったのだと思いますが、創業してまだ1年ほどの頃のことでした。
そのため、それまで積み重ねてきたブログの記事も、一度すべて失われてしまいました。
あの時は本当に残念でしたが、その後あらためてホームページを作り直し、2007年3月13日以降の記事は残っています。
古い記事の中には、写真がうまく表示されないものもありますが、それもまた当社の歩んできた歴史の一部だと思っています。
普段、昔の記事を読み返すことはほとんどありません。
それでも、長く続けてきた記録が残っていることには意味があり、ときには何かを振り返ったり調べたりする時に役立つこともあります。
とはいえ、いちばん大切なのは、今必要としていただける情報を、今しっかりお届けすることだと思っています。
だからこそ、これからも時間をかけながらでも、できるだけ良い記事を書いていきたいと思います。
何事も積み重ねです。
続けてきた歴史そのものが、会社の歩みになり、信頼にもつながっていくのだと思います。
これからも日々の仕事と同じように、一つひとつ丁寧に書き続けていきたいと思います。









