火の用心から
今日は夕方お客様とお打合せの後、町内の行事で「火の用心」に廻りました。
いっしょに出かけたご近所の奥様の1人が「こんなの必要あると思います?」と聞かれるので、「今はオール電化ですからねぇ・・・」とうやむやに答えてしまいました。
でももう1人ご年配の奥様は「この音を聞くと、自分も気をつけなくてはと思うからいい。」とおっしゃいました。
たしかに、そういうためのものではありますので、「良い事」なんだとは思います。
でも本当に「火事にならないように気をつけてね。」という気持ちを持って歩いているかというとそうでは無さそうですよね。
実はそこが、良い事か、意味の無いことなのかの分かれ目なんだと思っています。
たとえ形は良い事をしていても、心がともなっていなければ無駄になってしまうんですよね。
たしかに形を続けているうちに、心がともなってくる場合もあるとは思うのですが、因習的に続けてきたものの中には、改めるべきものもあるのではないかと・・・。
世の中のことを見てみると、全て「良い事」で始める事柄がとっても多いのですが、やめる「良い事」も作っていかないと、やることでいっぱいいっぱいになってしまうように思いますね。