梅雨入りと「もったいない」
北陸地方も梅雨入りをしたようですね。今日もまたどんよりとした蒸し暑い日でした。
とはいっても、今日は日中ほとんど事務所で打合せだとか、社員3人で事務仕事をしておりましたので、エアコンを軽くかけさせていただいて、とても楽に過ごさせていただきました。
たしかに、環境問題が叫ばれる中では、エアコンも極力使わないのもひとつですが、不快な中で仕事をする能率と仕事の中身は、けして良いものとも思えませんので、必要なだけ使わせていただきます。
要は、使ってもとても効率がよく、エアコンの能力を無駄にしないことが大切ですよね。
事務所もそんなつくりですし、そんな家造りをお薦めしているのですから。
「もったいない」という言葉は、電気の無駄遣いに対してもいえますが、能力を活かしきってないことに対しても使える言葉だと思います。
偏らずにバランスよく、不快になりがちな梅雨も乗り切っていきたいと思いますね。
ウッドワン・フェア 福井
今日も、ウッドワン・フェアにお客様を連れて行ってきました。
実際にウッドワン商品をお使いになるお客様でしたので、実物をお見せできて良かったと思います。
普通はショールームといっても、サンプルで決めていかなくてはならない場合がほとんどですから、コーディネートしたお部屋で見れるのは、とてもわかりやすかったんじゃないかと思います。
出来ればこういう催しは、この時期よりもっと早い設計の段階の冬か春頃にやっていただけるといいのですが・・・。
ウッドワン・フェア
今日は、金沢港にお客様と共にウッドワンフェアに行ってきました。
広島の大手建材メーカーですが、一年に一度、大型船の中にショールームを作って全国を廻っております。
目玉はなんと言っても、いくつかのコーディネートをした部屋が見られることですね。
天井まで作って、照明を付けたコーディネートなので、とても美しく見えます。
照明はほとんどがやはり電球のダウンライトですね。素材をきれいに見せるには当然かなとも思いますが・・・。
平日なので、ほとんどの場合一般のお客様が来にくいのが難点で、どちらかというと設計や工務店向けなのかなとは思いますが、ウッドワンの製品を使う場合にはとても参考になると思います。
あすは、福井港に来ますので、お時間の取れる方はぜひ足を運ばれるとよいですね。
地震と屋根
先日の岩手・宮城内陸地震は、山が崩れ、道路が寸断されてすごい地震でしたね。
地層の問題もあるのでしょうが、地面が揺れるだけでなく、崩れるなんてことになると、手の打ちようがありませんね。
1件だけぽつんと建っていた旅館が被害にあってしまって、大変気の毒なことでした。
静かな山間が、こんな恐ろしいことになってしまうなんて、想像もつきませんね。
建物は実際の位置から流されて、180度回転した状態といいますから、すごいことになっていると思います。
印象的だったのは、屋根が板金の屋根で、かなりしっかり形を保ったままであったこと。
土石流でさえなければ、もっと助かったであろうにと残念です。
TVで解説者が話しておりましたが、東北は屋根に瓦を使っておらず、どちらかというと断熱の為、窓とか開口部が少ない家が多くて、比較的被害が少なかったとのこと。
私も以前、青森に住宅を見学に行ったことがございますが、たしかに瓦の屋根が見当たりませんでした。
これは瓦だと、凍害で割れてしまうという意味で、板金屋根なんだそうですね。
北陸のように重い雪ではないので、雪止めも付いていない家が多かったのも印象的でした。
重たくない屋根と、比較的壁の多い構造が、揺れだけで済んだ地震の範囲にはとても強かったということだと思います。
当社の建てる建物も、ほとんどの場合、板金(ガルバリウム鋼板)屋根をお薦めしているのですが、そういう地震に対する負担が少ないという意味もあるからですね。
もちろん瓦屋根の良さもありますので、一概には否定はいたしませんよ。すぐれた機能性も意匠性もありますから。
ただ、瓦にする場合は構造的により間違いのない壁のバランスを保つことを、設計の方に十分お願いして、勧めていただきたいと思います。
FPパネルの内側
こちらは、昨日見学会をさせていただいた現場の玄関吹抜けを撮った写真です。
壁と屋根面のFPパネルの内側にもシルバーのシートが貼ってあるのがわかると思います。
私どもも今は当たり前に思っておりましたが、ご覧になってらっしゃらない方のために載せてみました。
外側はもちろん、内側までこの熱を跳ね返すシートが貼ってあるので、外は熱が入ってきにくく、内部は逃がさない、より優れた快適性能となっております。
こんないいパネル、もっと宣伝しなきゃもったいなかったですよね。
構造見学会を終えて
今日は、午前中にOB様よりご紹介でおいでいただいたお客様のご案内をさせていただきました。
よそのハウスメーカーの構造をご覧になったこともあるそうでしたが、それに比べて当社の構造と仕事の内容にご関心をもって見ていただけたようで、とても良かったです。
小屋裏を積極的に利用したプランと、ルーフバルコニーも気に入っていただけたかなと思います。
やはり完成見学会と比べると、地味な感じにはなりますが、構造をご覧いただくほうが、お客様に本当の良さをわかっていただけると思っております。
使っているものの良さだけでなく、仕事の丁寧さもそこから見て取れると思いますから。
午後は、OBのお客様も見学に訪れていただき、楽しくお話が出来ました。
今のお住まい感をお聞きしたり、今回の建物もまたとても評価していただき、大変うれしかったですね。
また、引き続きご案内させていただいているお客様からは、父の日のプレゼントを頂戴しました。思わぬところで感謝です。
ほんとにありがたい有意義な見学会をさせていただいたと思っておりますよ。
オープンにする
今日は構造見学会に、新規のお客様以外に、同じFPの家を作っている仲間のウェルハウスさんが見学に来てくれました。
同じFPの家を作っていても、実はいろいろと造り方の違うところがあります。
FPのパネルを使うところ、気密を取るところ、換気システムを使うところなど、基本は同じなんですが、後は工務店の裁量によって、それぞれ創意工夫をして作らせていただいております。
ですから、お互いに施工方法を公開しながら、それぞれがより良い方法を見つけていけるといいですよね。私も勉強になります。
当社は他の工務店、同業者お断りではなく、どんどん勉強に来ていただければいいと思っています。
そのことが、それぞれの発展にもつながり、しいては家を建てられるお客様のためになることと思っていますよ。
メッシュシートをめくって
明日、あさっての構造見学会の現場のメッシュシートをめくってみました。
あとコーキングの施工など残っていますが、もうすぐ足場も外せそうです。
今日は見学会の折に内部の階段など危なくないように、仮設の手摺など付けさせていただきました。
じっくり見て、FPの家の良さを実感していただければと思いますね。
気密工事の重要性
今週末に構造見学会を行なう予定で、お案内させていただく方に、なにか知識のお土産を持って帰っていただきたく、どういうお話をさせていただこうか考えております。
資料を少し作っているのですが、この時期に行なう見学会は、冷房とか暖房の効果をご覧いただくわけではないので、体感的にはわかりにくい部分を言葉でご理解いただかないといけませんものね。
最近の家は、どの家も断熱材は何らか入れるのが当たり前で、国が決めた省エネ基準程度は入れていると思いますが、守られていないと思われるのが気密施工に関することです。
これは、福井あたりでは気密測定値(C値)5.0㎝2/m2というゆるい数値を下回ればよかろうということになっていますが、この数値を推し量る気密測定というものも、行なう義務付けがなされておりません。
ですので、カタログデータでは、気密のとれた建物としていても、実際はわかりませんね。
気密施工が必要な理由というのがいくつかあります。
ひとつは義務付けされている換気システムを正常に働かせる為です。
穴が大きく開いたストローでジュースを吸うとすると、空気が横から入ってきて正常に吸えなくなりますね。そのようなもので、大切な換気の効率が悪くなるということになります。
もうひとつは、冬にはどの家も暖房を行なうと思いますが、暖房をした状態の家はちょうど熱気球を熱して膨らませたような状態になります。
これにあちこち穴が開いているとそこから勢いよく空気が漏れます。
この漏れたところの空気が冷やされて結露が起きてしまうことが、見えないところで家の寿命を縮めてしまう原因になります。
もちろん、外気の隙間風の影響から家の中の環境を守る意味もありますね。
これらの意味で、当社で建てるFPの家は気密工事を大切に行っています。
そこの所を押えて、構造見学会を見ていただきたいと思っておりますよ。
和の生活の効能
今日お昼の番組を見ていたら、メタボ対策のお話だったのですが、簡単に出来る毎日の習慣として「和の生活」がいいという話をしていました。
立ったり座ったりする動作が、エネルギーを消費するということで良いんだそうです。
少なくとも椅子の生活よりはいいという話だとは思うのですが、意外といい効果を出しているかもしれませんね。
我が家もタタミリビング(茶の間)の生活で、キッチンが独立しているので、配膳やご飯のおかわりも、各自が立って取りに行きますし、片付けもします。
面倒な感じがするかもしれませんが実は苦になりません。タタミの生活のほうが意外と活動的なのかもしれませんね。
タタミというと、コタツをすると動けなくなりますが、我が家はFPの家で、コタツが不用なのも幸いしていますね。
「和の生活」というのも、別な視点から見ることが出来てなるほどと思いました。