山の空気に癒されて、家の空気のことを考えた
夜中に雨は降りましたが、今日は一日、穏やかな気候でした。
夕方、ペットのデルモを散歩させるために、朝倉水の駅へ。
ちょうど陽が落ちかかる時間で、空の色が少しずつ深くなっていく感じが、とてもきれいでした。
外を歩いて山の空気を吸うだけで、なんだか体の中まで整っていくような気がします。
こういう時に、ふと思うんです。
「こんな新鮮な空気のあるところで、毎日過ごせたらいいな」って。
ただ、住む場所が街中だと、緑も少ないですし、そんな都合のいい環境ばかりは望めません。
暮らしや仕事、子どもの学校、買い物の便利さ…いろんな条件があるから、無理は言えないですよね。
でも、だからこそ思うのです。
外の環境は選びきれなくても、家の中の空気だけは、できるだけ心地よくしたい。
家は、いちばん長く過ごす場所。
寝ている時間も含めると、人生の大半は「家の中」です。
だから、空気がきれいで、呼吸がラクで、においがこもりにくい――そんな当たり前のことが、実はとても大事だと思います。
では、家の中の空気を気持ちよくするには何が大切か。
私がいつも意識しているのは、ポイントは大きく3つです。
1)換気は「ちゃんと計画して、ちゃんと回す」
換気は、付ければ安心…ではなくて、家全体に空気が行き渡るように計画されていることが大事です。
そして、もうひとつ大切なのが止めないこと。
季節が良くて窓を開けたくなる日でも、換気は基本的に回しておく。これが家の空気を安定させます。
2)気密が高いと、換気が“効く”
換気って、実は「空気の入口と出口」をきちんと作って、そこを通って流していく仕組みです。
家のすき間が多いと、空気の通り道が散ってしまって、換気したい場所に届きにくくなることがあります。
だから、**気密は“空気をきれいにするための土台”**でもあるんですね。
3)窓を開ける換気は、入ってきてほしくないものまで連れてくることがある
気候の良い日は、窓を開けるのも気持ちがいい。これは本当にその通りです。
ただ、窓を開けると、花粉や粉塵、PM2.5など、入ってきてほしくないものまで一緒に入ってしまう恐れがあります。
特に季節によっては、「空気を入れ替えたつもりが、実は室内環境を乱してしまう」ことも起こり得ます。
だからこそ、住まいの空気づくりは、**窓に頼りきるのではなく、換気システムで“意図した通りに入れ替える”**ことが重要だと思います。
必要な量を、必要な経路で、きちんと家全体に回す。これが、暮らしの安心感につながっていきます。
山の空気を吸うと、気持ちがすっと軽くなります。
でも、毎日それができるわけではないからこそ、家の中では、できるだけ“深呼吸できる空気”にしておきたい。
夕暮れの散歩をしながら、そんなことをあらためて感じた一日でした。
家の「空気の違い」は、数字や文章だけでは伝わりにくいところもあります。よろしければ、見学会やモデルルームで、室内の空気感もぜひ体感してみてください。
春の陽気と上手につきあう、家の空気の話
昨日に続き、気温も19℃ほどで外の空気が気持ちいい一日でした。自宅も事務所もモデルルームも、今日はエアコンを切って窓を開け、掃除をしながら春の空気を感じていました。そんな日にこそ、換気の基本を思い出したいと思います。
(施工事例-Roftより)
1)気候の良い日は「窓」を上手に使う
FPの家は、断熱・気密がしっかりしているので、季節がちょうど良い時期はエアコンに頼らなくても快適に過ごせます。窓を開けて風を通しながら掃除をすると、気分もすっきりしますよね。こういう日は、自然の風から空気を取り入れて過ごしていただくのも、とても良いと思います。
2)窓を開けても「換気システム」は止めないほうが安心
ただ、窓を開けると家の“気密”(すき間が少ない状態)が保てなくなり、計画した通りに家の隅々まで換気が行き届かなくなります。窓から窓へショートサーキットを起こすからですね。だからといって換気システムを止めてしまうと、今度点けるのを忘れてしまうこともあります。窓を開ける日でも、換気システムは基本「入れっぱなし」にしておくのが無難です。
3)これからの季節は、窓より「フィルター換気」が頼りになる
春先は花粉やPM2.5、黄砂が気になる時期に入ってきます。そうなると、窓を開けて気持ちよく…というより、窓は閉めて換気システムに頼るほうが安心です。当社の第3種換気は、汚れた空気(湿気やニオイも)をシンプルに排出する考え方で、給気口(レジスター)側で花粉対策やPM2.5対応フィルターも選べます。家の空気を汚さず、新鮮な空気を取り込み続けることが、結果的に住む方の健康を守る土台になると思います。
窓を開けたくなる陽気は嬉しい反面、空気の流れは意外と見えにくいものです。だからこそ「気持ちよく開ける日」と「閉めて守る日」を使い分けつつ、換気は止めずに上手に付き合っていきたいですね。
見学会やモデルルームでは、空気の感じ方(におい・湿気・温度ムラ)も含めて体感できます。ご予約やご質問は、公式LINEからお気軽にメッセージください。
FPの家の省エネを支える「蓄熱」の話
越前市での完成見学会(3/7・3/8)に向けて、今日は左官工事の残りが終わり、エアコンの取付も行いました。玄関まわりもきれいに納まり、いよいよ「暮らしの空気感」を体感いただける段階です。今回は、FPの家の省エネを支える要素「蓄熱」について書いてみます。
1)玄関が整うと、家の“表情”が出てきます
玄関ドアが納まると、建物の顔つきが一気に引き締まります。
外壁の質感や庇(ひさし)の影の出方も、仕上げが進むほど素直に見えてきますね。
今日は左官工事の残工事も完了し、外まわりの印象がより完成形に近づきました。
こういう節目の日は、家づくりの積み重ねが形になっていくのを感じます。
2)24時間全館冷暖房を“省エネ”にする鍵は「蓄熱」
FPの家は、24時間の全館冷暖房を基本にしていますが、無理なく続けるには「蓄熱」がとても大事です。
エアコンで室内を暖めはじめると、空気だけでなく床・壁・天井も少しずつ同じ温度に近づいていきます。
家がゆっくり温まり、ゆっくり冷める状態ができると、温度の波が小さくなり、体感がやわらかくなります。
結果として、エアコンの風だけに頼らずに済み、省エネにもつながっていきます。
3)FPパネルのつくりが、熱を逃がしにくい理由
少しだけ仕組みのお話をすると、FPパネル(ウレタン断熱材)は柱いっぱいに納まり、余計な空気のすき間をつくりにくい構造です。
そこに空気層を設けず、石膏ボード(室内側の下地材)を直に納めることで、熱が壁の中へ抜けにくく、室内側にとどまりやすくなります。
その結果、石膏ボード自体に熱が溜まり、輻射熱(ふくしゃねつ/体を包むように伝わる熱)がじんわり出てきます。
「風は強くないのに、なんだか暖かい」——そんな感覚の背景には、この蓄熱の働きがあります。
完成見学会は、写真では伝わりにくい“空気のやわらかさ”まで確かめていただける機会です。玄関まわりの納まりや質感とあわせて、蓄熱による心地よさも、ぜひ現地で体感してみてください。
完成見学会(3/7・3/8)は【予約制】です。公式LINEのチャットに「見学希望」と送ってください。空いている時間をご案内いたします。




