LD・吹き抜け
こちらはダイニングからリビング吹き抜けをちょっと見上げた写真です。本当はお天気の良い日中に撮っておきたかったですね。
吹抜窓からお隣の松の木がちょうど見えます。なかなか普通はこんなうまく借景も出来ないのですけれど・・・。
実際は、下の掃出し窓を開けると、お隣の錆びた板金の外壁が見えてしまうので、けして景観の望める場所ではありません。むしろ雪囲いをしていたほうがいい感じです。
落雪させることを考えると、庭は割愛せざるをえませんでしたね。まずは雪から守ることを優先させました。
2Fホール・本棚
こちらは、2階ホールの本棚です。1階階段吹抜けの手すり兼用ですね。
これは当初、単行本の大きさの本棚がたくさん欲しいというご要望があったのと、2階ホールにピアノを上げるために、手すりが外せると搬入できるという考えがありまして、手すりを脱着できる本棚で造れば両方解決するという意味でできたものです。
結局、ピアノは業者の方がバルコニーのほうが楽に入れられるということで、ピアノを入れてから取り付けという段取りは無くなりましたが・・・。
ともかく、壁みたいになるより、スケルトンにしようと考え、自立しても構造上強くすること。そして意匠上きれいに見えるように、マス目のデザインとしました。
本が後ろに落ちないように、すべての棚板の後ろに当たりが付いています。家具屋さんもこれは手間がかかったと言っておりましたね。
2Fホール・構造
こちらは2階ホールの写真です。天井は、屋根のFP遮断パネルの勾配なりに高くなっており、小屋裏空間につながっています。
今回の建物は、いつもより梁の露出が少ないのですが、この空間だけは思い切って表しにしています。
屋根は自然落雪なのですが、北陸の雪は重くべたっと屋根にくっつきますので、重みに十分耐えられるよう、母屋の数も通常の倍にしております。
構造的な梁のかかり方とプランとの構成は、設計時点で入念に検討しておく必要があります。特に階段廻りは階段の納まりがわかる設計士でないと、現場がきちんと納まりませんね。階段の納まりが悪い建物は、設計士の腕がないのと同じですね。
構造の掛け方も、幾通りもの案からこれでと考えていく過程もとても大切です。それが、設備の配管と絡みあったりもしますから、すべてがわかっていないといけない。
いろいろ考えてこそ、すっきりと納まって見える空間になります。ですからやはり手を抜けないですね。




