突然起こる障害と災害に思うこと
昨日は夕方からLINE公式アカウントが利用できない状態となり、お客様にはご不便をおかけいたしました。
先にパソコンから確認できるようになり、その後スマートフォンからも利用できるようになりました。現在は復旧し、通常どおりお使いいただける状態となっております。
そして昨日、熊本県では最大震度7を観測する大きな地震が発生しました。2016年の熊本地震から10年という節目を迎えたばかりの中、再び大きな災害に見舞われた皆様のお気持ちを思うと、胸が痛みます。
地震の後には、イオンモール熊本で爆発と建物の被害も発生しました。原因については調査が続いているとのことですが、映像からも、その恐ろしさが伝わってきます。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、被害がこれ以上広がらないことを願うばかりです。
交通機関の運休や道路の通行止めに加え、停電や断水など、暮らしに直結する大きな影響も続いています。特にこの厳しい暑さの中で、避難生活や復旧作業が長引くことが心配されます。
また、しばらくは強い揺れに注意が必要とされています。まずは危険な場所に近づかず、周囲の状況や正確な情報を確認しながら、ご自身とご家族の安全を最優先に行動していただきたいと思います。
被災された地域に、一日も早く安心して過ごせる日常が戻ることを、心よりお祈り申し上げます。
図面を描くことで見えてくること
今日は、明日のお客様との打ち合わせに向けた意匠設計と、提出予定の構造計算書の図面出力、詳細図の書き込みなどを行っていました。
構造計算ソフトを使えば、計算から図面作成まで、ある程度は自動で進めることができます。
しかし、ソフトだけでは描き切れない部分もあり、最終的には一つひとつ確認しながら、手を加えて仕上げていかなければなりません。
手間のかかる作業ではありますが、すべてをソフトに任せてしまうよりも、設計者が自分の目で確認する機会が残されていることは、ある意味では良いことなのかもしれません。
計算上は問題がなくても、実際の建物として納まる寸法になっているかどうかは、また別の話です。
CADで図面を描いていても、実際に寸法を入れ、部材同士の取り合いを確認していくことで、寸法的な矛盾や、納まりのおかしな部分に気づくことがあります。
昔は、図面をすべて手で描き、一つひとつスケールを当てながら寸法を確認していました。
時間はかかりましたが、その分、建物の大きさや部材の関係が、自然と頭の中に入ってきたように思います。
今は計算をソフトに任せられるため、計算そのものを間違えることは少なくなりました。
その一方で、最初の入力に誤りがあれば、間違った条件のまま正確に計算されてしまいます。便利になったからこそ、入力内容や計算結果を読み取る側の注意が、より大切になっているように感じます。
そのため、図面や計算書を何度も見直し、「もうここまで確認すれば大丈夫」と思えるところまで、繰り返しチェックを続けます。
設計の仕事は、形を考えるだけでなく、こうした地道な確認の積み重ねでもあります。
根気のいる作業ですが、その積み重ねが、安心して建てられる家につながっていくものだと思います。
簡単な仕事というものは、なかなか世の中にはありませんね。
構造も意匠も、きれいにまとまる気持ちよさ
今日は朝から、構造図をまとめる予定で作業を始めました。
ある程度まとまったものを出力して確認してみると、修正したほうがよい部分が見つかったり、「やはり、こちらの考え方のほうがよいのではないか」と思うところが出てきたりします。
そこで、構造計算の設定をもう一度見直し、再び計算ソフトに向かい合うことになりました。
条件を変えては計算し、結果を確認して、また修正する。その作業を何度も繰り返しながら、ようやく納得できる最終的な答えに近づけていきました。
普段行っている意匠設計は、間取りや空間、外観などをイメージしながら、発想を広げていく仕事です。
それに比べると構造計算は、数字や条件を一つひとつ確認していく作業が多く、正直なところ「なかなか面倒だな」と感じることもあります。
ただ、構造計算を行う目的は、建物の安全性を確保することだけではありません。
必要以上に材料を増やすのではなく、無駄を抑えながら、合理的で経済的な構造をつくることも大切です。
そう考えると、ただ計算に追われているのではなく、その建物にとって最も正しい方向性を探しているのだと思えるようになりました。
意匠設計も構造設計も、考え方や作業の進め方は違います。
それでも、余計なものがなくなり、全体がスマートにまとまったときの気持ちよさは、どちらも同じです。
当社がつくる建物は、比較的、柱や壁の配置が整った、構造的にもきれいな建物が多いと思っています。
それは、見た目だけを整えるのではなく、間取り、構造、施工性まで含めて、無理なく素直にまとめたいという設計のポリシーが、自然と表れているのかもしれません。
構造は、完成すると見えなくなる部分がほとんどです。
しかし、建物を長く安全に支え続ける、大切な骨格です。
今日も何度も計算を繰り返しましたが、最後にきれいな答えへとまとまっていくと、やはり設計の仕事ならではの充実感を感じます。



