30坪でも広く暮らす。抜けと光のつくり方

「30坪だと手狭になりそう…」そんな不安を、いい意味で裏切ってくれるお宅があります。19畳のLDKなのに、視線と光が素直に伸びて、数字以上の広がりを感じる空間。今回は、ストリップ階段や吹き抜け、照明計画の工夫を写真と一緒にご紹介します。

19畳とは思えない“抜け”のあるLDKと吹き抜け。

1)“床を止めない”だけで、空間は伸びる

階段は踏板だけが見えるストリップ階段にして、視線の抜けを確保しました。
壁で囲わない分、奥まで見通せて、LDKの体感がぐっと広がります。
さらに、廊下や洗面スペースも「別室」にせず、つながりとして取り込む考え方に。
面積を足すのではなく、境界をやわらげることで、暮らしの動きも自然になります。

ストリップ階段が、視線と空間のつながりをつくります。

2)7.5畳の吹き抜けが、19畳を“もう一段”広くする

リビング上部には7.5畳の吹き抜けを設け、縦方向の余白をつくりました。
天井が高いだけでなく、上に“空”がある感覚が、数字以上の開放感につながります。
そして今回のポイントは、将来南側に建物が建つ可能性も見据えたこと。
ハイサイドライト(高い位置の窓)から光を入れることで、周辺環境が変わっても明るさを確保しやすくしています。

多灯づかいの照明で、夜の居心地がぐっと整いました。

3)夜の見え方は、照明で品よく整う

照明は「明るくする」だけでなく、居心地を整える道具だと感じます。
必要な場所に必要な光を置く“多灯づかい”で、壁や天井にやわらかな陰影が生まれました。
吹き抜けの高さ感、階段のライン、ダイニングの落ち着きが、それぞれ引き立ちます。
夜にこそ、この家の空間の良さが静かに伝わってくる…そんな印象の一枚になりました。


30坪という条件は同じでも、広く感じる家には共通点があります。視線の抜け、縦の余白、光の入れ方、そして夜の整え方。数字を追うのではなく、暮らしの心地よさを丁寧に積み上げることが大切だと、あらためて感じました。


間取りの広さに不安がある方も、写真を見ながら一緒に整理できますので、公式LINEから「30坪の広く見せる工夫」と一言送ってください。

30帖LDKと回遊動線を体感「GLOW」見学会

3/7(土)・8(日)に、越前市常久町で完成見学会を開催します。施工事例「GLOW」は、黒×木×光のバランスが印象的な外観と、タタミコーナーを含む30帖LDK、回遊性のある動線計画が見どころです。初めての方にも、性能や間取りの考え方まで丁寧にご案内します。

越前市常久町の完成見学会「GLOW」—水平ラインが美しい14.5mファサード。

1)“黒×木×光”で、昼も夜も表情が整う外観

GLOWは、黒をベースにしながらも重たくならないよう、木の表情と外構のつくり方でバランスを取っています。
水平ラインが長い14.5mのファサードは、輪郭がすっと通るように整えたところがポイントです。
夜になると、必要な場所だけをやさしく照らすことで、家の表情が静かに立ち上がります。
派手さではなく、「帰ってきたときに落ち着く光」を目指しました。

タタミコーナーを含めた30帖LDK。広さの“使い方”を体感できます。

2)タタミを含めた30帖LDK、広さの“使い方”を体感

タタミコーナーまで含めた30帖のLDKは、ただ広いだけではなく、居場所が自然に分かれるように整えています。
ソファでくつろぐ、食事をする、タタミで横になる——その動きが無理なくつながる距離感です。
天井のつくりや素材の切り替えも、「広さがきれいに感じる」ように少しだけ効かせています。
写真だけでは伝わりにくい空気感を、現地でぜひ確かめてください。

夜のGLOW。必要な場所だけを照らして、落ち着く表情に整えました。

3)性能・間取り・デザインまで、家づくりの“考え方”をお話しします

当日は、性能(断熱や気密など、快適さの土台になる部分)と、間取りの考え方を分かりやすくお話しします。
さらに、デザインやコーディネートについても、なぜその色・素材・照明にしたのか、実物を見ながらご説明できます。
2階のコーナー吹き抜け窓と、シャープなアクセント庇も、外観を引き締める大事な要素です。
「何から考えたらいいか分からない」という方ほど、整理のきっかけになる見学会だと思います。


見学会は予約制で、各枠1組のご案内です。図面や写真だけでは分からない“居心地”や“動きやすさ”を、実際の空間で確かめていただけたら嬉しいです。越前市常久町でお待ちしております。


ご予約は公式LINEがいちばんスムーズです。チャットで「GLOW見学希望」と送ってください(①希望日②希望時間③お名前④参加人数)。※日程が合わない方は、別日相談も承ります。

会場住所など詳細は、ご予約確定後にLINEもしくはメールでお送りいたします。

曲面外壁を夜に浮かび上がらせる照明

昨日ご紹介した「正面に窓のない家」。この家は、夜になるとライトアップで表情が変わります。狙いは“やわらかい雰囲気”ではなく、曲面になっている外壁の立体感をきちんと見せること。そして施主が求めた「かっこよさ」を、光で仕上げることです。

正面に窓のない外観、夜は曲面の陰影が主役になります。

1)夜の主役は、曲面外壁の“陰影”

この建物の見どころは、正面に窓がない潔さと、外壁がわずかに曲面になっているところです。
昼は光が均一に回りやすく、曲面の良さが写真では伝わりにくいことがあります。
だからこそ夜は、下からの光で濃淡をつくり、面の連続が分かるようにします。
曲面は「照らす」よりも、「影のグラデーションをデザインする」ことで一気に立体感が出ます。

縦の光のリズムで、シンプルな箱形をシャープに見せています。

2)“かっこよさ”は、光の強さより「配置」で決まる

施主が求めたのは、明るく賑やかな演出ではなく、端正で引き締まったかっこよさでした。
そのために大切なのは、照明の数や明るさより、光だまりの間隔とリズム感です。
壁面に縦方向の光の柱が立つと、建物の高さと伸びやかさが強調されます。
さらに軒先のラインがスッと通って見えると、シンプルな箱形が一段シャープに見えてきます。

ライトアップは数十センチの違いで印象が変わるので、現場で見え方を詰めました。

3)現場で“見え方”を詰めて、狙い通りに仕上げる

同じ器具でも、数十センチ位置がずれるだけで、曲面の陰影は崩れてしまいます。
光が外壁のどこで一番強く当たり、どこで自然に消えていくかを意識して、現場で確認しながら調整します。
配線や器具の納まりも、外観の印象を邪魔しないように整えておくのが前提です。
「夜にかっこよく見える家」は、設計と施工が一緒に“見え方”を作り込んで初めて成立します。


曲面外壁は、夜の陰影で一気に魅力が立ち上がります。正面に窓を設けない潔さと、光のリズムでつくる“かっこよさ”。施主のイメージを、照明計画で最後まで仕上げた一例です。


外観を「夜までかっこよく」仕上げたい方は、公式LINEから「外観ライトアップ」と送ってください。敷地条件に合わせた考え方を、写真ベースでお伝えします。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
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