一つひとつ確認しながら
今日は、構造計算書の再チェックを行っていました。
構造計算は、ただ数字を入力すれば答えが出るというものではありません。
入力に不備がないかを確認することはもちろんですが、建物の捉え方や設定の仕方によって、結果の出方も変わってきます。
そのため、いろいろな角度から検討しながら、どの考え方が一番適切なのかを探っていくような作業になります。
何事もそうですが、家づくりの仕事は、見えないところほど難しく、慎重さが求められるものだなと、あらためて感じます。
午前中には、お客様の土地の確認にも行ってきました。
こちらの土地では、地面の低い部分に砂利を入れる作業を、お客様ご家族で進めていただいています。
4tダンプをレンタルして運んでくださっているとのことで、本当に頭が下がる思いです。
建築費や資材価格が上がっている中で、少しでも自分たちでできることは自分たちで、というお気持ちもあるのだと思います。
ただ、それ以上に、ご家族で一緒に家づくりに手をかける時間というのは、きっと後々まで残る良い思い出になるのではないかと思います。
今週の金曜日頃には、重機も借りて、敷地の均し作業もしてくださる予定とのことです。
これから地盤調査も控えていますので、現地の確認をしながら、次の段取りに進めていきたいと思います。
お客様のご協力に感謝しながら、こちらも一つひとつ丁寧に準備を進めていきます。
特別な時間と、毎日の住まい
今日はお昼の時間を使って、FPの家福井の総会及び会合を、レストラン“Aiden”さんで行いました。
今年度の活動についての意見交換や、現在それぞれの工務店が感じている課題なども話題に上がり、おいしい食事をいただきながら、和やかな時間を過ごさせていただきました。
日々の仕事の中では、どうしても目の前の業務に追われがちですが、同じ「FPの家」に取り組む工務店同士で話をすることで、気づかされることもあります。
何らかの形で、各工務店さんのお役に立つ活動につながっていけばと思いますし、また次回の会合も楽しみにしたいと思います。
午後からは、お客様にご来社いただき、設計の詰めのお打合せをさせていただきました。
確認して押さえておくべきところ。
これまでのお話の中では見えていなかった、新たな住まい方の発見。
そうしたことを一つひとつ整理しながら、とても実のあるお打合せになりました。
家づくりは、ただ図面をまとめて、建物を形にすればよいというものではありません。
ご家族それぞれの想いや暮らし方があり、それをできる限り自然な形で住まいに反映していくことが大切だと思っています。
都会のアパートやマンションであれば、すでにある空間に合わせて暮らし方を考えるしかない部分もあります。
でも、一からつくり上げる注文住宅であれば、できる限り「そのご家族らしい暮らし」に寄り添った住まいにしてあげたいものです。
今日のランチでは、コース料理をいただきました。
出される一皿一皿を、目で楽しみ、香りを感じ、味わわせていただく。
こちらから細かく要望を出すというよりは、料理人さんが考えられた流れを受け取りながら楽しむ時間でした。
それはそれで、特別な日の特別な体験として、とても心地よいものです。
一方で、住まいは毎日の暮らしの場です。
見た目の美しさだけでなく、使いやすさ、落ち着き、家事のしやすさ、家族それぞれの居場所など、日々の生活を支える機能が求められます。
特別な食事が心を豊かにしてくれるように、住まいにも心を落ち着かせてくれる心地よさが必要です。
そして同時に、毎日を無理なく過ごせる機能性も欠かせません。
見た目の美しさと、暮らしやすさ。
心地よさと、実用性。
その両方をうまく融合させながら、そのご家族にとって本当に落ち着ける空間をつくっていきたいと思います。
夜のモデルルーム“DUNE”にて
今日は、いつもであれば施工事例をひとつ取り上げて、ご紹介させていただく日なのですが、構造計算の仕事に思った以上に時間を取られてしまい、気が付けば一日が終わってしまいました。
構造計算は、完成した時には見えなくなってしまう部分ではありますが、家づくりにおいてはとても大切な仕事です。
間取りやデザインを成立させるためにも、その裏側でしっかりと構造の安全性を確認しておく必要があります。
ですので、今日は無理に施工事例を掘り下げるのではなく、夜のモデルルーム“DUNE”の写真を一枚ご紹介させていただきます。
夜の“DUNE”は、昼間とはまた違った表情を見せてくれます。
壁や天井に直接明るい照明を当てるのではなく、間接照明を中心に、やわらかく光が広がるように計画しています。
テレビボードの下から漏れる光や、天井際にまわる光が、空間全体を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
照明というのは、ただ明るくするためだけのものではなく、暮らしの時間を整えるためのものでもあると思っています。
昼間のように活動的に過ごす時間もあれば、夜は少し照度を落として、気持ちをゆっくり休ませる時間も必要です。
特にリビングは、家族が集まる場所でありながら、一日の終わりにほっとする場所でもあります。
“DUNE”では、そんな夜の過ごし方も体感していただけるように、夜の見学もご案内させていただきます。
写真で見る雰囲気も良いのですが、実際にその場に立つと、光の広がり方や陰影、素材の見え方などがより自然に感じられると思います。
家の良さというのは、明るい時間だけではなく、夜になってからの居心地にも表れるものですね。
今日は構造計算に追われた一日でしたが、こうして夜のモデルルームの写真を見ると、家づくりは「見えない安心」と「見える心地よさ」の両方で成り立っているのだと、あらためて感じます。
構造のように見えなくなる部分も大切にしながら、日々の暮らしの中で感じる心地よさも、丁寧に設計していきたいと思います。





