構造も意匠も、きれいにまとまる気持ちよさ
今日は朝から、構造図をまとめる予定で作業を始めました。
ある程度まとまったものを出力して確認してみると、修正したほうがよい部分が見つかったり、「やはり、こちらの考え方のほうがよいのではないか」と思うところが出てきたりします。
そこで、構造計算の設定をもう一度見直し、再び計算ソフトに向かい合うことになりました。
条件を変えては計算し、結果を確認して、また修正する。その作業を何度も繰り返しながら、ようやく納得できる最終的な答えに近づけていきました。
普段行っている意匠設計は、間取りや空間、外観などをイメージしながら、発想を広げていく仕事です。
それに比べると構造計算は、数字や条件を一つひとつ確認していく作業が多く、正直なところ「なかなか面倒だな」と感じることもあります。
ただ、構造計算を行う目的は、建物の安全性を確保することだけではありません。
必要以上に材料を増やすのではなく、無駄を抑えながら、合理的で経済的な構造をつくることも大切です。
そう考えると、ただ計算に追われているのではなく、その建物にとって最も正しい方向性を探しているのだと思えるようになりました。
意匠設計も構造設計も、考え方や作業の進め方は違います。
それでも、余計なものがなくなり、全体がスマートにまとまったときの気持ちよさは、どちらも同じです。
当社がつくる建物は、比較的、柱や壁の配置が整った、構造的にもきれいな建物が多いと思っています。
それは、見た目だけを整えるのではなく、間取り、構造、施工性まで含めて、無理なく素直にまとめたいという設計のポリシーが、自然と表れているのかもしれません。
構造は、完成すると見えなくなる部分がほとんどです。
しかし、建物を長く安全に支え続ける、大切な骨格です。
今日も何度も計算を繰り返しましたが、最後にきれいな答えへとまとまっていくと、やはり設計の仕事ならではの充実感を感じます。


