眠りの時間をやさしく整える寝室
今日は、“GROW”の寝室をご紹介します。
まだマットレスの入っていない、ベッドフレームのみの状態で撮影したのですが、それでもこの空間の落ち着きや、光のやわらかさは十分に伝わってくるように思いました。寝室は、ただ寝るだけでなく、心を静かに整える場所でもあると感じています。
ベッドヘッドには、間接照明を仕込ませていただきました。光が上に向かって広がるアッパーライトの形なので、横になったときに光源が直接目に入らず、やさしい明るさで包まれるような印象になります。
さらに、ダウンライトは足元側に配置しました。寝室では、明るさそのものよりも、どこから光が当たるかが居心地に大きく関わります。少しのことですが、こうした積み重ねで、落ち着いて過ごせる空間になっていきます。
このダウンライトは、リモコンで常夜灯のようなやわらかな明るさにも切り替えられるタイプです。夜に少しだけ灯りが欲しいときや、テレビを見る時間にも使いやすいように考えています。
壁掛けテレビには、お手持ちのサウンドバーも設置したいというご要望がありました。ただ、棚を付けて機器を置く形にすると、どうしても前に出っ張って見えてしまいます。寝室のように静かな印象を大切にしたい場所では、その少しの突出感が意外と気になるものです。
そこで今回は、テレビもサウンドバーも埋め込むような形で、ふかし壁を設けて納めました。壁面がすっきりと整うことで、空間全体が落ち着いて見えますし、見た目だけでなく、埃がたまりにくいのも良いところです。
最近のテレビは、同じインチ数であれば外形寸法も大きく変わりにくいため、将来の買い替えも見据えながら計画しやすくなっています。今だけでなく、その先の使い勝手まで考えておくことも大切だと思っています。
寝室の窓が上下に分かれているのは、見た目のアクセントだけを狙ったものではありません。外部のカーポート屋根と窓の位置関係をきちんと検討したうえで、視線の抜け方や採光の取り方を考えて、この形にしています。
家の設計では、室内だけ見て決めても、外との関係で無理が出ることがあります。逆に、外部とのつながりまで丁寧に整理していくと、室内の納まりも自然と整ってきます。こうした部分は目立ちにくいですが、完成した空間の心地よさには確かに影響してくるところです。
派手ではなくても、使いやすさや見え方をひとつずつ積み上げていくことが、長く愛着を持てる住まいにつながるのだと思います。
寝室は、一日の終わりに心と体を休める大切な場所です。だからこそ、明るさや納まり、窓の取り方まで、静かに心地よく過ごせることを大事にしながら計画しています。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりにご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。間取りや照明の工夫も、実例を交えながらわかりやすくご案内いたします。
窓のないトイレを心地よく整える工夫
今日は、先日の見学会にお越しいただいたお客様が、モデルルーム見学にも来てくださいました。お話も楽しく、つい時間を忘れるほどでした。モデルルームは気軽にご覧いただけますので、家づくりをご検討中の方は、ぜひ公式LINEからお申し込みいただけたらと思います。
トイレに窓を付けない計画も、今ではずいぶん一般的になってきましたが、当社ではかなり以前から取り入れてきました。
その理由のひとつが、24時間動き続ける第3種換気システムです。常に空気を動かしてくれるので、窓がなくても安心して計画しやすくなります。
窓がない分、壁面をすっきり使えますし、外観デザインとのバランスも取りやすくなります。小さな空間ほど、こうした積み重ねが効いてくるものだと感じます。
なお、こうした窓のないトイレ計画は、第3種換気だからこそ取り入れやすい面もあります。第1種換気の場合は、トイレや浴室を個別換気とする計画も多いため、同じ感覚で単純におすすめできるとは限りません。換気方式ごとの特徴を見ながら考えることが大切です。
このトイレは、背面のスリット部分に光を落として、やわらかな間接照明のように見せるつくりにしています。
もともとは手洗いのニッチ部分にダウンライトを入れる案で考えていましたが、奥様からペンダント照明のご提案をいただき、現場で変更対応しました。
結果として、この判断がとても良かったと思います。ガラスグローブのやわらかな揺らぎが壁に映り、小さな空間の中に印象的な表情が生まれました。
入った瞬間に、ふっと目が留まるような、そんな灯りになったと思います。
壁紙と床は落ち着いた無機質な色合いでまとめ、そこに木目の天井とカウンターを合わせました。
さらに、手洗いには存在感のある信楽焼のボウルを納めています。焼き物ならではの質感が加わることで、空間にやさしい奥行きが出てきます。
トイレは決して広い場所ではありませんが、だからこそ照明や素材の選び方で印象が大きく変わります。
見え方だけでなく、入ったときの気持ちまで整うような空間にしたい。そんな思いで、時間と手間をかけて設計した場所です。
毎日使う場所ほど、少しの工夫で心地よさが大きく変わるものです。派手ではなくても、きちんと整えた空間の積み重ねが、暮らし全体の満足感につながるのだと思います。
ライフ・コア デザインオフィスのモデルルーム見学は、公式LINEからお気軽にお申し込みいただけます。家づくりのご相談もあわせてお待ちしております。
夜も美しい吹き抜け玄関のつくり方
今日は、昨日に続いて吹き抜けのある玄関の“夜の表情”をご紹介します。昼は自然光がたっぷり入る吹き抜けも、夜になると光の入れ方次第で印象が大きく変わります。今回は、通常目障りとなってしまう納まりをデザイン的により美しく見せる方法へと組み替えていったお話です。
吹き抜けのある玄関は、昼間は上から光が落ちてきて、とても気持ちのいい空間になります。
ただ、夜になると話は少し変わってきます。明かりの計画が足りないと、天井の高い部分だけが暗く残ってしまい、せっかくの吹き抜けが少し寂しく見えてしまうことがあります。
だからこそ、夜にどう見えるかまで考えておくことが、吹き抜けを活かすうえで大切だと感じています。
当初は、隠れた壁面にスポットライトを設けて、上向きに照らす方法を考えていました。
ところが、LDK入口に引き戸を設けたいというご要望から、レールを納めるための小壁が必要になりました。
そこで、その小壁をただの必要条件で終わらせず、反対側の吹き抜け上部にも対になる壁を設け、両側に間接照明を入れるご提案をしました。
結果として、空間にまとまりが生まれ、夜の玄関をやわらかく包む光の演出にもつながったと思います。
こうした照明計画は、見た目だけ整えば良いわけではありません。
今回は、玄関ニッチ・吹き抜け・玄関框下の3か所に分けて配線し、さらに浴室の天井点検口からACアダプターを管理できるよう工夫しました。
交換や点検がしやすいようにしておくことも、工務店として大切な役割だと思っています。
また、ニッチ裏の階段ブラケット照明が、玄関から見上げたときに開口越しにちょうど見えるよう納めたのも、空間に奥行きを感じてもらえる見どころの一つです。
間取りは図面の上で決まっていても、現場ではさらに良くできる答えが見つかることがあります。使いやすさと美しさ、その両方を大切にしながら、一つひとつ形にしていきたいと思います。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりにご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。写真だけでは伝わりにくい空間の広がりや光の美しさも、実際のお話を交えながら丁寧にご案内いたします。












