小さな事務所から始まった、ライフ・コアらしさ
今日は、創業20年の歩みを振り返る続きとして、
この20年の間に出来てきた社屋のことを書いてみたいと思います。
創業した当初は、自邸の書斎を事務所にして仕事を始めました。
隣に義父の家があり、少しだけ倉庫を使わせてもらいながら、乗用車は下取りに出して軽トラに乗り換え、工事にも対応できるようにしていました。
お客様とのお打ち合わせも、当時は喫茶店を利用することが多く、今思えば本当に手探りでのスタートだったなと思います。
そんな頃、1棟目のお家が完成した時に、今も一緒に働いてくれている市村が見学会に来てくれました。
そして、「ここで働きたい」と声を掛けてくれたのです。
前の会社で一緒に仕事をしていたご縁もありましたが、そうしてまた一緒に仕事ができることになったのは、とてもありがたいことでした。
その時に、これは早く事務所を作らないといけないなと思い、お正月から図面を書いて、急いで段取りをして作ったのが今の事務所です。
広さは7坪ほど。
応接スペースと事務スペース、トイレと水まわりがあるだけの、本当に小さな事務所です。
けれど今でも快適で、とても気に入っている場所です。
今でこそ、きれいで整ったオフィス空間を作ることは珍しくありませんが、当時は「事務所なんてプレハブでいい」というような考え方も、まだ多かったように思います。
でも私は、そうは思いませんでした。
長くいる仕事場だからこそ、快適で、気持ちよく過ごせる場所にしたい。
そして、せっかくならデザインもきちんと整えたい。
そんな想いがありました。
自分たちが心地よく働けることはもちろんですが、お客様をお迎えした時にも、気持ちよく過ごしていただける空間にしたいと思ったのです。
しかも、この事務所はFPの家で作っていますので、その性能の良さを実際に感じていただく場所としても、とても良いものになりました。
言葉だけでお伝えするのではなく、空気感や居心地の良さを体感していただけるのは、やはり大きかったと思います。
内装コーディネートは、今も一緒にお仕事をしていただいているStudio+Creaの辻野さんにお願いしました。
当時としては珍しかったグレーを取り入れたコーディネートで、落ち着きがありながらも、かっこよさのある空間に仕上げていただきました。
また、この頃から建物だけでなく、外構まで含めて整えることが大事だと考えていました。
外のウッドデッキやシンボルツリー、そして夜のライトアップまで含めて、全体で気持ちの良い佇まいになるように計画しました。
その外構計画は、エクステリアのコンテストで金賞をいただくことにもつながりました。
振り返ってみると、この小さな事務所には、ライフ・コア デザインオフィスらしさの原点が、すでに詰まっていたように思います。
快適であること。
デザインが整っていること。
建物も外構も含めて、心地よくまとめること。
そんな考え方は、今の家づくりにもそのままつながっています。
小さな事務所ではありますが、今見返しても、自分たちらしい場所を作れたなと思います。





