2階に庭をつくるという発想

今日は、2階リビングからつながる広いバルコニーのある“The Ark”をご紹介します。現在は息子夫婦の自宅ですが、当初はモデルハウスとしても使っていた建物です。街中の敷地でも、工夫次第で気持ちよく外を楽しめる暮らしができることを、改めて感じさせてくれる住まいです。

2階リビングからつながる、人工芝の広いバルコニー。

■2階につくった、もうひとつの庭
こちらのバルコニーは、16帖ほどの広さがあります。
写真は、家族でバーベキューをしようと準備していた時に撮影したものです。

外物置と収納、そして簡単な流しも備えていますので、ただ外に出るだけの場所ではなく、暮らしの中で使える場所になっています。
人工芝を敷いたのも、2階リビングでも庭のように過ごせたら気持ちがいいだろうな、という思いからでした。

外に出て椅子に座るだけでも、少し気分が変わります。
家の中にいながら、外の空気を感じられる場所があるというのは、やはり豊かなことだと思います。

2階リビングからつながる、人工芝の広いバルコニー。2

■視線を遮りながら、開放感をつくる
このバルコニーは、ただ広くつくっただけではありません。
両サイドは、片流れの屋根がそのまま伸びるような形になっていて、お隣からの視線を自然に遮るように考えています。

正面の腰壁も少し高めにして、道路側や周囲からの視線が入りにくいようにしました。
外にいるのに、あまり人目を気にせず過ごせることは、とても大事なことです。

せっかく庭をつくっても、視線が気になって使わなくなってしまうことがあります。
大きな窓をつくっても、いつもカーテンが閉まっているお宅もよく見かけます。

開放感とプライバシーは、どちらか一方ではなく、両方を考えて設計することが大切だと思います。

室内から見ると、まるでもうひとつの庭のように感じられます。

■敷地条件から生まれた設計
こちらの土地は、T字路の突き当たりにあたる場所です。
真正面に家が建たないという条件も、この設計の大きなヒントになりました。

街中の敷地では、庭を広く取ることが難しい場合があります。
福井は車社会ですので、駐車スペースも必要になります。

そこで、1階を車庫として使い、2階にリビングとバルコニーを設ける形にしました。
限られた敷地でも、暮らし方を整理していくと、気持ちのよい居場所をつくることはできます。

家づくりは、土地の条件に合わせて、どう不便をなくし、どう楽しさを足していくかだと思います。
“The Ark”では、そのひとつの答えを形にできたのではないかと思っています。

夜はリビングの灯りとバルコニーがつながり、落ち着いた時間を楽しめます。


2階リビングというと、少し特別な間取りに感じられるかもしれません。でも、敷地条件や暮らし方によっては、とても自然な選択になることがあります。視線を気にせず、外の空気を楽しめる場所がある住まいは、やはり心地よいものですね。


2階リビングや、視線を気にせず過ごせる住まいづくりにご興味のある方は、公式LINEよりお気軽にご相談ください。

海を望む2階リビングの家

今日は、海を望むピクチャーウィンドウのあるお宅をご紹介します。先日から街中での2階リビングについて書いてきましたが、今回は土地から見える景色をどう暮らしに取り込むかを考えた、少し印象深い家のお話です。

2階リビングから海を望む、横長のピクチャーウィンドウ。

■土地に立ったときに見えた景色
こちらは、勾配のある土地を埋め立て造成して建てたお宅です。
敷地調査で初めてこの土地に立ったとき、目の前に広がる海の景色がとてもきれいで、強く印象に残りました。

家づくりでは、道路の向きや日当たり、建物の配置など、確認しなければならない条件がたくさんあります。
でも、それと同じくらい、その土地にしかない魅力を見つけることも大切だと思っています。

この場所であれば、海を見ながら過ごせるリビングにしたい。
そう思ったことが、この家の計画の出発点だったように思います。

キッチンからも海を眺められる、落ち着いた夜のリビング。

あえて海のほうを向くという判断
海は西側にありました。
一般的には南向きの家を考えられる方が多いですし、お客様も最初は南向きの家をイメージされていたかもしれません。

また、この地域では海風が強いこともあり、海側にはなるべく大きな窓をつくらないというお話も聞きました。
そういう意味では、海に向かって大きく開くことは、少し勇気のいる判断でもありました。

それでも、この景色を日々の暮らしの中で楽しめることには、それ以上の価値があるように感じました。
もちろん、風や西日への配慮は必要です。

そのうえで、海を眺める場所として2階にリビングを設けることが、この土地にはいちばん合っているのではないかと考えました。

景色を一枚の絵のように切り取る、大きな窓のある暮らし。

■景色を額縁のように切り取る
最初は、バルコニーを設ける案も考えました。
ただ、バルコニーにはどうしても手すりが必要になります。

その手すりが視界に入ることで、せっかくの海の景色が少し分断されてしまうように感じました。
そこで、外に出て眺めるよりも、室内からゆっくり景色を楽しむ考え方に切り替えました。

窓も、当初は床からの背の高い窓を連続させる案で考えていました。
でも途中で、腰のある横長の2連窓に変更しました。

このほうが海と空を横に広く切り取ることができ、室内に一枚の絵を掛けたような見え方になります。
完成した空間に立ったとき、ピクチャーウィンドウとしての効果はとても大きかったと思いました。


私は山あいの生まれですが、うお座のせいか、昔から海にはどこか憧れがあります。そんな私にとっても、この景色を眺めるリビングは、本当に住みたくなる空間でした。土地の魅力を素直に受け止めることの大切さを、改めて感じたお宅です。


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狭小地だからこそ生きる2階リビング

今日は、昨日に続いて2階リビングのお宅をご紹介したいと思います。こちらのお宅も、街中の間口7.6mという限られた敷地に建つ住まいです。広さや明るさをどう確保するかを考える中で、1階と2階の役割を入れ替えることで、この土地に合った心地よい空間が生まれました。

天窓の光が階段吹抜を通して1階へやさしく届きます。

1階に個室、2階に暮らしの中心を置く

街中の狭小地では、1階にリビングを計画すると、どうしても広さが取りにくくなったり、隣家の影響で明るさの面でも不利になったりすることがあります。
そこでこちらのお宅では、思い切って2階にリビングと浴室を配置し、1階には個室をまとめるプランとしました。
暮らしの中心を上に上げることで、限られた敷地でものびのびと過ごせる住まいになっています。

2階に暮らしの中心を置くことで、明るく開放的なLDKが生まれました。

天窓の光が、階段吹抜を通して、1階まで届く
吹抜と天窓で、1階にもやさしい光を届ける

2階リビングと聞くと、1階が暗くならないか心配される方もいらっしゃいます。
こちらのお宅では、階段の吹抜と天窓をうまく使い、玄関や廊下まで自然光が落ちるように設計しました。
実際に入ると、閉じた感じはあまりなく、街中の住まいでありながら、明るさをしっかり感じられる空間になっています。
光の取り入れ方ひとつで、住まいの印象は大きく変わるものだと改めて感じます。

ロフトまでつながる立体的な広がりが、この住まいの魅力です。
敷地条件を活かして、広がりのある空間に

2階は1階よりも間口を張り出すことで、ゆとりのあるLDKを確保しました。
さらに片流れ屋根を活かしてロフトも設けているため、視線が上にも抜けて、実際の面積以上に広がりを感じます。
こうした空間の作り方は、平屋でも応用できる考え方ですが、街中の狭小地では特に効果が大きいように思います。
土地の条件を弱点と見るのではなく、その場所に合った答えを探していくことが、設計の大切な役割だと感じています。

ロフト
家づくりは、土地に合わせて考えることで、暮らしやすさが大きく変わります。狭小地であっても、工夫次第で明るく広がりのある住まいは十分に実現できます。そんな一例として、ご覧いただけたらうれしいです。


街中の土地や狭小地での家づくりをご検討中の方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。敷地条件に合わせた考え方も、実例を交えながらご案内いたします。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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