後のことを考える
今日は午前中、基礎工事の現場へ仕上がりのチェックに行ってまいりました。
水平レベルの確認なんですが、極力1ミリも誤差がないくらいにしたいので、
セルフレべリング材というのを流し込んで水平をとっていますが、さらに確認します。
ちょっと高いところは、サンダーで削って、ちょっと低いところは調べておいて、
キソパッキンというものを施工するときに専用の薄いパッキン材で調整します。
ここまでしなくても、工事は出来ますが、できるだけ後の工事に入る大工さんに
良い状態で渡したい思いがありますからね。
それと作業中、ご近所の土建屋さんがいらして、先日コンクリートの打設時に私が
行っていた作業というか、道具について聞かれました。
ピカコンという道具がありまして、これを打設時に型枠とコンクリートの間に滑らせて
差し込むと、仕上がりが奇麗になるものです。
やはり見てる人は見てるんですね。なかなか福井の金物屋には売ってないかも
しれないので、ネットで買える話をしてあげました。
聞いてくださったことも感心しましたし、良いことは真似してほしいですものね。
とにかく、建築は多種多様な職人さんが入り、それぞれの仕事をしていくわけですが、
いかに、それぞれの作業がうまく連携していくかがポイントになると思います。
今やっている作業が、次の作業の下地になっていくわけですから、後のことを考える
ということが、常日頃から考えないといけないことですね。
当社のような工務店も、最終的にはお客様が住んでからのことを考えないといけませんね。
それが考えられてこそ、仕事をしている意味もあるのだと思います。